明日(12/1)、王子ホールで、

2010-11-30 | ●ピアノ&クラシックが好き
フアンチちゃんのコンサートがあるらしいのだが
クルティシェフ病未だ重く行く気がしない(-_-;)

オールショパンっつうのがまた惹かれないんだよなぁ…。






クルティシェフのチャイコフスキー→
(※目が怖いので注意ください。笑)


最近、コレを聴いてからでないと眠れない…。




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アンデルシェフスキの新譜を買いました

2010-11-26 | ●CDおこづかいちょう
アンデルシェフスキの新譜・・・
11月22日発売予定だったのに
なんか発売中止になったとかいう友達の話を聞き、
22日にタワレコに行ったら確かになかったんですが、
発売中止になったのは限定盤だけで通常盤は発売されたらしいとかいう話も聞いたので
今日もういっかい行ってみたらありました。





シューマン/ピアノ作品集

  • ピョートル・アンデルシェフスキ
  • Virgin Classics
  • 価格: ¥ 2,736
  • 発売日: 2010/11/22
  • 売上ランキング: 55426

posted with Socialtunes at 2010/11/26



収録曲:シューマン/フモレスケop.20、ペダルピアノのための練習曲op.56、暁の歌op.133

ペダルピアノのための練習曲って、私よく知らないんですけど、
arrangement : Piotr Anderszewskiとなっています。
ペダルの部分をピアノ用に直したんでしょうね。

『暁の歌』、好きです。
アンデルシェフスキもよく弾いてますが、前にムストネンも弾いてた。
ピアノが好きな人が、好きであるゆえに苦しみぬいた末にたどり着いた最果ての地、という感じがします。
・・・ははは。


1,590円。タワレコのポイントを使って590円。
2010年累計6,561円。




公開リハがあったんだってー

2010-11-23 | ●ピアノ&クラシックが好き
今さらなのかもしれませんが自分用メモとして貼っておきます。
先日のサントリーホールでの神尾さん&クルティシェフのデュオコンサートで
子供(とその保護者)限定の公開リハーサルがあったそうです。

「ジャパンクラシックフェスティバル 『リハーサルとコンサート、両方体験してもらいました』」



ちょっとー、神尾さんに手が回ってるんですけどー!(笑)
っつか神尾さんを差し置いて真ん中にいるし(笑)。
まぁこれはもしかしたら神尾さんがゆずったのかもしれない。

クルティシェフと神尾さん、何語でコミュニケーション取ってるんだろう?
サイン会でちらっと聞いた限りでは、
横浜では英語(多分)、サントリーホールではロシア語(多分)で話してましたが
この記事だとドイツ語も出てきてますね。



『ジャパンクラシックフェスティバル』なんて全然知りませんでした。
主にクラシック・コンサートに行ったことがない6歳~18歳の“未来のクラシック・ファン”を首都圏・関西・中京地区を中心にオーケストラ・吹奏楽・室内楽・オペラ・バレエなど約100公演に無料招待し、クラシック音楽を楽しく体験してもらおうという試み
だそうです(「ぶらあぼ」より引用)。
特別協力「よ」新聞になってるけど、新聞で見た記憶全然ないぞー。
せっかくの企画、もっと宣伝すればいいのに~。



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月刊『ショパン』買いました

2010-11-18 | ●ピアノ&クラシックが好き
本屋さんで『音楽の友』を立ち読みしていたら腕がプルプルしてきてしまった…。
あの雑誌、重いよー!(←なら買えやー!)
ショパンコンクールについてツィメルマンの言うことはハイごもっともと思うけど、
100%賛同もしないのだった。
納得率6~70%くらいかなぁ。
まぁ、ツィメルマンも問題提起したかっただけかもしれないけど。

音友は立ち読みで済ませてしまいましたが、
『ショパン』はクルティシェフのインタビューが載ってたので買いました。



CHOPIN (ショパン) 2010年 12月号 [雑誌]

