花林糖 (かりんとう)

20代後半女子 主婦ダンサーのゴーイング舞ウェイなデイリーライフ

【ハネムーン8日目~9日目】信仰の町アッシジと歴史のローマ

2008-08-18 | wedding 蜜月ノコト
いよいよ今回の旅もラストスパート!
最後の都市ローマへ向かいます。
フィレンツェからローマへ移動する途中では、アッシジという街に立ち寄りました。
アッシジの建物は、淡いピンクと淡いグレーの石造りでとても優しい色合いでした。
これまで訪れたミラノの豪華な彫刻はないし、フィレンツェのレンガ色とも全く違うけれど、ほんわかした雰囲気に包まれた町でした。

アッシジの町は一言で言うと「信仰の町」。
サン・フランチェスコ聖堂を中心にキリスト教に関する建物が多くあって町を歩けば修道士・修道女の方に必ず出くわす程。

私たちがサン・フランチェスコ聖堂を訪れた時間はちょうどミサの時間だったので
基本的に信者の方かミサに参加する人以外は、祭壇の近くまでは行けないように規制されていました。
音楽が流れ、なんとも神聖な雰囲気でした。
キリスト教の歴史を詳しく知らない私でも、何かこう…心洗われるような、思わず十字架を見上げて祈りたくなる気持ちになりました。

もっとゆ~っくり見ていられたら良かったんだけど、ツアーの都合上さくさくローマへ移動…。
翌日のローマ1日みっちり観光となりました。

コロッセオやパラティーノの丘、バチカン美術館やサンピエトロ寺院など…「世界史やっときゃよかった」と後悔するような豪華プラン。
ホント、もっとちゃんと勉強してくるんだったなぁ~。

写真:サンピエトロ寺院 天井から差し込む光。素人でもこんなに美しい写真が撮れるんですね。生の光は幻想的でした。


夕方にツアーは解散、ツアー観光に含まれていなかったトレビの泉やスペイン広場を散策しました。
トレビの泉は、文字通り泉を見に行くつもりが行ってみたら・・・観光客を見に行ったようなもんでした!
とにかく人がいっぱいで、ゆっくりなんてしていられないんですよ。

一方スペイン広場はゆっくりでしたよ。
1日太陽に照らされた広場の階段、夕方は座っているだけで天然の岩盤浴状態。
日が沈んで気温も下がってから行ったので、あんまり気持ちよくて1時間くらい滞在しちゃいました。

写真: 19時頃のスペイン広場


20時くらいには(やっと)日が沈み始め、日本で言う夕暮れの状態に。
「明日も晴れだね」そんなことを話しながらローマの夕日を眺めたのでした。

【ハネムーン6日目~7日目】冷静と情熱と暑さの間フィレンツェ

2008-08-17 | wedding 蜜月ノコト
写真: ホテルの方が部屋に運んで下さった食事

ヴェネチアを去ったあとは、ユーロスターという列車に乗ってフィレンツェへ移動。
しかもファーストクラスですよ、ファーストクラス!
普通の座席よりもシートが立派で、コーヒーとお茶菓子のサービスがあるっていうことらしいです。
ユーロスターって日本の新幹線みたいなもんかなぁ?と思っていたんですが、多分位置づけは違うのでしょう。
だってイタリア国内のみならず、他の国まで繋がっているんだもん♪
陸続きの国ってその点素敵ですよね~。
島国ニッポンからしてみると、海外に行くことってそんなに気軽なことじゃない。
でも、ユーロスターに乗っちゃえばピューっと外国に行けちゃうんだから、それはそれは世界が広がるんだろうなぁ~。
あ、ただしスピードは新幹線みたいに早くなくて…小田急線の急行くらいでした(←夢のない例えで申し訳ないけど)

フィレンツェに着いたらビシバシ観光だったんですが、
今回のツアー、4都市を南下して行くツアーだったので日に日に暑さが増してきて、フィレンツェまで来ると…(ToT)
この先のローマが思いやられるほど。

