株式投資入門

株式配当金での年金補完を目的としています。運用機関での運用経験と知識に基づいた情報を提供しています。

持たざるリスクはセルサイドの常套句

2017-03-26 10:31:08 | 株式投資
セルサイドによれば新年度入り後は夏場にかけて20000円奪回が想定され、持たざるリスクが台頭しつつあるという。個人的には、投資環境に好転は見られず、20000円超えは極めて難しいとみている。トランプの政策運営が軌道に乗り、円が120円前後で定着しかつ円安期待が続かない限り、20000円はあっても一時的で現水準維持さえ疑わしい。投資環境に拘わらず、日経株価は年間の変動幅で3000円程度は必ずあるものだ。下げの引き金は国内要因によることはほとんどなく、突然襲ってくる想定外の海外発金融システム不安だ。それがいつなのか、どんなきっかけなのか、わからないから厄介だが、中途半端な水準で仕込めばリカバーに相当の時間を要する。持たざるリスクはセルサイドの常套句だから煽られて動くことほど愚かなことはない。上がれば儲けものだ。キャッシュは目減りしない。
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一時的に20000円超えも・・・ 

2017-03-16 10:07:22 | 株式投資
NY株高を受けて順調に戻してきたがさすがにここから大きく上に行くには相当しんどいだろう。一時的に20000円超えがあっても、トランプ以降の上昇幅、日柄から見て、新年度入りから夏場にかけて波乱もありそうだ。きっかけは米国発か欧州発かわからないがいずれにしても海外要因だろう。リスクオフから円高が進み株価は大きく下押しする。経験的には高値から3000円程度、日柄で2~3か月程度の調整がどこかでありそうだ。もっとも我が国のファンダメンタルズは可もなく不可もなしだから、調整を終えればまた元の水準に戻る展開だろう。今年仕込む水準があるとすれば20000円奪回後にも予想されるその調整局面だけだろう。
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下がらないだけまし

2017-03-07 09:45:16 | 株式投資
実力的には日経平均は18000円程度がリーズナブルとみられ現水準に割安感はない。割安感がなくても先行きの見通しが明るければ先高期待も出るが、中小型材料株を取っかえひっかえやっているうちは上昇転換は難しいだろう。強気なのはセルサイドだけ、一般的な投資家は機関投資家も個人も模様眺め、短期筋だけが値鞘稼ぎで好き勝手やっているだけだからトレンドはなかなか出ない。見方によっては下がらないだけましだ。オーソドックスな投資家にとっては、トレンドが見えてくるまで何もできそうにもないし、何もしないのが妥当な選択肢だろう。
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東証1部市場はおとなしい動きが続きそう

2017-03-01 12:33:01 | 株式投資
現状の株式相場は為替を材料に動いているだけでこれからあまり上があるとも思えない。相場が動きに乏しいのは、金融資産の大部分を有する60歳以上の世代がかつてのようなリスク選好をしなくなったこともひとつの要因だろう。個人的にも将来年金だけでは生活を賄いきれないから、占いみたいな情報を基にした賭けはやめ、不足分を補填するため配当目的の投資に舵を切った。高齢者層は貯蓄があるとはいえ収入がないのだから、現役時のようなリスクをとらなくなるのは当然だろう。この超低金利下では株式は配当金が3%以上あれば、株価が下がらなければよく、上がれば儲けものだ。短期筋は指数取引と材料株に流れ、高齢者層は業績の安定した高配当株に流れる二極化は一層鮮明化しそうだ。もともと株式はほかの資産に比べればボラテリティは大きいとはいえ、過去はそんなに乱高下するものでもなかった。荒い値動きが常態化したのはこの数十年ぐらいだ。この時期は高度成長が佳境に入り終焉した時期に一致している。制度面で先物取引が導入され拡大し続けた影響も大きそうだ。アベノミクスによる上昇相場は2015年夏で終わっており、わが国の社会や経済の構造が顕著に変わり新たなステージが見えてこない限り、長期にわたり大型株中心の東証1部市場はおとなしい動きが続くのは必然だろう。市場の値動きが乏しくなったのがアブノーマルな状態ではなく、低成長経済下ではむしろこれがノーマルなのかもしれない?
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