ここ2週間ほど枕元には常に数冊の本が置かれている
もちろん読むための本だ
普段なら休み前にベットに寝転びながら読み終えた本が積まれているのだが、今は違う
そもそも読んでいる種類が違う(ジャンルが違うわけではない)
僕が普段好むのはミステリーにしてもSFにしても長編が多い
それは休みの日にじっくりしっかり読み込みたいのでついつい長編に目が行ってしまう
今、枕元に積まれているのはそのほとんどが短編小説たちだ
アンソロジー、エッセイ、ミステリー・・・短編に向いている小説の形態である
それには理由なある
今大阪には「まん延防止等重点措置」が発出されている
営業の終了時刻が午後9時までと定められている(あくまで任意)
仕事を終えて、帰宅する。ご飯を食べたり(時には)シャワーを浴びたりする。そしてベッドに入る
少しお酒が入ったうえ、お腹もいっぱい。そうなると次なる欲望は睡眠ということになる
恥ずかしいかな、真夜中の12時になると眠たくなる
照明もついてテレビもついて、iPhoneもそばに置いているにも関わらず寝落ちしている
10分ほどで目が覚めるが、そのまま消灯して寝てしまうのこの頃のルーティンだ
ここからが問題
朝の5時半、これが決まって目が覚める
トイレに行ってお水飲んで
すると眠れない
あの手この手で寝ようとするが一向に眠気はやってこない
起床するには早すぎる。せめてあと2時間は眠りたい
そこで登場するのが短編小説
取り敢えず照明をつけて本を一冊手に取る
一つの物語を読み終えると、読了したという満足感なのか、目が疲れたのか眠気がやってくる
7時が目安だ
ここで眠れなければテレビをつけてそのまま起きてしまう
けれどここ最近は短編小説を一本読むと、ちゃんと眠くなってくれる
小説は偉大だ