株式投資入門

株式配当金での年金補完を目的としています。運用機関での運用経験と知識に基づいた情報を提供しています。

目先は見送り

2010-11-29 19:30:38 | 株式投資
月が変わればファンドの買い戻しも終わり、相場は軟調になりそうだ。欧州財政不安の再燃もありえるが、目先は週末の雇用統計が注目だ。何もなくてもこのままでは上値は無理、米雇用統計、ユーロ問題の方向がネガティブでなければ、健全な調整を入れて、年末年始にかけて再度戻りが期待できそうだ。いまの相場は如何せんエネルギー不足、出遅れ感はほぼ解消されたから、少し調整を入れないと上にはいきそうにもない。何にもやらないのがベターだが、仮に参加するなら超短期と割り切りたい。
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株価は水準を500円程度上方にシフト

2010-11-28 07:36:29 | 株式投資
株式相場は9000円台の往来から、500円程度水準を上方にシフトしたようだ。目先は、欧州の財政問題、朝鮮半島の緊迫化から為替がどう動くか不透明だ。ただこれらの要因は決定的な材料ではない。徐々に不透明感は消化され方向感が見えてくるだろう。我が国の株価を読むうえでの最大のポイントは、米国景気の回復力とそれを受けた為替の動きだ。新興国経済の影響が高まったとはいえ、過去の動きでは、米国景気と我が国の株価の相関性は高い。意外感はあるが、米国金利が景気回復に伴い上昇していく期間では、日本の株価は本格的に上昇している。現状を見れば残念ながら、米国景気の金利上昇を伴う本格的な回復はまだまだ先になりそうだ。
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波乱場面での押し目買い狙い

2010-11-25 09:17:31 | 株式投資
株価強気見通しの前提にあるのは全て円安進行見通しだ。しかし為替市場を巡る客観情勢からみれば、現時点で一方的に円安が続く根拠は乏しい。ユーロの動き次第では大きく揺さぶられることもありうる情勢だ。為替参加者の見方と株式関係者の見方には明らかにギャップがある。どちらが正しいかは分かりようもないが、株式関係者の円安が続くという見方は、まず株高ありきの決めつけ的な感じがしないでもない。ここでの株価の動きはヘッジファンドの買い戻しの影響が大きそうだ。上昇した割には売買代金が盛り上がりに欠け、騰落レシオ、乖離率もピーク一歩手前の水準だから、一本調子の上昇が続くとも思えない。冷めた目で見ればいつ調整が入ってもよいともいえるから、波乱場面での押し目買い狙いが妥当だろう。
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好事魔多し

2010-11-24 09:44:39 | 株式投資
「好事魔多し」とは良くいったものだ。いいことには邪魔が入る。急騰により日本株の割安感、出遅れ感がほぼ解消された所に、朝鮮半島問題とアイルランド問題が直撃した。短期急騰でいつ調整してもおかしくない状況だったから、この下げに違和感はない。騰落レシオ、短期移動平均とのかい離率、盛り上がりに欠ける売買代金も、短期的には10000円からの上値は大きくないことを示唆していた。ただいったん底は入れているから、問題を消化すればまた戻りに転じる可能性も十分ありそうだ。年末に向けて押し目狙いの局面だろう。


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乗るならせいぜい2泊3日まで

2010-11-23 07:50:49 | 株式投資
急騰場面のおいしい所は終わった。短期的には最終局面だから、ここは買うタイミングではない。それでもどうしても乗りたいなら、デイトレ感覚でやるしかない。株式投資は不確実性への賭けだ。超短期も短期も長期も本質は何ら変わらない。株式投資を知的ゲームという言い方をする人がいるが格好つけすぎの自己弁護的、俗っぽい言葉でいえばみな金儲けしたいだけのギャンブルに近い刺激的なゲームだ。デイトレは物心両面で失うものも多いだろうが、リスクを翌日に持ち越さないからリスクは最も限定的だ。反対にリスクが大きいのは長期投資だ。高度成長時代が終わった現在、長期投資は海図なき航海だ。その銘柄選定や株価見通しは全く根拠のない思い込みによる希望的観測値にすぎない。ここから乗るなら、日帰り(デイトレ)か1泊2日、延ばしてもせいぜい2泊3日までだろう。
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11月が転機になった

2010-11-22 08:54:54 | 株式投資
想定通り11月が転機になったようだ。円高のトラウマに呪縛され出遅れたが、チャートを見ると9月1日と11月2日でダブルボトムを形成している。もっともチャートは過去を分析するデータ、トリプルボトムもあるから先行きは読めないが、いったん底を入れたという事実は明確だ。ここで出動するつもりはないが、仕込みゾーンを9000円前後から少し上に変更する必要はありそうだ。大雑把なシナリオを描けば、為替次第という面はあるが、年末まで押し目を入れながらもしっかり、年明け後一度調整を入れて3月から再上昇するシナリオを描いており、その時の環境にもよるが、年明け後に想定される調整局面こそが本当の買い場だと見ている。現時点で想定している環境は少しずつ変わる。1月先でさえ読めない。環境が変われば、シナリオも変わるから決め打ちはしない方が良いだろう。
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強気論の前提は円安見通しだけ

2010-11-21 13:52:03 | 株式投資
10000円回復で出てきた株価強気論の前提はすべて円安見通しそれだけだ。円高はいったん落ち着いてはいるが、円安になっていくだろうという期待ばかりで、円安の見方に説得力はない。円安になれば株高になるのは自明の理だが、その円安見通しに根拠はないから株高見通しも怪しい。強気になれば希望的観測がいかにも実現しそうに見えてくるから不思議だ。少し良い方向になってきたが、割安感、出遅れ感は解消された。
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買ってはいけないタイミング