その日の観光はいわゆる有名どころを回ったところで夕方頃解散だったんだけど
夕食までは時間もあったし、せっかくだから自分たちでお散歩しながら見て回ろう~なんて思ってテクテク歩いたのが間違いでした。
そんなに大きな街じゃないとはいえ、途中で道に迷ってしまって…
ホテルに20時集合だったのに気づけば19時半…19時45分と時間は刻々と迫っていました。
暑いし、足下は石畳で歩きづらいし、ホテルの場所も分からない。
(そう、イタリアに来たらピンヒールはお役御免。石の隙間に挟まって全然役に立たないでしょう)

結局、集合時間の数分前にホテスに到着できてギリギリセーフだったものの、私はダウン。
夕食はパスして部屋で休むことにしました。
添乗員さんが心配して下さって、ホテルの厨房にスープなどを手配して下さったので
体が冷えてからお部屋で美味しく頂きました。

去年も熱中症になったので、危機管理的に持ってきたヒヤロンは大正解!
旅のお供にヒヤロン1パックですね…。

【ハネムーンこぼれ話】超イケてる添乗員

2008-08-16 | wedding 蜜月ノコト
私たちのツアーは阪神航空で行ってきました。
ネットでの評判が良かったので、主人がここにする!といって申し込んだのですが、確かにすご~く良かったです!
1都市およそ2日間の滞在で、そのうち1日はフリー。
そういうツアーを選んだのですが、自分たちのペースでゆっくりと回ることができたと思います。

今回のツアーに付いてくれた添乗員T柳さん。彼女、超イケてる添乗員でした。
おそらく年齢は私とあまり変わらないのではないかな?という印象なのですが
とにかくタフで、物知りで、どーんと構えた感じがいい!

特に感激したのは、それぞれの都市についてのプリント。
そう学校の先生が配るような手書きのプリントを毎日配ってくれるのです。
まずは成田で、
「ま、これは飛行機の中でゆっくり読んで下さい。」
と、訪れる予定の4都市についての地図やらオススメレストラン情報などを手書きしたものが配られました。

その後は毎日、翌日の予定や集合時間が書かれたプリントを配って下さいます。
そして旅の終わりには、全日程のまとめ…観光した所や食事をしたレストラン、食べたものまでを書いたものを下さったのです。
「写真の整理などのときにお役立て下さいね」
と!!
これには正直驚いた。
ここまでしてくれるんだ、添乗員さんって…(涙)

旅は本当に楽しいもの。でも、どんなに楽しく印象的な旅でも人間の記憶はどんどん薄れて
いつか自分一人では思い出せなくなってしまうことだってたくさんある。
どんなレストランだったかな?あそこで何食べたっけ?
どんなホテルだったっけ?なんて名前だっけ?
細かいことはどんどん忘れてしまう。
それを添乗員さんが詳しく書き留めて下さった。
こんなに嬉しいことはないです。

T柳さんのアドバイス通り、アルバムにしっかりと使わせて頂きました♪最後のまとめ♪
ありがとう、T柳さん!!

【ハネムーン4日目~5日目】「ニホンジンデスカ?」ヴェネチア

2008-08-16 | wedding 蜜月ノコト
写真: ホテルのバルコニーから街を見下ろす。店の照明で下から照らされるヴェネチアの街はロマンチック。

大都会ミラノを離れ、運河の町ヴェネチアへ 。

今回のツアーはイタリア北部をどんどん南下するツアーだったので
日々気温が上がっていくだろうことは予測できたものの、 体力に定評のない私。
既にヴェネチアでダウン気味でした…
「暑いけどイタリアは乾燥してるから」ってよく言うけれど、 そんな話ヴェネチアには全く関係ない!
だって運河の町ですよ。湿気ムンムンなんだから~!
蒸し暑いのなんのって…それに加えて日中の日差しですからね。

