カメラ婦人の写真日記+α

カメラ女子と呼ぶには年端のいきすぎた女の写真日記。
撮影地情報共有を目指すと言いつつ無駄話三昧、地元春日部ネタも時々。

群馬旅行記①(浅間牧場)

2013-09-28 09:08:56 | 写真+日記




I氏生誕三十三周年記念祭の続きである。

ちょうど誕生日と三連休が近かった事もあり、群馬まで一泊で旅行に行ってきた。
ちなみに旅行先が群馬になった理由は完全に金銭的な事情である。
そこに何があるから、とか、何をしたいから、とか、そんな積極的な理由ではない。
そういや去年も方面は異なるものの群馬に行ったっけなあ。
何気に遊べるので群馬は割と好きな旅行先です。


I氏には行き先内緒のミステリーツアー。
夜明けと共に出発です。

まず向かった先は浅間牧場。
浅間山の麓にあるこちらの牧場は標高1,300メートルに位置し、総面積約800haの広い牧場。
この中を軽くウォーキングするのが目的。

だったんですが、道沿いにある浅間牧場茶屋の看板に見事に引っ掛かる。

観光地の外れの土産物屋にありがちなやたらと派手な建物に、なんか商売っ気たっぷりな外観だなと、ちょっと白ける。
自分が間違えただけなのに、ちょっと気分も萎える。
が!
そこにはとんでもない罠が仕掛けられていたのである!!











ふれあい広場で寛ぐもふもふうさぎ。





うさぎ狂のはちくろ&I氏。
まんまと罠に引っ掛かり、ヘブン状態(AA略)に。
出発遅れて時間押してるって言うのに、これからお散歩だって言うのに、かなり無駄に時間を潰しまくる。
おそろしきうさぎトラップ。
しこたまうさぎと触れ合ってからようやく我に帰ったのだが、それでもかなり満足しなかったからね。
当初の目的に戻る時は泣く泣くだったからね。


んで、建物裏にあるという(←ネット情報)牧場入口を探すのだが、これがなかなか見付からん。
「覚えてきたから」という理由で案内図等を印刷してきてなかった為、かなり困る。
はちくろの怪しげな記憶力に頼るしかない状況。
まさにミステリーツアー。
あっるえー、おかしいなー、と、ぶつくさ言いながら周囲を見渡していると、
ちょいと離れた所、国道から道一本入って更に奥にもう一つ「浅間牧場」の看板が・・・。
全然関係ないんだけど、「あれ?」を「あっるえー?」と言う人を見るとなんとなくカチンとする。
あれ。
もしや。
と、思い、そちらに向かってみると、ありましたありました。
浅間牧場の入り口。
ここでようやく自らの過ちに気付き、牧場前の駐車場に車を停め直す。
いやでもこれ絶対間違うだろ。
浅間牧場茶屋の看板派手だし、茶屋は国道沿いで手前だし、
なんか奥に無料駐車場があるのに手前で誘い込もうとする足○フラワーパークの有料民間駐車場みたいだよ、
と、自分が間違った事を棚に上げて文句を言いまくる。
(そういやネットで調べた時に「牧場茶屋より奥にある」って見た気がするなー)
と、いう後ろめたい思いがあったので、文句を言ってるのである。
完全な八つ当たりである。



まあ、そんなこんなで出だしからまた軽く失敗したけど、ようやく当初の目的である牧場敷地内散歩に出発。



建物裏にある坂道が出発点。



まず一つ目の坂を登りきると、カルメンの木についての看板が出てくる。
それによると、国産初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」の撮影地としてこの場所が使われたんだと。
国内初のカラー映画が製作されたのは昭和26年。
はー、三丁目の夕日の時代より更に前になるわけだ。
すごいなあー。
何々。
映画の印象的なシーンで、主人公カルメンが大きな木の下で馬に蹴られるシーンがある、
そのシーンに写っているのがこの木と言われ・・・
ほう。
この木がカルメンの木か。
と、なるほどなるほどしたいんだけど、
恐らく木の写真があったと思われる場所が色褪せたのか剥がされたのか、真っ白。
丘を見上げると印象的な大木が二本。