  • 発売元: ショパン
  • 価格: ¥ 950
  • 発売日: 2010/11/18

posted with Socialtunes at 2010/11/18



ごくごく短いインタビューですが、なかなか良いところを突いてくれてると思いました。
ショパンについて、ショパンコンクールに参加したことについて、
簡単ではあるけども彼自身の考えを知ることができて、良かったです。


…ショパンコンクール特集としてとても楽しく読んでいますが、
点数表が載っているのがイヤでイヤでたまりません。ここだけ破り捨てたろかー。
審査員の威厳も何もあったもんじゃない。
誰が優勝しようとも、あのそうそうたる審査員の先生方が
「俺らが決めた優勝&入賞者なんだからガタガタ文句言うんじゃねぇ!」って言ってくれたら
私はそれで良かったんです。
アルゲリッチがひとこと「○○は天才よ!」って言ってくれれば。
そのためにあれだけの人たちを審査員として集めたんじゃなかったんかい。
ショパンコンクールのサイトにこの点数が出たときには本当に涙が出ました。腹が立ちました。
いまだにお腹がぐつぐつ沸騰する音が聞こえるようです。


話が逸れました。雑誌の話でした。
その審査員の先生方のお話…ふーん、そうなんだー、みたいな。ああ怖い♪(←多くは語らない。笑)。
アルゲリッチのお気に入りは「彼」であったか。
当然考えられることだったのに、自分にとってはアウトオブ眼中(失礼)の人だったもんだから
想像できんかった。


あとやっぱりルーカスのインタビューが面白かったです。
色々と…ほんとかよーってことが色々と。全部嘘なんじゃないの?!とか思ってしまった。


音楽の友もそのうち買います。多分。
ブレハッチのインタビューあったし、池辺晋一郎先生のお話面白かったし。
ところでこの雑誌の平野啓一郎氏の連載、本にならないんですかねー。
すごーく面白かったんですけど・・・。



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しょーもない話。

2010-11-17 | ●ピアノ&クラシックが好き
「~なう」「ガラケー」「本田△」2010年流行語大賞ノミネート語
(Impress Watch 11月12日)

『本田△』って「ほんださん、かっけー」と読むのですね。
その後『本田□』(ほんだ氏、かっけー)になったのだとか。

使用例:プロコフィエフを弾くクルティ△

・・・△って書くとなんかダメっぽい(-_-;)
いかにもチャイコン1位なし2位って感じ。

『2位じゃだめなんですか?』
いやそんなことないです。ぷぷっ。


とか笑っている平和な日(-_-)。





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自分用メモ(クルティシェフ動画)

2010-11-12 | ●ピアノ&クラシックが好き
(11月8日にアップしたものですが、11月12日追加&修正しました)

クルティシェフの動画、どれを見てどれを見てないんだかわかんなくなってきたので
ちょっと整理。
後日また追記するかも

(※以下、URLの前後に私の感想を書き添えてますが、
「目がコワイ」の文言・あるいはそれに属する感想はほぼ全部に共通するため省いてあります(-_-;)。
ご覧になる際は石にならないようご注意ください)

まずショパンコンクールのサイトを書いておこうっと。
●http://konkurs.chopin.pl/en/edition/xvi/video/41_Miroslav_Kultyshev
私が最初に聴いたクルティシェフの音楽はコレでした。
幸いにも一次審査からほぼ全部リアルタイムで聴けました。
美しい音色で、静かにショパンのことを語っているような音楽。
水の中に浮かんで夢を見ているような、ゆらりゆらりとしたノクターンが特に印象深いです。
二次審査のop.32-2が本当に素敵で、そこで決定的に恋に落ちた気がするな。
(今思い返すと猫かぶりの最たるところで恋したかもしれない(-_-;))
あと同じく二次審査のポロネーズ5番。
なんていうのか、次へ次へと聴かせる「力」に満ちているというか、聴いててすごく面白い。
三次審査からちょっと調子を崩しちゃったかなと思いましたが、
それでも今聴いてみるとやっぱりイイなと思います。何がやりたかったかはわかるしね。
三次審査の幻想ポロネーズも繊細で綺麗です。
マズルカop.30-4、中間部の最後の休符を思いきり長く取っているところ、
胸がきゅうぅとなって息が止まりそうになります。

