ここあコテージ

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喫茶・万茶ンヘ30年ぶりに

2012-12-08 10:53:19 | お店紹介
と言うわけで2つめは

弘前市の老舗の喫茶店「万茶ン」(まんちゃんと読む)




なんたって30年ぶりの来店。
「万茶ン」の看板と大きな半分の楽器が目立つ。

いつしかお店の外観も変わってて、
入るのにちょっとためらいましたけど、
観光客の方もたくさんお見えになるという有名なお店。


このままじゃズッと入れなくなるので、
思い切ってドアを押したら・・・・




中もすっかり変わってて

でも、雰囲気だけは昔のまま。



重厚な感じのお店の中、
オーソドックスな家具のトーン、
クラシック音楽、コーヒーの香り、

飾り物、置物にも歴史を感じさせます。


マスターはやはり代変わりしていて(当然!)
何代目なのかしら?

でも、とっても気さくな方で、
この日、そんなにたくさんのお客さんではなかった為か、
私たちに声をかけて下さいました。


色んなことをお話しする中で、
私が30年ぶりだと言ったら、
そういうお客も結構多い・・・と言われました。


そしてこの日は、仕込みの都合上、
多くのメニューが出せず、限定的でしたが、



太宰治のケーキセットを注文。


チョコレートケーキ(上に生クリームとチョコソースがけ)と
りんごの紅茶。


私、「これは、フレバリーティー」ですかと聞いたら、
「まさか、ちゃんとしたりんごで作ってます。」
と言われました。


確かに生のりんごが入っていて、
ほんのりとしたりんごの甘味と香りがとてもイイ。






これは「鷲」とか「鷹」とかの猛禽類の彫り物。



開店した頃、京都の美術大学の生徒さんが作ったとか。
「OKAMOTO」の文字が彫られていますが、
作った方の姓ではありません。



この猛禽類は、旧制弘前高に由来しているとか。
確かにうちの娘の学校のバッヂには猛禽類がありました。
作った方は弘高出身なんでしょうね。





そして、開店当時からずっとつるされているモノ


入り口付近につるされたレトロなシャンデリア。
昭和6、7年頃のモノ。

近くで見ると、とても歴史を感じさせられる
色あせた感じがすてきです。


この「電灯」が、このお店の「伝統」なんです。
なんちゃって・・・



でも、本当にそう。


今度はメニューが全部出せるときに行こう。



町のガイドブックには必ず載ってる有名店。
下土手町の狭い路地裏にあるのにもかかわらず。


そして、有名なだけあって、
娘ですら知っているこのお店。
娘も近いうちにここに入るでしょうね。



懐かしさと新しさ、
時代と共に変化せざるをえないですけど、
根底にあるスピリットだけはそのまま
伝えていてほしいと思います。


弘前に住んでいて、ここを知らない方は
「もぐり」です!(笑)



ここあでした。


















うつわ展へ

2012-12-08 10:21:49 | 芸術
昨日の突然の地震には驚きましたよね。


三陸沖のM7クラスの地震は、
実に去年の4/11の地震から2回目だそうですね。


原発には影響は無いものの、
こうした大地震の可能性が今後もあるので、
そのたびに、「第一は大丈夫か」、
「他の原発や再処理施設は大丈夫か」と
一番先に思ってしまいます。



「日本は地震列島」


これをいつも覚えていないといけないですよ!!!






さて、昨日も大雪が降り、北国の皆さんも
かなり大変だったと思います。


ここ津軽は、特に弘前あたりが
一晩で30センチは降ったので、
道はでこぼこ、時折吹雪くなど、
大変な一日でした。




弘前公園北側の堀の桜です。
堀の水はすっかり灰色の氷が張っていました。
この日の気温は0℃です。



そんな中、その弘前まで「うつわ展」を見るために
「ギャラリー芭蕉」まで出かけてきました。




弘前市外崎(弘前駅東口からまっすぐ)にある和風の趣のあるすてきなお店。
前には看板とクリスマスリースがありました。





本当は展示の様子や、タイの報告会の様子も撮りたかったのに、
撮れませんでした。残念。

(展示は11日までなので是非ナマで見て下さいね。)





報告会と展示室は別棟。
この入り口は、報告会の行われたところの通路です。



とても心残りだったのは(特にうちのツレがね・・・)、
報告の後、皆さんに振る舞われた「トムヤムガイ」を、
仕事の都合上、早く出なくてはならず、
食べられなかったことですぅ~。


次の場所に行くまでつぶやいてたのよ(往生際が悪いったら!)



肝心のうつわ。

テーマの「ピンク」は、タイの色で、
健康を願う色でもあるって。


展示室に入って一番目に付いたのは、
このうつわでした。



窓辺に2つ並んでいて、いかにも
「私たちを見てよ~」って言ってるように感じてネ。


で、報告会でお話と映像を見ている間にひらめいて・・・

私たち夫婦、来春、銀婚を迎えるんです。
その記念にこれを買おうと思いました。

いかにもこのピンクには、お互いを思いやると言う
メッセージが込められていそうで。




お茶碗として使うのもいいけど、
その他なんにでも使えそう。




中もすてきです。



この種類のうつわは、ここにあるきりと聞きました。

よかった!


ちょっとこの写真ではピンクが濃く出ていますが、
実際はもう少し抑えたピンクです。


末永く使っていきたいと思います。



タイと言うと、行ったこともないし、
辛いモノや暑いところは大の苦手な私にとっては、
まだまだ遠い国の一つだけど、


だからこそ、行ってきた方々から色々聞いて、
行ってきたような感動を味わえる。
それがいいのです。





名残惜しくその場を去り、軽く食事を取ってから、
ツレはお仕事。
私は買い物とジュンク堂ヘ。


そして再び土手町で落ち合って、
娘を4時に迎えに行くまでの数十分間を
過ごしたのは・・・・・



弘前市に古くから続く老舗の喫茶店。

私、実に30年ぶりの来店。



つづく・・・・・