だいずせんせいの持続性学入門

自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場

点灯

2008-02-26 22:35:19 | Weblog
 岐阜県揖斐川町坂内に設置したらせん水車のお世話に行ってきた。異音が出るトラブルがありそれを解消することと、発光ダイオードランプを設置することが今日の目的だ。  異音についてはベルトから出ているものの、特に問題はないことがわかり一件落着。次に発電量の記録を見るとところどころ水車が止まっている部分があった。気温の記録と並べてみると氷点下になった時間にぴったり一致していた。皆でいろいろ議論して、 . . . 本文を読む

疑問の間に自分がある

2008-02-18 23:16:11 | Weblog
 中高生を対象に、将来の持続可能な地域と世界をつくるリーダーを育てようという2050年担い手塾の今年度最終回があった。今回のテーマは、「自分なりのテーマを持とう」である。限られた講座の時間の中で学ぶことは限られている。自分で自主的に自立的に学んでいけるよう、自分のこだわり、関心、問題意識の種を持って帰ってもらうのがねらいである。  テーマといっても漠然としてつかみどころがないので、まず、私を含 . . . 本文を読む

付け焼き刃

2008-02-09 00:48:10 | Weblog
  「おおかたは学者の知恵は付け焼き刃         生まれの智慧をみがきたまえや」            西村恵信監修『一休さんの般若心経』小学館文庫2007年  一休宗純禅師が600年も前に作った道歌に、平成の世に学者の端くれをしている者としては、ぎくぎくとしてしまうのである。私は西洋近代科学の学者であり、室町時代の学者とは学問の内容はまったくちがうのであるが、結局学者の性というのか、 . . . 本文を読む

平和のためのエネルギー(2)

2008-02-06 00:31:29 | Weblog
 らせん水車が完成した。今から100年ほど前、富山平野で10000台普及していたという小さな水車である。農業用機械の動力用に開発され普及したものの、石油のエンジンが登場して急速に衰退した。そして、1世紀の後に、発電用の水車として復活したわけだ。  私たちは、らせん水車の実験的研究にとりくんでいる富山県立大学のグループにいろいろと教えていただいて、らせん水車の力学理論をつくった。かつては職人のか . . . 本文を読む