■その他うっとり系
●ラヴェル/蛾
http://www.youtube.com/watch?v=7FymrnKNRoI
●ラヴェル/海原の小舟
http://www.youtube.com/watch?v=qrIwOedQYzE
ラヴェルはやっぱり音が綺麗じゃないとねー。
●リスト/愛の夢
http://www.youtube.com/watch?v=kGGGXXWKcfw&feature=related
●ショパン/ワルツ5番
http://www.youtube.com/watch?v=H3CMNLjly3Y&feature=related
等々。


…ショパンコンクールが終わる頃、YouTubeを『Kultyshev』で検索したら
3年前チャイコフスキーコンクールのライブとか色々ざくざく出てきたので
喜んで見たんですが、
最初に遭遇したのが↓よりによって(?)コレです。
●プロコフィエフ/ピアノソナタ7番
http://www.youtube.com/watch?v=moCd2yQO5R0&feature=player_embedded
(第1楽章)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4031040
(第2~3楽章:※ニコ動)
ショパンコンクールでの美しい演奏ににうっとりしていた乙女(←※私)には爆弾もいいとこだった。
なんじゃこの血の沸くプロコフィエフはー!!
お腹に響くフォルテシモがショパンコンクールとは別人のようです。
でも、先へ先へと聴かせる力、これは間違いなくあのポロネーズ5番を弾いた人と同一人物だったですよ。
びっくりしたけど、自分はもともとこういう爆弾系は大好きなせいもあって
ショパンコンクールの時よりもっと好きになってしまった(-_-;)
もうこのプロコフィエフは本当に私の心を奪ってしまいました。
今や私の中でプロコと言えばリヒテル先生かクルティシェフかってくらい。
強烈な第3楽章も壮絶で凄いですが、第2楽章でぽつぽつとろとろと歌っているのも好き。
クルティシェフは、神尾さんとのデュオでチャイコフスキーを弾いてたときも思ったんですけど
ピアノの中音域から少し下あたりで、
明るさ60%暗さ40%くらいで歌うのがなんかすごく上手いです。深さを感じます。
このときまだ22歳でしたっけ?今後どうなってしまうんでしょう??

■その他ビックリ系
●ラフマニノフ/ピアノ協奏曲3番
1 http://www.youtube.com/watch?v=BYSZeTbh2g0
(第1楽章カデンツァ手前まで)
2 http://www.youtube.com/watch?v=F1k2rJBNF2w&NR=1
(カデンツァから第1楽章最後まで)
3 http://www.youtube.com/watch?v=BXKUvqToo6o&NR=1
(第2楽章)
4 http://www.youtube.com/watch?v=5mZjvKnrlXc&NR=1
(第3楽章コーダちょっと前まで)
5 http://www.youtube.com/watch?v=sZAdtAy57ow&NR=1
(第3楽章コーダちょっと前から最後まで)
これはいつごろのなのでしょうね?
ところどころ、疲れたのかもつれたり、会場にピアノはあまり響いてないのではないかと思うところもあります。
(テクニカルな問題ではなくて体力とか筋肉の問題と思う)
でも一生懸命弾いてる姿がカワイイです(←病)。
逆にこんだけ若くて細いくせにこの曲を弾ききれるのは凄いのかもしれない。
第2楽章前半のねちねち歌うところ、これでもかってくらいねっちねちに歌ってて
ここも好きなところですねぇ。
どうでもいい話ですがこのときの髪型好きです。ぷっ