・・・どっちやねん。


仕方ないので二本とも撮る。



家に帰ってきて調べたところ、どうやら左がカルメンの木らしいです。


そしてそこを更に進むと、トップ画像に写ってる四阿が見えてくる。



四阿辺りからの見晴らし




牧場に来たーって感じです。
動物いないけど。
これが生の牧場か。
四阿辺りまでは入り口から五分程度でしょうか。
結構距離短いです。
けど、見晴らしはかなり良いです。


そこから更に少し進むと昭和歌謡「丘を越えて」の歌碑が。




作詞者が浅間牧場の風景を描いて詞を書いたかららしい。
あー、確かにこの歌のイメージってこんな風景だわー、と、思いながら先に進む。
四阿辺りまでは人が結構いたんだけど、そこで引き返す人多数で歌碑の辺りで最初の四割程度の人数に。


途中にすごく綺麗な木が。




カルメンの木よりこちらの方が個人的には印象的に感じます。



更に進むと林道に。




ここまで来ると人気もほとんどなくなり、静かな山の中を堪能できます。
そして林道を抜けると拓けた風景が目の前に!





軽いハイキング程度の山ならちょこちょこ行くけど、こんな拓けた風景初めて見た。
やっぱり牧場だからでしょうか。

そして現れましたよ、熊出没注意看板。



林道の入り口とかではよく見る看板ですが、こんな拓けた風景の中で見たのは初めてです。
なんか鬱蒼とした所で見るのとは違った空恐ろしさを感じると言うか・・・
こんな拓けた所でガオーッて熊が出てきたら、恐ろしさで小便ちびるのレベルじゃない。

熊出没注意看板に怯え、ここで脱落する人もいるようですが、我々は更に奥に進む事に。
ちなみにいつもなら私が怯えてここで引き返します。
チキンなので。
でもこの日はI氏の誕生記念祭(二日目)。ここで引き返してなるもんか、と、頑張った。
自然大好きI氏に楽しんでもらおうと頑張った。
割と膝が震えてたけど頑張った。
どんだけチキンなんだ自分。




次に通るはレンゲツツジ畑。らしいんだけど、季節が季節なので、ススキ畑に。







ここが結構曲者で、道のあちらこちらにバッタが潜んでる。
しかも砂利道の色と一体化してる為に全く気付かず足を踏み入れてしまい、いきなりピョーンと飛び出すバッタ。
思わず、うっへゃあああぁぁああぁあぁぁぁあ~って変な叫び声が出てしまい、
I氏が(;゜Д゜)<何々!熊?熊なのか!!?と、本気ビビり。
「ごめん・・・バッタです・・・」って言ったら本気で呆れた顔された。
だっていきなりだったんだもん!しかも大きかったんだもん!太かったんだもん!

その後も我々が足を踏み下ろす度にあっちでぴょーん、こっちでぴょーん。
別に害があるわけじゃないけど怖かった・・・
山のバッタでか過ぎ。


そしてレンゲツツジ畑、もとい、ススキ畑を過ぎると
手前にあった広場と同じような広場があり、そこからアスファルト道路に。
このアスファルト道路の手前にはトイレがあり、やはり熊出没注意の看板が。
牧場で働く人は大変だなあ・・・、と、しみじみ。
まあ、そんなにしょっちゅう熊と格闘してるわけじゃないんだろうけど。
ちなみにここまで普通に歩いてくれば大体15~20分程度でしょうか。
のんびり歩いてたので確かではないのですが、距離はそんなになかったので恐らくそれくらいかと。