しかしヴェネチアは本当に可愛い町あ、ちょうどTDSのよう。
もちろん陸地もあって車が走れる所もあるんだけど、基本的には水上タクシーや水上バスなどが運行。
観光客を乗せたカンツォーネ付きのゴンドラが細い運河を上手に曲がれば
向かいからは物資を運ぶ小舟がスーイスイ…
こんな光景がどこに行ったって見られるのです 。

まるで作り物の町のようで…そうだな、おとぎ話の世界を現実の世界に作ってしまった、そんな町でした 。
これが大昔から機能している町だなんて本当に信じられない!!
しかも、当然そこに住む地元民がいるのだから面白いですよね~ ♪
実際に、私たちが宿泊したホテルの向かいは普通の民家(マンションタイプ)。
小さな子供がローラーブレードで遊ぶ姿、その子供を窓から呼ぶお母さんの姿が見られました。

そうそう、実はヴェネチアで「日本人ですか?」と声をかけられました。
しかも2回も!

1回目は、人ごみを避けて早朝にお散歩している時。
日本人の若者に声をかけられたんです。「日本人ですか?」と。
こんな時いつも不思議に思うのは、見た目だけで日本人って分かるんだなぁ~ってこと。
チャイニーズやコリアンにはみえないんでしょうか…?
ま、それは良いとして。

彼は長野の建築資材の会社に勤める28歳(タメ)で、国際交流基金が主催するヴェネチア・ビエンナーレ建築展のためイタリアにやってきたんだとか 。
彼の勤める会社が建物の基盤を作る会社で、
「普段は事務的な仕事をしているのに、急にこんな仕事が舞い込んできちゃってイタリアに来ることになった…家族を置いてきてる。既に資材が届いてるはずだったのに、もう1週間待ちぼうけなんですよ。しかもあと1週間しないと資材が届かないのでトータル2週間仕事なしっす」
と話してました。

坊主頭にサングラス姿の彼、見た目は一瞬イタリア人。
でも不自然に白い肌はやはりイタリア人じゃないわ…
こんな遠い地で頑張る日本人に出会っちゃいました。

2回目に声をかけられたのは同じ日、夕方日が沈んで涼しくなった頃のお散歩時。
「コニチハ~。ニホンジンデスカ~?」
二人組の若いイタリア人の女の子。
やけにニコニコして嬉しそう。
話を聞いてみると日本が大好きらしい★
「ワタシは日本にイキタイデス。日本の花火を見たい。日本の花火すばらしいでーす」
「温泉行きたい。はぁ~気持ちいい~、じゃないですか~」
「日本のアニメ、イターリアでとても有名です」
などなど、かなり片言の日本語でしたが、そのテンションから日本が大好きであることは伝わりました。

散々日本が大好きな話をしたあと、片方の女の子がデジカメを取り出し写真を撮りたいと言い出した。
日本人であるだけで芸能人気取りだぜ、OKOK~とか言いながらパチっと1枚。
すると
「送りたいのでe-mail教えてほしい」
と。新手のナンパ?OKOK~とお互いのアドレスを交換しました(^^)

何とも可愛らしい女の子達で、ミラノ大学の学生さんだそうです。
一人は日本語を学んでいて、一人は薬学を学んでいるらしい。
ヴェネチアにはバカンスの為に来たと言っていました。
聞いてみると、ヴェネチアはイタリア人にとってもリゾート地。
全国からイタリア人が訪れる街なんだそうです。

あぁ~、目が飛び出る程高いヴェネチアングラスを買わなくても
こんな素敵なコミュニケーションが図れて、素敵な旅の思い出になりました!!
これこそ旅の醍醐味ですよね!
モノより思い出、プライスレス★

【ハネムーン1日目~3日目】美人万歳ミラノ

2008-07-29 | wedding 蜜月ノコト
今回の旅、阪神航空のフレンドツアーというパック旅行だったのですが 、とっても良かったですよ。
インターネットの口コミで決めたのですが、とても丁寧な添乗員さんがついてくれるツアーでオススメです。

