ダラス・アービター社の歴史は1875年までさかのぼることができるのだという。ヴィクトリア女王の時代、王室御用達で楽器をつくっていたのが始まりなのだそうだ。
この会社が1960年代の初頭にダラス・ミュージカル・リミテッドとなり、1965年にアービター・エレクトロニクス社を買収、そして1967年にそれぞれの会社の代表者の名前を入れたダラス・アービター社が生まれたというわけだ。「サウンド・シティ」というブランド名はアービター・エレクトロニクス社が使用していたものだったが、ダラス・アービター社になってからも引き続き使用された。
この会社にいたのがデイヴ・リーヴスで、彼はレイ・ボネットやブライアン・ハッカーの協力を得ながらMark1と呼ばれるアンプを設計し世に送り出した。その後、リーヴスはハイワットを設立することとなるのだが、サウンド・シティがハイワットの前身であるかのように語られることがあるのはこのせいである。ダラス・アービターからは他にもデニス・コーネルのようなアンプ・ビルダーが出ている。
さて、このたび私が入手したのはサウンド・シティのコンボアンプ「コンコード」である。12インチスピーカーを2発搭載した40ワットほどのアンプであるが、特徴としてはヴォリュームやトーンコントロールがスライド式のフェーダーになっていることとVUメーターがあるというところで、このような外観を備えたアンプは他にはないだろう。このルックスが気に入り、かなり前からこのアンプが欲しかったのだが、なかなか縁がなく、今回ようやく手に入れることができたので、喜びもひとしおである。
サウンド的な特徴としては、音量を上げてもなかなか歪まず、かなりトレブリーで音の抜けがよいといったところ。こうしたサウンドはハイワットなどとも共通するキャラクターと言ってよいだろう。
前面のグリルクロスに穴が開いているので交換したいと思うし、スピーカーもできれば交換したい。やはりUK製なので、選択肢としてはセレッションかFANEにしたいと考えている。実のところオリジナルはエミネンスという話だけれども。
この会社が1960年代の初頭にダラス・ミュージカル・リミテッドとなり、1965年にアービター・エレクトロニクス社を買収、そして1967年にそれぞれの会社の代表者の名前を入れたダラス・アービター社が生まれたというわけだ。「サウンド・シティ」というブランド名はアービター・エレクトロニクス社が使用していたものだったが、ダラス・アービター社になってからも引き続き使用された。
この会社にいたのがデイヴ・リーヴスで、彼はレイ・ボネットやブライアン・ハッカーの協力を得ながらMark1と呼ばれるアンプを設計し世に送り出した。その後、リーヴスはハイワットを設立することとなるのだが、サウンド・シティがハイワットの前身であるかのように語られることがあるのはこのせいである。ダラス・アービターからは他にもデニス・コーネルのようなアンプ・ビルダーが出ている。
さて、このたび私が入手したのはサウンド・シティのコンボアンプ「コンコード」である。12インチスピーカーを2発搭載した40ワットほどのアンプであるが、特徴としてはヴォリュームやトーンコントロールがスライド式のフェーダーになっていることとVUメーターがあるというところで、このような外観を備えたアンプは他にはないだろう。このルックスが気に入り、かなり前からこのアンプが欲しかったのだが、なかなか縁がなく、今回ようやく手に入れることができたので、喜びもひとしおである。
サウンド的な特徴としては、音量を上げてもなかなか歪まず、かなりトレブリーで音の抜けがよいといったところ。こうしたサウンドはハイワットなどとも共通するキャラクターと言ってよいだろう。
前面のグリルクロスに穴が開いているので交換したいと思うし、スピーカーもできれば交換したい。やはりUK製なので、選択肢としてはセレッションかFANEにしたいと考えている。実のところオリジナルはエミネンスという話だけれども。