だいずせんせいの持続性学入門

自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場

命は自己責任

2010-11-21 00:45:28 | Weblog
 中国に滞在した1週間で、交通事故を3件見た。日本に比べれば相当な頻度である。急激に経済発展をする中で、自動車が増えまた道路が整備されて高速で走るようになったせいだろう。 そのうちの一件は重大な事故だった。例の電動3輪バイクが自動車にはねられたものとみえて、ばらばらになった3輪バイクが交差点に散乱しているかたわらで、男性が倒れていた。動いていたが道路には血が流れていた。パトカーがもう到着しており救 . . . 本文を読む
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二つの農村

2010-11-19 06:06:14 | Weblog
 中国、上海から高速道路で1時間半ほど。太倉の町についた。揚子江南岸の一大穀倉地帯であり、代々の王朝の「米倉庫」があったため、この名がついた豊かな土地である。  まず訪問したのは、伝統的なつくりの農家である。中国の農家の建物が日本と違うのは、木造ではないことでる。たいていレンガ造りのがっしりとした感じの建物だ。これは周辺に森林がないので、木材で作りようがないからである。訪問させていただいた農家は . . . 本文を読む
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エコでバブリーな中国

2010-11-12 04:43:14 | Weblog
中国は上海に来ている。名古屋大学のグローバルCOE「地球学から基礎・臨床環境学への展開」の学生実習である。1週間ほど滞在して、水環境と都市交通をテーマに持続可能な社会づくりについて学び考察するツアーである。上海でまず気がついたのは、ほとんどのバイクが電動であることだ。 . . . 本文を読む
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空について

2010-11-07 02:32:06 | Weblog
 空(くう)という言葉をはじめて聞いたのは、たしか高校の倫理社会の授業だったと思う。仏教の説明の中で「色即是空、空即是色」というのが出てきて、興味をひかれたものの、どういう意味だかさっぱりわからなかった。仏教の説明も、「欲求があるから悩み=煩悩が生じる。欲求を抑えれば悩みもなくなる」というような説明で、悟りを開くとはというのはいわゆる世捨人になることかという印象を持った。世の中にないがしろにされ、後ろ向きに閉じこもるようなイメージである。 . . . 本文を読む
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