(11月8日にアップしたものですが、11月12日追加&修正しました)
クルティシェフの動画、どれを見てどれを見てないんだかわかんなくなってきたので
ちょっと整理。
後日また追記するかも
(※以下、URLの前後に私の感想を書き添えてますが、
「目がコワイ」の文言・あるいはそれに属する感想はほぼ全部に共通するため省いてあります(-_-;)。
ご覧になる際は石にならないようご注意ください)
まずショパンコンクールのサイトを書いておこうっと。
●http://konkurs.chopin.pl/en/edition/xvi/video/41_Miroslav_Kultyshev
私が最初に聴いたクルティシェフの音楽はコレでした。
幸いにも一次審査からほぼ全部リアルタイムで聴けました。
美しい音色で、静かにショパンのことを語っているような音楽。
水の中に浮かんで夢を見ているような、ゆらりゆらりとしたノクターンが特に印象深いです。
二次審査のop.32-2が本当に素敵で、そこで決定的に恋に落ちた気がするな。
(今思い返すと猫かぶりの最たるところで恋したかもしれない(-_-;))
あと同じく二次審査のポロネーズ5番。
なんていうのか、次へ次へと聴かせる「力」に満ちているというか、聴いててすごく面白い。
三次審査からちょっと調子を崩しちゃったかなと思いましたが、
それでも今聴いてみるとやっぱりイイなと思います。何がやりたかったかはわかるしね。
三次審査の幻想ポロネーズも繊細で綺麗です。
マズルカop.30-4、中間部の最後の休符を思いきり長く取っているところ、
胸がきゅうぅとなって息が止まりそうになります。
■その他うっとり系
●ラヴェル/蛾
http://www.youtube.com/watch?v=7FymrnKNRoI
●ラヴェル/海原の小舟
http://www.youtube.com/watch?v=qrIwOedQYzE
ラヴェルはやっぱり音が綺麗じゃないとねー。
●リスト/愛の夢
http://www.youtube.com/watch?v=kGGGXXWKcfw&feature=related
●ショパン/ワルツ5番
http://www.youtube.com/watch?v=H3CMNLjly3Y&feature=related
等々。
…ショパンコンクールが終わる頃、YouTubeを『Kultyshev』で検索したら
3年前チャイコフスキーコンクールのライブとか色々ざくざく出てきたので
喜んで見たんですが、
最初に遭遇したのが↓よりによって(?)コレです。
●プロコフィエフ/ピアノソナタ7番
http://www.youtube.com/watch?v=moCd2yQO5R0&feature=player_embedded
(第1楽章)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4031040
(第2~3楽章:※ニコ動)
ショパンコンクールでの美しい演奏ににうっとりしていた乙女(←※私)には爆弾もいいとこだった。
なんじゃこの血の沸くプロコフィエフはー!!
お腹に響くフォルテシモがショパンコンクールとは別人のようです。
でも、先へ先へと聴かせる力、これは間違いなくあのポロネーズ5番を弾いた人と同一人物だったですよ。
びっくりしたけど、自分はもともとこういう爆弾系は大好きなせいもあって
ショパンコンクールの時よりもっと好きになってしまった(-_-;)
もうこのプロコフィエフは本当に私の心を奪ってしまいました。
今や私の中でプロコと言えばリヒテル先生かクルティシェフかってくらい。
強烈な第3楽章も壮絶で凄いですが、第2楽章でぽつぽつとろとろと歌っているのも好き。
クルティシェフは、神尾さんとのデュオでチャイコフスキーを弾いてたときも思ったんですけど
ピアノの中音域から少し下あたりで、
明るさ60%暗さ40%くらいで歌うのがなんかすごく上手いです。深さを感じます。
このときまだ22歳でしたっけ?今後どうなってしまうんでしょう??
■その他ビックリ系
●ラフマニノフ/ピアノ協奏曲3番
1 http://www.youtube.com/watch?v=BYSZeTbh2g0
(第1楽章カデンツァ手前まで)
2 http://www.youtube.com/watch?v=F1k2rJBNF2w&NR=1
(カデンツァから第1楽章最後まで)
3 http://www.youtube.com/watch?v=BXKUvqToo6o&NR=1
(第2楽章)
4 http://www.youtube.com/watch?v=5mZjvKnrlXc&NR=1
(第3楽章コーダちょっと前まで)
5 http://www.youtube.com/watch?v=sZAdtAy57ow&NR=1
(第3楽章コーダちょっと前から最後まで)
これはいつごろのなのでしょうね?
