WBCフライ級タイトルマッチ
WBCフライ級王者、内藤大助選手(Daisuke Naito)に亀田興毅選手(Koki Kameda)が挑む注目の一戦は埼玉スーパーアリーナで行われ、亀田選手が12回3-0判定で勝利してライトフライ級に続く2階級制覇に成功した一戦でした。
興毅選手の見事な勝利でした。立ち上がりから力を抜いた動き、フォームから繰り出す左ストレートリードで内藤選手との距離をコントロール。リードブローとしての左だけではなく、内藤選手の繰り出す攻撃を余裕を持って鼻先で見切り繰り出すカウンターとしての左ストレートも非常に有効でした。
立ち上がりのペースを奪われた王者がプレッシングを強めた中盤戦でも自らのリズムを乱す事無く冷静に戦い抜いた挑戦者。前半見せた右ジャブや後半戦で有効度を増していた右フックも正確に王者を捕え続けるまま中差の判定を得る快勝でした。
公式のスコアは116-112が1人、117-111が2人のユナニマス。シロート採点115-113興毅。
6度目の防衛に失敗した内藤選手。パワーでは圧倒的に有利であろうと予想していた戦前だったのですが、興毅選手の左ストレートや右フックの見た目の強さは予想できませんでした。この強いパンチとフットワークによる距離のコントロールを最後まで崩せなかった敗北といったところでしょうか。
相対的なものや、試合のペースによる部分も多分にあるのでしょうが、スピード・キレの無さも感じた内藤選手のボクシング。とりあえずゆっくり休んでもらいたいものです。
亀田選手は22勝(14KO)。内藤選手は35勝(22KO)3敗3分。
Koki Kameda Decisions Daisuke Naito in a Wild War(Mark Vester/Boxingscene)
ボクシング：亀田興が２階級制覇、内藤に判定勝ち(毎日新聞)
内藤大助対熊朝忠(2009/05/26)
内藤大助対山口真吾(2008/12/23)
内藤大助対ポンサクレック・ウォンジョンカム(2008/03/08)
内藤大助対亀田大毅(2007/10/11)
ポンサクレック・ウォンジョンカム対内藤大助(2007/07/18)
亀田興毅対ドローレス・ビダル(2009/03/04)
亀田興毅対ファン・ランダエタ(2006/12/20)
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興毅選手の見事な勝利でした。立ち上がりから力を抜いた動き、フォームから繰り出す左ストレートリードで内藤選手との距離をコントロール。リードブローとしての左だけではなく、内藤選手の繰り出す攻撃を余裕を持って鼻先で見切り繰り出すカウンターとしての左ストレートも非常に有効でした。
立ち上がりのペースを奪われた王者がプレッシングを強めた中盤戦でも自らのリズムを乱す事無く冷静に戦い抜いた挑戦者。前半見せた右ジャブや後半戦で有効度を増していた右フックも正確に王者を捕え続けるまま中差の判定を得る快勝でした。
公式のスコアは116-112が1人、117-111が2人のユナニマス。シロート採点115-113興毅。
6度目の防衛に失敗した内藤選手。パワーでは圧倒的に有利であろうと予想していた戦前だったのですが、興毅選手の左ストレートや右フックの見た目の強さは予想できませんでした。この強いパンチとフットワークによる距離のコントロールを最後まで崩せなかった敗北といったところでしょうか。
相対的なものや、試合のペースによる部分も多分にあるのでしょうが、スピード・キレの無さも感じた内藤選手のボクシング。とりあえずゆっくり休んでもらいたいものです。
亀田選手は22勝(14KO)。内藤選手は35勝(22KO)3敗3分。
Koki Kameda Decisions Daisuke Naito in a Wild War(Mark Vester/Boxingscene)
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今日はパッキャオを意識したスタイルでしたが、
ポンサク戦をクリアして誰もが認める世界王者、3階級制覇へと突き進んで欲しいです。
手数は少ないが効果的なカウンターを打っていた亀田。手数は多いが命中率が低い内藤。
っといった試合の印象でした。内藤はいつものスピード感がなかったし、攻撃も雑のように感じました。
二人とも必死に戦っているのがヒシヒシと感じましたが、できればＫＯ決着が観たかったな・・・真剣勝負の世界ですから仕方ないですが。