●プロコフィエフ/ピアノ協奏曲3番
※YouTubeで探せないためニコ動
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4035666
(第1楽章)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4036333
(第2楽章)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4036718
(第3楽章 事故ありw)
ニコ動のコメントでわかるとおり、第3楽章で「事故」があります(-_-;)
動揺したのか(あたりまえか)、コンマスさんと握手したときハンカチを渡しちゃったようです。
ファイナルのこの局面でアンタそりゃないよ(笑)。
しかしそれにしてもクルティシェフ、プロコ本当うまいな!と思います。かっちょいーー!!
プロコフィエフって、技術的に物足りないとか、音量が物足りないとか、ねちっこさが物足りないとか、スピード感が物足りないとか、重量感が物足りないとか感じることが多くて、
本当に満足いく演奏ってほとんど聴いたことがないんですけど
クルティシェフのプロコフィエフは私的合格点に限りなく近いです(←何様)。

ショパコンでうっとりしてるところにプロコで爆弾食らったと思ったけど、
色々見聴きして彼のイメージを平均すると、
今のところ一番しっくり来るのがプロコフィエフという感じがします。
…でもウットリショパンも好きだよー。ショパンも弾いていてねー。

●リスト/マゼッパ
http://www.youtube.com/watch?v=LQPX_r7ifZA
クルティシェフはリストの超絶のCDを出してます。
ので、その中の代表的1曲を。
この動画の演奏、CDの演奏より好きかも。


■だめだった系(かねこ基準)
…基本的にクセ&アクのある演奏をする人ではあるので、
自分の好みに合わないものもちょいちょいありますねー。恋も完全な盲目ではないのだー。

●ラヴェル/道化師の朝の歌
http://www.youtube.com/watch?v=nA9b-Kf5_UA
最初聴いた時は車酔い起こしました(-_-;)。
なんだろうな?独特のタメがこう…車がブレーキ踏んでGかかったときに近いような感じがするといいますか。
(うっ、自分で書いてて車酔いっぽくなってきた←三半規管弱し)
2回目聴いたら平気になってきたような気がしたけど、やっぱり酔った(-_-;)
でもなんだかクセになる予感もある・・・。
ダメだと思っているのにまた聴いてしまいそう。

●雪あらし(チャイコフスキーコンクール)
http://www.youtube.com/watch?v=-j6FfOn-hy0&feature=related
これがダメなわけではないけど、↓の方が好きという意味で。
http://www.youtube.com/watch?v=ZedWsVG_sno

●グリーグ/ピアノ協奏曲
http://www.youtube.com/watch?v=n8GlfxeFwzw
(第3楽章)
第3楽章のリズム、彼が弾くとこれも車酔いする(-_-;)。
っていうかデフォルトアンスネスと比べるのがそもそもの間違いか。

●チャイコフスキー/ピアノ協奏曲(第1楽章カデンツァから第1楽章終わりまで)
http://www.youtube.com/watch?v=jsVw4DCUA6w&feature=related
この曲にピアノ曲としての魅力をまったく感じないので
なんかピアノが聞こえてこないのよねー。
せめて第3楽章(←スキ)が聴けたらよかったんだけど。

あとリストの曲が山のように上がってますが
リストの曲を個別認識するのがめんどくさくてあまり見てません(-_-)
リスト好きなんですかねー。リストの超絶やトランスクリプションを好んで弾いているようです。
あと時々グリーグとかも…?






