オリンパスと東電がおもちゃにされているぐらいで、連日8000億円程度の超閑散相場だ。この2銘柄で全体の10数%を占めるからまともな相場じゃない。東電に材料の新規性はなくなったが、オリンパスには深い闇がありそうだからしばらく格好のターゲットにされそうだ。『閑散に売りなし』と言うが、通常、下げの終局ではエネルギーが膨らむからまだ底はつけていないということだろう。そういう意味では売れるものがあるなら売りありなのだが…。一般投資家が全く動いていないことに加え、信用取引の評価損が20%程度に悪化し回転が効かなくなっている。新規に出てくるような投資家はなく、売買しているのはイベントを先食いして動く短期筋ぐらいだ。イベントを睨みその内容はともかく値ごろ感からの買いが入る。ただ、上がっても値幅が大きくなく、継続性に疑問ありのリバウンドだから、ほどほど上がれば達成感で頭を打つ。市場は勝手な期待と想定通りの失望を繰り返しているだけだ。短期でうまくやるには、その期待と失望の繰り返しを狙うしかない。
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