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デニス・レベデフ対アレキサンダー・アレキセーエフ(2010/07/17)

2010-07-19 18:11:53 | ボクシング
WBOクルーザー級王座挑戦者決定戦

ドイツで行われたタイトルイリミネーターは、1位にランクされるロシア人デニス・レベデフ選手(Denis Lebedev)とウズベキスタン生まれで現在はドイツ国籍の2位アレキサンダー・アレキセーエフ選手(Alexander Alexeev)との間で争われ、レベデフ選手のパワーが炸裂する2回KOの完勝でマルコ・フック選手が保持するWBO王座への指名挑戦権を獲得した一戦でした。

非常に完成されたボクシングで世界王者間違いなし。既に下手な世界王者より安定してる、とすら思わせたアレクセーエフ選手がアルゼンチンのタイソン、ラミレス選手のパワーに屈して初の世界タイトル挑戦に失敗したのが2009年の1月。ラミレス選手に敗れたとはいえ、その高い実力に疑う余地はなく、この日の重要な一戦も楽にクリアするんだろう、などと楽観視していた私にとって非常にショッキングな内容でのアレクセーエフ選手の惨敗劇でした。

ともにサウスポー同士の両者ですが、アレクセーエフ選手の距離感の悪さというかポジショニングの悪さが立ち上がりから目についてレベデフ選手のパンチをまともに食う場面が続きます。
いつもは相手を突き放す右のジャブが遠くて強くヒットせず、相手の左ストレートをまともに食うアレキセーエフ選手。初回から鼻血を流す苦しいスタートでした。2回に入って右ジャブでの立て直しを図るものの、相手のパンチは入り自分のパンチは有効に機能しないという流れは変わらず、レベデフ選手の強烈な左ストレートで10カウントを聞かされる完敗でした。

右ジャブに被せられた左ストレートで痛烈に倒されたアレクセーエフ選手。なんとか立ち上がろうともがき、立ち上がりかけるものの再び崩れる、また立ち上がろうともがく…というフィニッシュシーンは強烈でした。

センセーショナルなパフォーマンスで指名挑戦権を強奪したレベデフ選手は21勝(16KO)。アレクセーエフ選手は19勝(17KO)2敗。





Denis Lebedev Stops Alexander Alekseev in Two Rounds(Mark Vester/BoxingScene)
写真
Lebedev destroys Alekseev(Karl Freitag,Photos by Eroll Popova/Fight News)

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2 コメント

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Unknown (条助)
2010-07-20 01:12:54
アレクセーエフと言えばバランス良くて軸がブレないイメージがあったんですが、この日は最初から何かフワフワしてるというか、安定感無かったですね。以前のパンチの鋭さや正確さも今回はあまり感じられなくて、しばらく見ないうちにどうしたんだろ・・ていう印象でした。相手がサウスポーで距離が掴みにくかったんですかね。
Unknown (管理人)
2010-07-20 18:29:03
>条助さん
正直私もアレクセーエフの動きの悪さの原因がよくわかりませんでした。
相手がサウスポーだからなのか、とも思いましたが、以前にサウスポーと戦った試合を見たときは違和感感じませんでしたし。

レベデフが強かったという事なのでしょうか?アレクセーエフのこの負け方は今後のキャリアに大きく影響しそうでもあって心配です。

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