それから、mixiのクルティシェフコミュで教えていただいたもの。
●http://www.youtube.com/watch?v=RqAquWqO8E4&feature=related
クロアチア・ドブロブニクでのサマーフェスティバル関連の映像だそうです。
これ、なんか好きです。バックに流れるピアノは彼自身の演奏でしょうか。




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神尾真由子&クルティシェフ デュオ・リサイタル

2010-11-07 | ●コンサートに行きました
神尾真由子&ミロスラフ・クルティシェフのデュオリサイタルに行きました。
10月31日に横浜みなとみらい公演にも行ったんですが、席があまり良くなくて
ピアノの音が聴こえなくて欲求不満だったので
いい席が残っている公演を探して昨日、福島に行きました。
福島を選んだのには横浜のプログラムをもう一度聴いておきたかったというのもある…。

プログラム(横浜・福島ともに)
サン=サーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ
チャイコフスキー/ワルツ・スケルツォ、憂うつなセレナード
ワックスマン/カルメン幻想曲
R.シュトラウス/ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
横浜公演のアンコール
クライスラー/愛のよろこび
エルガー/愛のあいさつ
福島公演のアンコール
エルガー/愛のあいさつ
チャイコフスキー/なつかしい土地の思い出よりスケルツォ


聴く前は私、神尾さんのヴァイオリンが怖くて仕方なかったんですけど、
(スミマセン、ヴァイオリンの音に対しては他のヴァイオリニストによるトラウマがあるんです(-_-;))
神尾さんはクルティシェフの音を本当によく聴いているし、
何よりも彼女の音が全体に綺麗でまろやかで、怖がるようなものではないということがわかったので
横浜ではビクビクして聴いてましたが(^_^;)、福島では神尾さんにまかせるような感じで聴くことができました。
どちらかというと神尾さんがクルティシェフに合わせているような気がする。
…「合わせている」って言うとちょっと違うな、影響を受けているというか、学ぼうとしているというか。
「ピアノがそう来るなら自分はこうしよう」というような。
伴奏が違う人だったらもしかしたら神尾さんは豹変するのかもしれない(笑)。

横浜で、特に前半ピアノの音が全然聴こえないとかクルティシェフが神尾さんに押されてるとか思ったんですが
福島で同じプログラムをあらためて聴いてみたら
前半は本来オーケストラである伴奏をピアノに置き換えた曲ばかりで
どうしてもピアノは控えめに聴こえるんだとわかりました。
神尾さんに押されていると思ったのは、
『カルメン幻想曲』でテンポアップするときに、横浜ではちょっとだけ神尾さんの様子をうかがったばっかりに置いていかれた(笑)だけだったらしい。
(ところでこの曲、最後にヴァイオリンの速弾きを弾ききった神尾さんがぱっと弓を上げてから
すぐにクルティシェフが立ち上がるまでの動作が音楽の一部のようでカッコよかった)

後半のシュトラウスは伴奏が最初からピアノのために書かれているので
第1楽章、ピアノは全然遠慮がなくてむしろ神尾さんのヴァイオリンが聴こえないくらいだった(私はそれでもいいけどさー。笑)。
第2楽章は、クルティシェフがそれはそれは綺麗なきらきらの音(ショパンコンクールで聴いたまさにあの音だった)で弾いたんですが
それに応える神尾さんの音が、聴こえるか聴こえないかくらいの繊細なピアニシモで、
クルティシェフの音を引き立てようとしているように思いました。
あのピアノの音がなければ、神尾さんのあのピアニシモも出てこなかったのではないか、
と言ったら言い過ぎですかねぇ…。
あの第2楽章は本当に綺麗だった…ずっとこの楽章だけ延々と聴いていたいと思いました。

アンコールは、横浜公演では『愛』のつく有名な2曲。
この2人のイメージにあまりにも合わない選曲に呆然(愕然とも言う)としているうちに終わっちゃって全然覚えてません(←殴)。
昨日福島でもう一度『愛のあいさつ』を聴いたらとても素敵でした。しつれーしました。イメージとか先入観って怖いわねー。
クルティシェフは、とろんとろんとしたピアノの音を愛おしむように弾いてました。
チャイコフスキーのスケルツォは、ヴァイオリンとピアノのやり取りが面白くて、
こういうのがもっとプログラムに入ってても良かったんじゃないかと思いました。
でもこういう曲ってその場ではワーッと盛り上がるけど、
意外と後に残らないかもしれない…アンコールで正解なのかも…。