亀田は内藤から奪ったベルトを出来るだけ防衛してほしいですね、ライトフライの王座の様にあっさり返上とかは勘弁してほしいです。
防衛してこそ真のチャンピョンだと思うんで。
ただ、内藤は顔面を腫らしながら見栄えが悪いパンチのもらい方（特に左ストレート）をしてましたし、パンチがオープン気味で迫力に欠けたのは事実ですので、ジャッジへの印象が悪かったと想像します。
ちなみに、試合結果よりも試合中に「パッキャオパッキャオ」と連呼していてのが気になりました。当たり前ですが、今日の亀田のボクシングは手数・アグレッシブネス・パワーともパッキャオとはかけ離れた内容です。
憧れるのは本人の勝手ですが、正直今日のようなスタイルのボクシングで迂闊に「パッキャオ」の名前を出して欲しく無かったです。
亀田、内藤両選手の試合共初めて見ました。内藤選手の戦い方は想像どうりでしたが、見ててほぉ～と思ったのは亀田選手。
綺麗に戦うんですね。この試合しか見てないのでなんとも言えないんですけど、いつもこうなんですか？
いつもこうなら今後も見てみたいですね。
逞しかったですね。そして内藤選手の事をよく研究していたように感じました。
強い相手とやればやるほど良いボクシングを見せることのできる印象の興毅選手。
頑張って欲しいです。
＞かつべさん
とりあえず暫定にポンサクがいますから、ポンサクとの試合が望まれるところですね。今日のようなボクシングが出来れば勝機は充分ありだと感じました。
＞あさん
私は最初の発表はほぼ私の見方通りだったんですが、2度目の発表が意外に思えました。ただ終ってみての印象では115-113との私のスコア以上の差での亀田選手勝利に感じた試合でした。
リードで使っていた左ストレートや、カウンターで合わせていた右フックなんかは、パッキャオのそれをイメージしながら練習をこなしていたんじゃないでしょうか。名前を出すぐらいのことは大目に見てやりましょう。
＞hadashaさん
興毅選手の試合はなぜか見そびれる事が多くて(つまりあんま見てない)、いつもこうか？と言われると困ってしまいます。
ただこの人の本来のスタイルってのはスピードを生かしたアウトボクシング、だと思ってます。今日の内容は非常に良かったですし、攻防両面での力強さも感じられて今後への期待を抱かせる見事なパフォーマンスだったと感じました。
内藤は良く手を出したけど、攻撃が雑でキレもなく、威力は無かったですね。
亀田は依然としてタフネスに疑問がつくものの、極端に打たれ弱いとは思いませんでした。
内藤の衰えと、亀田の予想以上の成長が交差した試合だと思います。
亀田は、この試合で自信を付けたでしょうから、もうちょっと手数を出して欲しいと思います。
今日のボクシングなら今後に期待大です。
僕的には予想通りの展開でした。
興毅はいい意味でボクシングバカで、海外の試合などをものすごくチェックしているそうです。パッキャオがめちゃめちゃ好きなんだとか。試合に関しては一番大きかったのは左だと思います。ストレートというよりも使い方としてはジャブですよね。内藤はこれに対応できてませんでした。（途中、内藤もカウンター狙ってる？ぽいときもあったけど…）
素直に亀田興毅選手の今後に期待しています。
次はポンサクですか…どうなんでしょうかねぇ。
ボクシングマニアの人は亀田兄弟の実力過小評価する人が多いですけど管理人さんは公平な目を持っててすばらしいです。
ランダエタ戦での印象から私も興毅選手は打たれ脆いと思っていたのですが、この試合ではそういった印象は皆無でしたね。
良いのを食う場面もあったと思うのですが、全然怯まない興毅選手の姿が一番驚きでもありました。
このあたりも成長ということなんでしょうかね。
＞観戦記録のファンさん
ポンサクとやるのが筋なんでしょうが、暫定と正規が別々に防衛をこなす2王者並立状態ってのも最近は珍しい事ではないですからねぇ。
3階級制覇を視野に入れているであろう事は理解できますが、とりあえずフライ級でのきちんとした相手の防衛戦を見たいです。
＞Kさん
私もこの試合は内藤選手有利と見ていた口です。亀田選手に関しては特段の感情を抱いてはいません。世界中にいっぱいいる選手の1人としか見てません。
どのボクサーに対しても冷静かつ公平に評価する文章に感心しておりました
ボクシング関係のブログというと亀田に対して悪意の有る文章を書いてる人が非常に多いのでこのブログを見ると凄く安心します
前回の大毅対デンカオもそうですし、今回の試合も本当に冷静かつ公平に見ている事に感動すら覚えます
本来ボクシングのブログとはこうで無ければいけないと思います
またお邪魔したいと思います
ありがとうございました