珍玉ぼやんのコピバン日記とその他諸々

わたくし「ぼやん」のバンド活動についての記録・記憶・告知です。

不発

2016-11-15 20:35:18 | 歴史
書き忘れてしまったけれど、高校でのバンド名は「PILE MEN」にした。

うちらのバンド結成時の目標が「文化祭を盛り上げよう」だったから。

んで「盛り上げる」って英語で調べたら「PILE UP」って出たので、呼びやすいようにPILE MENにした。

しかし辞書には「(土を)盛り上げる」と書いてあったので、意味としては不明なバンド名だったと思う。





高校での初めての文化祭を終えた俺達は、次の目標を「3年生を送る会」にすることにした。

正直高校での初ステージはコケた感が強かったのが否めない。

次は何をやろうかと話し合うが、俺の中ではやりたい曲が決まっていた。

名曲「スリル」が大ヒットした布袋寅泰にハマっていたので布袋さん、の曲をやりたかったのだ。

正直このバンドで主導権を握っていたのが俺であったため選曲は俺が行い、他のメンバーも異論を唱えることはなかった。

そして今回ばかりはヴォーカルにあてがあったのである。

それは1年生の時に仲良くなった矢島くん(仮名)で通称「ヤジ君」である。

趣味でギターを弾いていて、主に布袋さんを弾いていたのだ。

そして一緒にカラオケなどに言って驚いたのが、とにかく歌が上手い。

背も高くギターを構える姿も様になっている。

これはヴォーカルをやってもらうしかない!

と思ったのだが、ヤジ君は人前に立って何かをするというのが苦手らしく、俺の交渉は難航する事に。

しかしどうしてもヴォーカルをやって欲しかった俺は向井ちゃんにも頼んで貰うことにした。

向井ちゃんからも「ヤジ君頼むよ」とお願いすると「向井君が言うなら」と渋々承諾。

やっぱり向井ちゃんは人を惹き付ける魅力があるんだなと実感した。

うちで練習を始めでヤジ君のギターを聞いてみるやはり上手い。

そしてビックリなのが今まで弾きながら歌ったことが無いのに、いきなり弾きながら歌えるのだ。

ギター弾きながら歌えるってカッコいいなと思い、俺もこの頃から自分でギターを買い、少しずつギターで弾き語りを始めた。

長続きしなかったけど。

そして本番となり、我がPILE MENのステージが始まった。

緞帳が上がるとそこには千人近くの全校生徒の姿があって、中学生の時のステージを思い出した。

しかしそこは高校生であり、ヤンチャな生徒が沢山いる学校であるがゆえ、心ない生徒から妨害を受けることとなった。

それは当時流行ったレーザーポインターである。

演奏してるうちらに向かってレーザーポインターを当ててくるのだ。

俺と向井ちゃんはサングラスをしていたので被害はなかったが、前を向いて歌わなくちゃいけないヤジ君は辛かったに違いない。

しかし挫けること無く全曲歌ってくれる。

2年生の席からはヤジ君コールが起こる。

ヤジ君も向井ちゃんと同じで人を惹き付ける魅力があり、クラスで人気者だったのだ。

ヤジ君が見事に歌いきってくれてステージは終了した。

前回の文化祭に比べたら幾分かの満足感があったが、レーザーポインターの妨害は忘れる事が出来なかった。

今から思うが、先生が注意すれば良いのに注意しないのはどうなんだろうか?

後の報復が怖いからか、それともただ単に面倒だから注意しなかったのかは謎である。

そんなこんなで高校2度目のステージもモヤモヤしたまま終わるのであった。





レーザー違いw

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