そして更に先に進む。





まあ、ちょっと「アスファルトか~」って気はしないでもないけど、
一般車両の進入禁止エリアなだけあって車もほとんど通らないし、それなりに気持ちの良い道路です。





そして進むこと約20~30分程でしょうか。
本日のゴール、天丸山までの上り坂が現れる。


よいしょ、よいしょ、と登るI氏。






ちなみにこの段階で私は「はちくろ的高山病」にかかり、「疲れた」を連呼。
それをからっきし無視するI氏。
はちくろの扱いには慣れたもんです。


まあ、そんなこんなで天丸山頂上に辿りつき、いざ、ゴール!!と、勝鬨を上げたかったんだけど、
思ったより見晴らしが・・・
あれ。なんか解せん・・・と思って周囲を見渡して気付いたこと。
手前に木々があって案外拓けてない。
まあ、360度見渡せるし、見晴らし悪いって程じゃない。
ただ期待し過ぎたんですね。



天丸山峠から望む浅間山。






でも日差しの割に空気は爽やかで、すごく気持ちの良い場所です。
地元では見ない花が咲いて、



その蜜を吸おうと蝶々があちらこちらに飛んでいて、ああー、良いなあーって気分になった。




モンキチョウ。視線の先に虫。




キタテハ。




ヒョウモンチョウ。





???




模様から察するに恐らくヒョウモンチョウの種類だと思うのだが、
こんな白っぽいヒョウモンチョウは我が家の蝶図鑑には載ってないのよね。
一体なんて名前の蝶々なのかしら。


ちなみに蝶々が群がってるこの花の名前はマツムシソウ。



初めて見る花で、すごーく綺麗だった。
山に行くと家の近くでは見た事のない花があったり、鳥や蝶々がいるから面白い。

天丸山頂上で暫しだらだらしてから来た道を戻る。
ちなみにこのハイキングコースは白糸の滝まで続いており、我々が歩いた道はそこまでの1/3程度でしょうか。
天丸山まででも入口周辺と比べ人がかなり減るので、
白糸の滝までとなるとほぼ無人の気持ちの良いハイキングができそうです。



そして帰り道の途中、アスファルトの上に行きの時には気付かなかった何者かの●が・・・
ちなみに結構でかい。
これは大型動物か!?と、思い、I氏に●が落ちてるよ!と、報告すると、

I氏(´∀`) <あー、これは熊の●だな。
はちくろ(;゜Д゜) <熊の●!?
はちくろ((((((((((((;゜Д゜))))))))))))ガクガクブルブル
I氏(´∀`) <・・・・・・・・・・・・・
はちくろ(;゜Д゜) <・・・・・・・・・・・・・
I氏(´∀`) <でも馬のかもしれないねえ。
はちくろ(;゜Д゜) <馬の・・・・・
I氏(´∀`) <・・・・・・・・・・・・・
はちくろ( ゜Д゜) <・・・・・・・・・・・・・
はちくろ(゜∀゜) <I氏の●!!



勿論I氏には無視されましたとも。
好きな人には悪い意味でちょっかい出したがるはちくろ、小学生男子並みのレベルです。
体と顔はBBA!中身は小学生!!
って、自分で言ってて最悪だなーって思った。



電線の上に燕様。
そろそろ長旅の相談ですか。




そんなこんなで写真撮りつつ、プラプラと戻りました。
途中、熊出没注意看板付近でレジャーシートを広げて寛ぐ家族連れを見掛け、
すごい度胸だなーと思いつつ、浅間牧場を後にし、この日のメイン目的に急ぐのでした。


<つづく>



***場所情報***

場所:浅間牧場
住所:吾妻郡長野原町大字北軽井沢2032-23
最寄駅: 無し。電車利用の場合、軽井沢駅より草軽交通バスにて約40分浅間牧場入口にて下車
駐車場:有り、無料
トイレ:有り、入口付近とハイキングコース途中に。
入場料:無料
地図↓





<レンズに映る樹木も綺麗>


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