ところどころ、疲れたのかもつれたり、会場にピアノはあまり響いてないのではないかと思うところもあります。
(テクニカルな問題ではなくて体力とか筋肉の問題と思う)
でも一生懸命弾いてる姿がカワイイです(←病)。
逆にこんだけ若くて細いくせにこの曲を弾ききれるのは凄いのかもしれない。
第2楽章前半のねちねち歌うところ、これでもかってくらいねっちねちに歌ってて
ここも好きなところですねぇ。
どうでもいい話ですがこのときの髪型好きです。ぷっ
●プロコフィエフ/ピアノ協奏曲3番
※YouTubeで探せないためニコ動
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4035666
(第1楽章)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4036333
(第2楽章)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4036718
(第3楽章 事故ありw)
ニコ動のコメントでわかるとおり、第3楽章で「事故」があります(-_-;)
動揺したのか(あたりまえか)、コンマスさんと握手したときハンカチを渡しちゃったようです。
ファイナルのこの局面でアンタそりゃないよ(笑)。
しかしそれにしてもクルティシェフ、プロコ本当うまいな!と思います。かっちょいーー!!
プロコフィエフって、技術的に物足りないとか、音量が物足りないとか、ねちっこさが物足りないとか、スピード感が物足りないとか、重量感が物足りないとか感じることが多くて、
本当に満足いく演奏ってほとんど聴いたことがないんですけど
クルティシェフのプロコフィエフは私的合格点に限りなく近いです(←何様)。
ショパコンでうっとりしてるところにプロコで爆弾食らったと思ったけど、
色々見聴きして彼のイメージを平均すると、
今のところ一番しっくり来るのがプロコフィエフという感じがします。
…でもウットリショパンも好きだよー。ショパンも弾いていてねー。
●リスト/マゼッパ
http://www.youtube.com/watch?v=LQPX_r7ifZA
クルティシェフはリストの超絶のCDを出してます。
ので、その中の代表的1曲を。
この動画の演奏、CDの演奏より好きかも。
■だめだった系(かねこ基準)
…基本的にクセ&アクのある演奏をする人ではあるので、
自分の好みに合わないものもちょいちょいありますねー。恋も完全な盲目ではないのだー。
●ラヴェル/道化師の朝の歌
http://www.youtube.com/watch?v=nA9b-Kf5_UA
最初聴いた時は車酔い起こしました(-_-;)。
なんだろうな?独特のタメがこう…車がブレーキ踏んでGかかったときに近いような感じがするといいますか。
(うっ、自分で書いてて車酔いっぽくなってきた←三半規管弱し)
2回目聴いたら平気になってきたような気がしたけど、やっぱり酔った(-_-;)
でもなんだかクセになる予感もある・・・。
ダメだと思っているのにまた聴いてしまいそう。
●雪あらし(チャイコフスキーコンクール)
http://www.youtube.com/watch?v=-j6FfOn-hy0&feature=related
これがダメなわけではないけど、↓の方が好きという意味で。
http://www.youtube.com/watch?v=ZedWsVG_sno
●グリーグ/ピアノ協奏曲
http://www.youtube.com/watch?v=n8GlfxeFwzw
(第3楽章)
第3楽章のリズム、彼が弾くとこれも車酔いする(-_-;)。
っていうかデフォルトアンスネスと比べるのがそもそもの間違いか。
●チャイコフスキー/ピアノ協奏曲(第1楽章カデンツァから第1楽章終わりまで)
http://www.youtube.com/watch?v=jsVw4DCUA6w&feature=related
この曲にピアノ曲としての魅力をまったく感じないので
なんかピアノが聞こえてこないのよねー。
せめて第3楽章(←スキ)が聴けたらよかったんだけど。
あとリストの曲が山のように上がってますが
リストの曲を個別認識するのがめんどくさくてあまり見てません(-_-)
リスト好きなんですかねー。リストの超絶やトランスクリプションを好んで弾いているようです。
あと時々グリーグとかも…?
それから、mixiのクルティシェフコミュで教えていただいたもの。
●http://www.youtube.com/watch?v=RqAquWqO8E4&feature=related
クロアチア・ドブロブニクでのサマーフェスティバル関連の映像だそうです。
これ、なんか好きです。バックに流れるピアノは彼自身の演奏でしょうか。
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