福島第一原発では依然として危険な状況が続いている。今日は特に重要な動きはなかったようである。東京や大阪の消防から消防車が派遣されている。その努力に感謝したい。電源をつなぐ作業は難航しているようだ。これも首尾よくいくよう祈りたい。
昨日の私の記事が意外にもネット上で反響をよんでいる。昨日一日のアクセス数(IP数)は6951に上り、記事へのコメントも賛否両論40を超えた。Twitterで引用された数が600を超えている。
大いに議論してほしい。将来の原子力をどうするのか、さらにはエネルギー政策をどうするのか、特に10,20,30代の若い世代どおしでとことん議論してほしい。これから子どもを生み育てる世代である。
そして、エネルギー政策を次の国政選挙で中心的な争点にしたい。原子力を続けていくのか、もうやめるのか、若い世代の判断を仰ぎたい。私は原子力発電所はすぐに止めた方がよいと思っているが、若い世代がやはり原子力を選択するのならば、その判断は受け入れたい。大切なのは、議論する場をもつこと、意思表示をする機会があること、それによって民主的で実質的な意志決定をすることができること。飯田哲也氏の言う「エネルギーデモクラシー」である。
私たちの世代にはその機会が与えられなかった。原子力を導入することの是非を問われたことはない。デンマークが国民的な議論の後に原子力導入を見送ったのとは好対照である。民主党が政権をとった2009年夏の選挙で民主党が示したマニフェストには、自然エネルギーをすすめていく政策が盛り込まれている一方で、最後の項でひかえめながら「安全に配慮しながら原子力をすすめていく」とされていた。
すでに1970年代にA.B.ロビンスは『ソフトエネルギーパス』(時事通信社1979年)の中で、原子力路線(ハードパス)と自然エネルギー路線(ソフトパス)はどちからであって、折衷はないと指摘している。日本のエネルギー政策の基本である「ベストミックス」という名で原子力を推進する限り、自然エネルギーの本格導入はありえないのである。
私たちは、将来のソフトパスへの政策転換の日を夢見ながら、地道に自然エネルギーの技術開発と導入事例づくりをしてきた。(「平和のためのエネルギー(1)」「平和のためのエネルギー(2)」「20Wで過ごす夜」「暖房のない暮らし」「自然エネルギー100%の公共施設」、また『季刊地域』(農文協)に自然エネルギーについての連載をしている。)それが花開く日が来ることを、あきらめず、ねばりづよく、楽しみに待っている。
それなら建設的な議論の土台になる様な、しっかりした記事を書いて欲しかったです。
前の記事は議論沸騰というより、面白がられてプチ炎上してる様にしか見えません
それに今回の(現在も進行中の)大災害は僕達に他にも多くの課題を突きつけている気がします。
今はとても大きな危機に直面していますが、(不謹慎かもしれませんが)これはある意味チャンスでもあるかもしれません。
大きな転換期……のような気がします。
そのためには色んな人の意見を聞き入れ考える心構えが必要だと思います。だいずさんで言う『空っぽ』でしょうか。
と言っても僕の場合元々学が無いので空っぽに近いです、そのため聞く側にまわる事が多いですが、これからもこのだいずさんのブログを始め、色々な人の意見を聞き、考えていきたいと思います。
「原発が止まったから首都圏が停電した」というのは誤解ですね。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11031805-j.html
何が誤解なのか文章全部読んでみたけどさっぱりわからない
どこですか?原発のせいじゃないって文章は
原発・地震への正確な情報が国民に伝われば、原発を選択するなどいう選択が多数を占めることはあり得ないでしょう。よって、これはこれからのメディアの問題なのかもしれません。
コメントを見て悲しくなったのは私だけではないでしょう。日本列島が地震活動期に突入している事実さえ知らないのでしょう。ホンモノの地震学者の石橋克彦にとって今回の原発震災は想定内でした。だからこそずーっと警告してきたのです。後藤政志(東芝・元原子炉格納容器設計者)は短期間に3度も大事故を引き起こした原発は、もうそれだけでだめな技術とドイツ向けのテレビで言い切りました。ただ日本のテレビでは言えません。
この危機的状況下でも政府・電力会社・御用学者・マスコミに今まで吹き込まれた知識にしがみつくのはたぶん「確証バイアス」の典型例です。
★・・・確証バイアスとは、何が起こっても、先入観を強めるようなかたちでその出来事を解釈する傾向のことだ。言い換えれば、信者は、信念を支持するような情報は拾い上げ、信念に矛盾する情報は捨て去る。・・・(略)・・・確証バイアスは、トルストイによる次の言葉にちなみ「トルストイ・シンドローム」と呼ばれることがある。
自慢げに人に教えたことや、人生のいしずえとしてきたことが、間違いだったと認めなければならないような事態になれば、たいがいの人は――こみいった問題をやすやすと理解できる人まで含めて――明々白々たる事実さえ認められないものだ。
(以上、サイモン・シン、エツァート・エルンスト『代替医療のトリック』(青木薫・訳、新潮社)より引用)
洗脳された知識により福島原発の最悪のシナリオ(チェルノブイリの10倍の放射能の外部流失)さえ想像できないから、いまだに原発が必要だと主張します。これでは天皇教に洗脳されていた戦前の国民のレベルです。
原発震災の底知れぬ恐ろしさは、助けたいのに、そこに放射能汚染があるために、そこへ行って助けてあげられないということです。田中三彦によれば、チェルノブイリではヒロイズムと被曝への無知が危機的状況の沈静化に寄与したといいます。日本の場合、この危機的状況が運だけたよりにたとえおさまったとしても、原発への無知が国民に続くなら、いまのような危機的状況は日常化するということです。
「想定外の揺れではなかった」・・・
福島第一原発で記録した揺れの最大加速度が原子力保安院が
同原発の耐震安全の基準値として認めた数値の4分の3に過ぎない448ガルだったことが18日に判明。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110319-OYT1T00154.htm?from=tw
福島原発を設計した元東芝の技術者は「津波全く想定せず」・・http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/278890.html
原子力保安院 浜岡原発の緊急停止「考えなければならないのは確か」
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381949EE3EAE294908DE3EAE2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195579008122009000000
浜岡原発を即時停止しろ!
浜岡は2機稼動中であり240万キロワット。中部電力の総電力量は3400万。1割にも満たない。
総電力量はどこの電力会社も余力を持っており、2機を停止しても供給に支障はない。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011031990070927.html
原発擁護キャンペーンがはじまってるようですね
こちらにも原発が無くても充分電力は足りるというお話が5つめにあります。
田中優さんのトークyoutube映像です。
福島原発事故後の原発の状況と私達にできることを
とてもわかりやすくお話してくださっています。
テーマは「原子力発電の現状」
1~5に分かれています。
http://www.youtube.com/user/smileheartmasae?feature=mhum
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
今は皆が、今まで隠されていた事実を知ることが大切と思います。そしてこんな危険を冒してまで続けるべき価値のある物か、議論が必要と思います。