動画で楽しむDano(249)

Trotski Nautique - La Fille et un Chien @ Bon Accueil


トロツキー・ノーティックというと、何やら政治的な意味が込められていそうだが、スキー・ノーティックだと水上スキーだったり、そういう名前の腕時計があったりすることから、トロツキーの名前を出したところで、単なる語呂合わせ的なものに過ぎないような気がする。日本語でやれば「SEKAI WO MARXRU(セカイヲマルクスル）」みたいな感じだろうか。

このグループのやっている音楽はフランス的なバカ・ポップといったところで、リタ・ミツコあたりから連綿と続く一つの典型のように思う。フランス文化の面白さの一つに、ものすごく知的なものとものすごくバカっぽいものが同居しているというのがあると思う。それをエスプリというのかどうか、私にはよくわからないが、楽しそうなのは間違いない。

歌っている女性はオード・ラミー。ギターはシルバートーンの1448を弾いているのがデヴィッド・スナッグで、59Danoを弾いているのがピエール・シャンデス。

Monster Surprise - Buy Superbrain! @ Au Bon Accueil


トロツキー・ノーティックのメンバーとしては後ろの方で目立つこともなくダンエレクトロの59Danoを弾いていたピエール・シャンデスがソロで、しかも歌を歌うなんて！とびっくりしたら、このソロ・プロジェクトはモンスター・サプライズと名づけられていた。

Slight Birching - Leeks And Moths @ Au Bon Accueil


このスライト・バーチングはショーン・トラヴィス・ラムゼイのプロジェクトで、彼は主にヴァンクーヴァーで活動している。ここではダンエレクトロを弾いているが、前の動画でピエール・シャンデスが使っていたものと同じだろう。ヴァイオリンのノスタルジックな雰囲気とメロディがあいまって、昔ながらのシャンソン的な感じ。