正直、全体に緊張感を保ったままじっくり聴かせるということについては2人とも
まだまだまだまだまだ………と思ってしまいましたが、
(途中ちょっと飽きることもあったもんで(^_^;))
こってり聴かせるものがない代わりに、爽やかだった、と言ってもいいのかもしれない。
「知り合ったばかりでまだお互いにいいなと思ってるだけの男の子と女の子♪」みたいな感じがありましたですね(演奏が、ですよ)。
シュトラウスの第3楽章なんかはもっとラブラブでもいいかなという気もしましたが、
この2人の演奏は爽やかで、清らかだったような気もして、それも貴重なのかもしれません。
(多分、30歳過ぎたらこうはならない)







以下、演奏とは関係のない話。

●福島で私が取った席は前方右端。
はじっこだったけど、そんなに大きなホールではないので
譜面台のかげからピアニストくんの顔がよく見えました。
ただでさえぐりんぐりんの目が、楽譜を追いかけてると眉間にシワが寄って超コワい。
それを見ていたらルー大柴にも似てるかもとか思ってしまった。
でもまだクマも連れてないし、元気だと思う。
…気のせいかもしれないけど、神尾さんも時々、目を見開いてぐりんとしていた。ような気がする。
ずっと一緒にツアーしてたらウツるよね…。

●福島の譜めくりさん…
時々めくるのが早すぎて(あるいは2ページめくったか)、クルティシェフが戻したり自分でめくったりしてて
見ていてハラハラしてしまった。

●横浜でも福島でもはじっこの席だったので
2人が舞台袖から出てくるところがよく見えた。
神尾さんが毎回必ず立ち止まってクルティシェフが「どうぞ」って手を出してから舞台に出てきていた。
なんかそれが可愛かった。

●横浜ではサイン会がありました。
神尾さんはステージ衣装のまま出てこられたせいもあって
オリゲルドの仮面を取ったばかりの姫川亜弓のような風情だったけど
グレーのトレーナーに着替えたもしゃもしゃ頭のクルティシェフは
舞台を降りた北島マヤ(-_-;)いやもう、なんか本当に普通の男の子で、可愛くて。
つい数日前まで、あのワルシャワの大舞台で、あの軽やかで夢見るようなショパンを弾いていた人であり、
いったいいつ練習していたのかその直後のこの日のヴァイオリンの伴奏をやってのけた人なのかと思うと
なんか信じられないような、不思議な感じがしました。
ショパンコンクールの最後は本当に疲れていたようだったので
日本には来ないんじゃないかと悶々としてましたが
来てくれてよかった。ありがとう。

●予定外の出費がかさんだので、
今月ヤンソンスのおじさまに会うことはかなわなくなりました(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)
ま、もともとチケット取れなくて当日券狙いだったので
取れなかったものとしてあきらめることにする。



神尾さん&クルティシェフは今日もう一回サントリーホール公演にも行ってきます。


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いつかまた行くことがあるかもしれないのでメモ。
福島市音楽堂は、福島駅からバスで10分程度、日赤前下車徒歩3分。
行きのバスの本数が1時間に1本あるかないかという少なさなので要注意。
乗り遅れたらさっさとタクシーに乗るべし。
小さな山のふもとにあるホールで、山からのきれいな空気も感じられるところで
なかなか良かったです。
音響は、笑えるほどの風呂場音響(笑)。私が今まで行ったことのあるホールで最強かもしれない。ここは銭湯か!ってくらい。
後ろの方に行ったら音がモワモワしてそう。
それと、チケットは公演4日前までは代引きで郵送してくれるそうですが、
それを過ぎて当日引渡しになると「当日券扱い」になるそうで、
今回の場合1,000円増しになりました(ビックリ)。



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