株式投資入門

株式配当金での年金補完を目的としています。運用機関での運用経験と知識に基づいた情報を提供しています。

デフレが続く限り、日本の凋落は不可避

2010-05-29 08:05:16 | 株式投資
デフレを脱却すれば、日本経済が抱えている諸問題のかなりの部分に改善の方向が出てくる。円相場は日本経済の弱さとは裏腹に高値圏で推移している。政府、日銀とも本気でデフレ脱却を考えていない。とりわけ日銀が伝統的な考えを捨てない限りデフレは長期化・深刻化する。日経平均株価は、デフレが続く限り低迷が続く。このままでは日本経済を支えたグローバル企業は弱体化する。内需への構造転換は遅々として進んでいない。我が国の経済、社会の閉塞感はそのほとんどがデフレ経済に起因しているが、日銀はリスクをとらない公家集団だから対症療法的な小出しの対応ばかり、官僚体制の象徴だ。政治主導でデフレ脱却に踏み込まない限り、日本の凋落は不可避だ。
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とりあえず戻りそうだが…

2010-05-28 08:47:19 | 株式投資
とりあえず戻りそうだが、高値から2000円程度も下げているのに反発力が弱い。本来止まるべき水準の長期線レベルや10000円で止まらなかったということは、問題の根深さを示唆しているのかもしれない。こんな時は再度一段安がなければ底は入らない。指標面で割安という見方はいつもの話で、そんな時に底が入ったためしがない。単なる値ごろ感だけでは買えなくなった。6月中には9000円で止まることを期待してはいるが、何だかそれも怪しくなった。いわゆるセリングクライマックスで行き着くところまで行かないと、とても本格的には切り返せそうにもない。原点に戻って考えれば、相場下落の主因であるPIIGS危機に端を発したユーロ安に大きな変化がないと、リバウンドはあっても本格反騰のきっかけはつかめない。
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兜町文学

2010-05-27 08:57:15 | 株式投資
さすがについこの前まで言われていた13000円や14000円説はすっかり影をひそめ、逆に8000円説、7000円説まで出てきた。しかし日経新聞や情報機関の株式サイトのコメントに出てくる専門家というのはいったい何なんだろう?あれもあるこれもある根拠に乏しい無駄な情報の洪水だ。相場見通しはIF構文ばかり、どうにでも取れる兜町文学だ。官僚の霞が関文学と何ら変わらない。根拠に基づくものを見通しと定義づけるなら、予想株価は見通しではなく単なる期待値にすぎない。
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株式投資は思い込みに賭けるゲーム

2010-05-26 08:55:54 | 株式投資
9500円をあっさり割った。やっと投げが出てセリングクライマックス的な動きになってきた。しかしこのフシを割ったことで、9000円まではそれらしいテクニカルポイントがない。騰落レシオ、サイコロ、移動平均線からの乖離を見てもいいところまで来てるもののまだ下げ余地があり、あと300~500円下げなければおさまりそうにもない。本日以降、一段安しその水準があれば目をつむってでも買い向かいたい。9000円を割れると奈落の底だが、株式投資は理屈の通じないゲーム、思い込みに賭けるしかない。
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指標面で割安???

2010-05-25 10:16:18 | 株式投資
過去、日経に株価は指標面で割安という記事が出て底になったことはない。いつもだいたいそのあたりから一段安するパターンだ。投げが入らないと、セリングクライマックス的な動きが出ないと底は入らないが、まだそんな感じは出ていない。今週に底を入れるのは難しそうだ。
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セリングクライマックスがなければ…

2010-05-24 09:25:01 | 株式投資
相場は少数意見が多数意見に変わる過程だが、それは市場関係者の意見ではなく投資家のコンセンサスが変わる過程だ。春の株価上昇過程で売買代金がいっこうに膨らまなかった事実は投資家がまだそうは見ていなかったという証左だ。外国証券の裁定取引絡みのトレーディングで株価が上下していただけだから、一向にエネルギーが拡大しなかった。株価は一時的に嘘をついても、売買代金は嘘をつかない。4月初旬、低水準のエネレギー下で150%を超える歴史的な騰落レシオを示したのは、歪められた相場を象徴している。先週末はすこし出来高が増えて下げたが、セリングクライマックスにはほど遠い。これだけ需給が悪いと、エネルギーを伴うセリングクライマックスがない限り新たな相場は始まらない。
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もう少し下があるということになるが…?