2008年7月28日、平日の日本を抜け出してミラノへの直行便で11時間。
到着した当日は既に夕方だったので、ホテルへ行って解散でした。
ただ初日ということもあり興奮気味なので、そのまま近くのスーパーへ冒険です。
観光地も良いけれど、個人的にはその土地の人々の暮らしが生で見られる旅の方が面白い!と思うのです。
スーパーで晩ごはんを…といっても既に機内食で満腹だったので、主人はビールとおつまみのチーズを買いたかったようです。
ホテルに戻ってみると、チーズだと思ったモノはバターでした。
「ちゃんと分かるように書いておいてもらわないと」
と嘆く主人を笑い飛ばして、その日はサクサク就寝。

翌日は1日ミラノ観光で、お目当ての『最後の晩餐』もしっかり見られて満足。
でもそれを見る為にはチケットが必要で、本来6ユーロくらいのチケットが日本人が手にする時は何故か40ユーロにもなるのです。
びっくりだよ!!

さて、ここへ行ったあそこへ行った…という話はいいとして。

ミラノはとても都会。
ファッションの町でもあるし、とにかく女性がオシャレでした。

これは後日訪れることになるフィレンツェのガイドさんが教えてくれたのですが、
実際にイタリア人は男女ともに美しい人、美しくあることには異常に興味があるそうです。
ショーウィンドーを一生懸命見ている人がいるなぁ~と思ったら、
実は商品を見ているのではなくショーウィンドーに映る自分を見つめていた、ですとか
Tシャツ+ジーパンでバーに行っても相手にされないが、ミニのワンピースでバーに行くと、レジの店員が列を無視して優先的に注文を聞いてくれる、ですとか。
分かりやすっ !

そして男は奇麗な女に優しく、女は美しい男に優しいんですって 。
もちろん男は男にそっけなく、女は女にそっけない 。
分かりやすっ !
「街へ出る時は奇麗な格好で出かけましょう」
これが現地ガイドのアドバイスでした。

確かに、日本よりもはるかに、“美しい人”の地位が高そうです。
これはミラノに限ったことじゃないと思うけど。
テレビ番組では、意味なく水着の美女達が躍り、それをはやし立てる観客… そんな番組がやたらと多い気がしました。
そうでなくても、番組の中に必ず露出しまくりの美女が出てくる気が …。
※彼女達には引き締まったお腹が出る衣装が必須のようです。

そして『美』の基準は何と言ってもセクシーであること、のようだ(これは個人的な感想)
セクシーであること万歳、セクシーでなんぼ、セクシーじゃなきゃ始まらない !
街行く人を見ていても、テレビに映る人々を見ていてもそうとしか考えられない。
女性は足を出し、胸の谷間をザックリと見せつける 。
ナチュラルメイクって何ですか?と言わんばかりのコテコテメイク。
目の周りを黒で縁取って今にも取って食われそうです 。

日本は自他ともに認める(って誰も認めてないか?)ロリコン大国ですよね。
若ければ若い程よい、という価値観は否めないでしょう?
30代でも40代でも、20代の頃の美しさにしがみつこうとする。ん~出来れば自分はそういう風になりたくないけど。
幼さや、小さくて可愛いものを愛でるっていうかさ。
でもイタリアのテレビや雑誌を眺めていると、そういう価値観は皆無みたい。
セクシーで大人っぽくてワイルドな感じがいいみたい。

どっちを選ぶかはその人次第だと思うけれど、ちょっと美意識を見つめ直そうかなぁ~なんて思ってしまいました。

蜜月ゴー!

2008-07-29 | wedding 蜜月ノコト
いよいよ待ちに待った新婚旅行だーい!

ネットで評判だった阪神航空のフレンドツアーというパック旅行で11日間、イタリアへ行って参ります。
報告は後日、じっくりねっとり、鬱陶しいくらいにさせてもらいますのでよろしくお願いします。