備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『WICKED』@Apollo victoria theatre

2011-01-09 00:06:49 | 他言語ミュージカル
グリンダ:Louise dearman
エルファバ:Rachel tucker
フィエロ:Lee mead
マダムモリブル:Julie legrand
オズ陛下:Clive carter

"グッドニュース"
オープニングで紙テープ(クモの巣)発射。この時点でビックリ。
エルファバ父がスキンヘッド(この後の登場シーンは帽子をかぶってしまうため、ハゲなのはオープニングのみ)。海外だと大抵ハゲらしいが、実際観ると結構、強面。
『グリーン』のあと、産婆とエルファバ父が見つめ合い、ちょっと間があってから、笑いが発生。こういった、"独特の間"で笑いが起こる事がシバシバ。
『take it away』完全にモノ扱いだが、かなりitにアクセントを入れていた。
この後、グリンダのリフトを下に下げるような仕草やオズの民のエルファバとの関係へのツッコミで笑い発生。結構、沸点が違う

"シズ大学"
グリンダ、荷物のカートに乗って再登場。かなり、若作りな衣装になっているが、ここでも笑いが。エルファバ登場。歯をいっーとやるシーンを初めに動作でやっているが、結構、キャピキャピ感あり。

"大嫌い"
グリンダのさらっと言ってしまう早口セリフとエルファバの『オバカ』発言はかなり大きな笑いが
。シェンシェンがアジア系役者。髪型が日本と同じだが、あれがデフォルトだったとは知らなかった。

"ディラモンド先生の授業"
一生懸命に『ガリンダ』と発音しようとするディラモンド先生だが、この時の表情が面白い。

"人生を踊り明かせ"
それほどフィエロのセリフに訛りを感じなかった。
一番のポイントはダンシングシーン。普通の学生ダンサーズやダンスホールシーンのダンスがかなりダイナミック。特に、男性で一人、細くでデカい人(いつもピタッとした衣装を着ている)が特に目立つ。最初はダンスキャプテンかと思ったら違う模様。
また、セットの移動では、指揮者が指示を出したりしている。

"ポプュラー"
ともかく、グリンダの可愛さぶりっこを全面に出す一曲。やはり、ここは若い人風演技でなく、実際の若い人でないと。と言いつつグリンダ役者が若いのかは謎だが。そして、それに影響され、『flip flip(キラキラ)』とやるエルファバが面白すぎ。

"ライオンの子"
新しい教授の髪型がなかなか現代的。ただ、これが四季版でもそうだったかは忘れた。
"魔法使いの元へ"
ここで案山子頭のフィエロが色々考えていたことをエルファバに話すが、その様子で笑いが。また、その二人に割り込むグリンダにも笑いが。

"エメラルド・シティ"
この辺のアンサンブルのダンスの激しさには目を奪われる。特に、リボン使いの身長が異様に高いので、リボンが地面に全くつかない。

"センチメンタルマン"
エルファバと挨拶をするとき、ちょっと迷う小芝居有り。

"自由を求めて"
エルファバの大ナンバー。基本としてそれほど低音域を利かせる役者ではないが、やはりこの曲は別格。大空に舞い上がるまでの流れは圧巻。


"この幸せ"
幕開けの一曲にして、グリンダ唯一のソロ?そして、グリンダの高音域を利かせるが、その音域を軽く出してしまう、こちらのグリンダ役者。

"エルファバとネッサの再会"
CDではカットされているが、"人生を踊り明かせ"と同一旋律を歌うポックとネッサ。若干、マイナー旋律だが、二人とも外さない。ただ、見せ場はここだけか?

"ワンダフル"
かなりデップリしたオズ陛下。実は、細かい処でこれと"センチメンタルマン"の同一旋律を歌っているが、それでも一番の大ナンバーのこの一曲。それをコミカルに見せるこちらのオズ役者。四季では、大変に男前な栗原陛下しか観ていなかったので、こういう胡散臭いタイプは初めて。

"二人は永遠に"
エルファバ役者がそれほど低音域を利かせないタイプなのは分かっていたが、それでもこの曲はフィエロより低音。そして、フィエロは高音域のハモリがこれでもかっていうくらいハマる。また、最後のエルファバのセリフでは、期待通り、観客の笑いが起こる。

"エルファバ対グリンダ"
エルファバとグリンダの箒と杖を使用した子ども的けんか。やはり、このシーンで客席から笑いが。ただ、フィエロのターザンではイマイチ笑いが起こらなかったのが、意外。

"闇に生きる"
エルファバの2幕ソロ。こちらも低音で引っ張るというよりは、高音で歌い上げた一曲。

"あなたを忘れない"
二人のハモリナンバー。二人とも全力で歌うので、かなりゾクゾクとくる一曲。若干、グリンダの方が強いかな。


グリンダ。冒頭からかなり作った、可愛い声を多用したセリフ廻し。歌もその調子で歌う時もあるが、ソロナンバーは普通に歌い上げる。そして意外にも、低音域が得意な役者なのかも。グリンダよりエルファバの方が好みなのだが、今回に関してはグリンダ役者の方が好み。
エルファバ。あまり低音域を利かせる役者ではなかった。四季でもそうだったが、1幕は学生っぽい演技をしていたが、そのため?もちろん、それほど利かせなくとも、ソロナンバーは押さえる。
フィエロ。他の国の王子役のため、こちらの人は非・英国人役者?ただ、訛りとかはなかったので、訛りを入れるような演出はなかった。
オズ陛下。典型的な白人タイプ体型。それゆえ、あのオーバーアクションがハマるハマる。ただ、白髪の科学者タイプのオズ陛下も観てみたい。


前から2列目センター。今回の遠征で一番良い席だったが、オケの生ドラムがガンガンに響く席。やはり、この舞台は生ドラムが聞いたアップテンポが一番合う作品なので、生オケは必須かも。
全体的にみて、四季のオリジナル演出というのは無さそう。

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