2010-05-23 07:21:06 | 株式投資
過去1年位を振り返ってみると、概ね日経のトレンドは予測した通りとなっている。だからうまくいったかというと、相場が相手だからなかなか難しい。結果から見れば、自分の投資行動は買いも売りも少し早いようだ。「頭と尾っぽはくれてやれ」というが、底値の少し前で買い、天井の少し前で売る、というパターンの繰り返しだ。この少し前は、日経で言うと上下で300円位の値幅があり逸失利益も大きい。例えば今年に入り、三井住友を2900円位で買い3200円で売ったが、実際の下値は2800円位、上値は3400円程度だった。ソニーは3000円位で買い、3400円位で売ったが、下値は2800円位、上値は3600円位があった。そういう行動パターンの私が、そろそろ買い場だと考えているということは、これまでの例で言うとまだもう少し下があるということになるのだが…?リバウンド相場を睨み、再度この2銘柄中心に中期狙いで手掛ける予定だ。
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プロと個人投資家の差

2010-05-22 07:54:25 | 株式投資
調査機関によれば株式運用のプロと個人投資家のパフォーマンス差はせいぜい2%程度らしい。この数字が意味することは、手数料を支払ってまで株式投信を買う魅力はないということだ。サラリーマン運用担当者はアナリストもファンドマネージャーも個人投資家が考えているほどプロフェッショナルではない。かつては情報力に差があったが、ネットの急速な進展とインサイダー規制の強化により、その差は急速に縮小した。運用能力より社内の人間関係能力のほうがはるかに重視されるというのがわが国の運用機関の現状だ。ランニングコストがかかる株式投信など買うくらいなら、イニシャルコストで済む日経平均やTOPIXのETFで十分だ。
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来週から買い下がり

2010-05-21 08:34:31 | 株式投資
ユーロの底打ち反転がなければ、来週にも9500円割れがあるだろう。信用評価損率の悪化に伴い投げが加速する。これに新規空売りが加わり、投げは株価下落を招き、さらに投げが加速することで株価が一段と下がるという負の連鎖だ。短期間に戻せないようだと、次は9000円どころが下値ターゲットになるが、全て仮定の話だから予想しても詮無い話である。投資家としては本日にもありそうな9700円前後から買い下がっていくしか方法はない。ここまでセンチメントが弱気に傾けば買いを急ぐことはないが、来週には一弾買いを入れる計画だ。過去、株価に底が入った時は、NHKの夜のニュースで数日続けてトップになっていることも底入れのサインとして参考になるだろう。
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チャート分析は現状確認ツール

2010-05-20 08:48:15 | 株式投資
急落するとチャートによるサポートライン判断が賑やかになる。チャートは過去データの優れた集積ツールだ。ただし、チャートでは現状の水準を確認できても先は読めない。先を読む要素をチャートに見出すとすれば、過去起こったことは同じような環境なら今後も起こりやすいという程度の確率の要素だ。同じような環境なら…という前提を踏まえれば、それなりの使い方はあるのだが、何故か予測ツールとして有効と位置付けている解説も散見される。なぜチャートが好まれるか?答えは、チャーチストには当たるように思わせるプレゼンテーション技術があるからだ。彼らは結論に整合的なチャートや指標をみせる。もっといえば、それしか出さない。いわばマジックと同じ世界だ。チャートは株価位置をヒストリカルに、視覚的に確認するためのツールにすぎない。チャート分析による見通しをフォローしてみれば、あたることもあり、はずれることもあり、それはほとんど勘と同じレベル、現状確認ツールを予測ツールとして使うには無理がある。
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いまは攻める時期ではない

2010-05-19 08:45:59 | 株式投資
市況見通しは予測ではなく単なる期待だ。相場は簡単には戻さない。戻りは売りになるから上値は重そうだ。いまは攻める時期ではない。仮にうまく戻しても10600円位でいったんは達成感が出るだろうから、急落し10000円割れたら買うぐらいのスタンスで十分だ。早ければ今来週にもその買い場がやってきそうだ。来なければ6月まで待てばよい。もし下値がなくて戻るなら、縁がなかったと思えばいい。いずれにしてもいまは攻める時期ではない。戻すとしても、このあたりで仕込んでもあまり儲からない。
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投げが出ないと底は入らない

2010-05-18 06:40:14 | 株式投資
相場はいつも似たような下げパターンだ。付和雷同の多数派とちょっとだけ違った行動をとることが相場で勝つ秘訣だ。市場関係者がもう少し弱気に傾けば買いだ。その機会はおそらく5月中にもやってくるだろう。悲観が強まらない限り底は入らない。信用中心の短期個人投資家の投げが出なければ需給は改善しないからだが、先週末あたりから少しその動きが出ているようだ。短中期的にユーロ問題が片付くわけはないが、ここからの急落はチャンスだ。ほどほどに環境が落ち着けば、相場はリバウンドに転じるものだ。年金や金融機関が投資理論に則った運用を続けている限り、株式市場に向けなければならない資金は常に一定のウエイトで控えている。
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地味株で株式貯蓄

2010-05-17 08:52:04 | 株式投資
実績検証では、安値圏での割安銘柄への投資が相対的には良い成果が出ている。業績の下方修正リスクがそう大きくなく、低PER、低PBR、高利回り、…等の、どれかに当てはまる銘柄を暇つぶしにスクリーニングしてみた。おとなしい銘柄はあまり手掛けたことないが、顔ぶれをみると地味ながらも手堅そうなものがピックされた。三井住友 (or みずほ)、武田(orエーザイ)、docomo(or NTT)、新日鉄(or JFE)、日立(or東芝)、三菱商事、ローソン、東北電力(or九州電力)、SFH、ジュピターテレコム、M3、ユニチャーム、ベストブライダル、…地味で醍醐味はないが下値リスクは小さそうだ。超低金利で預金するぐらいなら、地味株で株式貯蓄した方が預金以上のインカム収入が計算できるし、相場が上昇すればキャピタルゲインも期待できる。急落時に新規で買っておけばそのうち報われそうな銘柄群だ。
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急落があれば買い下がり

2010-05-16 06:56:26 | 株式投資
少額個人投資家は安い時に買って高い時に売ることしか有効な手法はない。しかし、いつが安いのか高いのか、誰にもわかるわけがないから株式投資はゲームだ。市場関係者やアナリストも先は読めない点は素人と大して変わらず、予想はたらればだらけの代物だ。実績検証では、相場が安い時期に配当利回りや純資産価格からみて割安なバリュー株に投資するのがもっとも成果が出ている。ユーロ問題が燻ぶり年内高値奪回は為替次第になってきたが、日経平均EPS予想は600円程度、PER20倍の12,000円程度は、外部要因が落ち着けばリーズナブルな水準だ。当面、簡単には戻りそうにはないが、年2度目の安値も近そうだ。急落があれば10000円前後から買い下がりたい。
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内需株の水準訂正が進みそう

2010-05-15 07:07:36 | 株式投資
今期(11年3月期)見通しでは意外に内需株が健闘している。一方、輸出関連株は緩慢な回復にとどまり収益水準は低い。年度を通じてユーロ安が燻ぶりそうだから、アジア等の新興国に強い企業はまだしも、ソニー、トヨタ、キヤノン等のグローバル企業ほど買い難くなった。収益回復状況から見て金融、医薬、消費、通信、ネット等の一部や内需企業が多い新興銘柄の方にむしろ相対的な買い安心感がでてきたようだ。もちろん業種全体でなく個別物色が基本だが、ユーロの不透明感が払拭されない中では、比較感から内需株の水準訂正が進みそうだ。NT倍率の低下傾向も、春先の日経優位からTOPIX優位への変化を予想させる。
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