2010-11-19 20:14:42 | 株式投資
日経平均は11月2日の安値9,123円から短期間に1,000円も上昇した。こうなるといつもの話で、また強気論が台頭してきている。市場関係者は、現在の状況から先行きを予想するから、いつものパターンで楽観的になるようだが、さらに続けて上昇するだけの環境激変がどの要因に見出せるだろうか?足下の市況をもとにした将来の予想ほどあてにならないものはない。為替が円安に向かえばいいが、そう決め打つ根拠は全くない。短期に1000円上昇したという現実を見て、いつ調整してもおかしくないから買わないと判断するか、10,800円程度の高値を予想して、殆ど根拠のない期待値に賭けて高くても買うと判断するかが、勝負の分かれ目となる。ここからは買ってはいけないタイミングとみている。
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相場は「かん」

2010-11-18 09:48:45 | 株式投資
運用機関にいた者の発言としてはいささか不謹慎ではあるが、経験からいえば相場は“かん”だ。「かん」にも、感、観、勘…といろいろある。感性、第六巻、観測力…けっしてドタ勘ではなく、裏打ちされた「かん」のことだ。「かん」の精度を高めるには、前提として、データの蓄積、情報の継続的な充電、基本的な金融経済知識、成功失敗体験、が必要なことは言うまでもない。過去を振り返ってみると、チャートのようなテクニカルアプローチでも業績分析重視のファンダメンタルズアプローチでも、うまくいったりいかなかったり。運用は運を用いると書く。分析が正しくても、株価判断はその織り込み度の判断が勝負の分かれ目となる。それはもう合理性が及ばない「かん」そのものの世界、換言すれば「うん」世界だ。自分の経験からいえば理屈ではなく、かんで閃いた銘柄が成功する確率が高いようだ。
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相場の先行きは円相場次第

2010-11-16 09:01:25 | 株式投資
株式相場の先行きは円相場次第だ。円高は終わったようにも見えるが、さりとて大きく円安に振れるとも思えない。円高論にも円安論にも合理的な根拠などない。60円でも120円でも理屈はいくつでも並べられる。投機筋がどの要因に着目して仕掛けるかで動きが決まる。円高と株安が同時進行するのは、ファンダメンタルズからは説明しにくい。ミスター円と呼ばれる高名なS氏は円高をいい続け、昨年まで外れ続けた人だ。ここにきて当たったように見えるが、時系列的にフォローしているとどちらかといえば曲がり屋だ。彼が大幅な円高をいい続けている。個人的には適正レートは100円程度と見ているが、市況に関する予想値など大した意味のない期待値にすぎない。米国の景気が日本以上に低迷を続けない限り70円台はなさそうに思えるのだが…?
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気長にチャンスを待ちたい

2010-11-12 09:30:45 | 株式投資
相場はいつも難しい。先月末からこの秋は仕込みを探る時期と言ってきたが、こんなに早く動くとは思っていなかった。先の9000円割れで底値を打った可能性すらあるが、すんなり上に行くとも思えない。2月位までは忍の一字で気長にチャンスを待つスタンスに変化はないが、安値が来なくても2~3月頃にはリーゾナブルな水準なら無条件で仕込むつもりだ。買い場は年に1~2回しかなく、その後、予想している流動性相場が展開されれば確実に外さなければならない。ひと握りの小型成長株以外は長期投資でもっていれば報われる時代は終わった。また、年から年中売買するものでもなくなった。いつか将来?日本株が復活する日までは、年数回のチャンスを捉えて機動的に対応するしかなさそうだ。
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10000円接近で買っても儲かりそうにもない

2010-11-09 10:28:35 | 株式投資
相場はもう少し上がありそうな雰囲気だ。為替が85円を超え90円に接近するなら話は変わるが、運用環境に多少好転があるとはいえ、10000円接近で買って儲かるシナリオを描くのはまだ難しそうだ。米国のドル安政策に当面変更がなさそうだから円高圧力は消えそうにもない。10000円接近はいったん売りと見るが、先は分らないから強気ならばホールドでもいいだろう。早晩、この一時的なユーフォリアが終われば、再度9000円前半に下がる可能性は十分にある。むしろすんなり上がると考える方が無理がありそうだ。仕込みは9000円前後という考え方に変化はない。割高感は後退し、出遅れ感が強いとはいえ、ファンダメンタルズは株価の戻りほどには好転していない。悪材料で急落するようなところを待ちたい。
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株価レーティングの賞味期限は3カ月

2010-11-08 10:49:21 | 株式投資
業績発表を受けて、株価レーテイングが見直されているが、アナリストの分析には限界がある。インサイダー規制等が緩かった時代には、人間関係で有用な情報が得られる面があったのは事実だが、そんなことをすれば法に触れる時代だ。アナリスト時代に企業を分析する際は、必ずヒヤリングを行ったが、それをやっても業績予測は難しい。企業は公表された計画以上の数字は出さないし、ここだけの話もなくなったようだ。アナリストは理論武装には長けているから、レポートはヒヤリング等しなくても経験で書ける。業績を的確に先読みができる能力を有するアナリストなど1社に1人いるかどうかだ。低レーティングは買ってはいけないことは言うまでもないが、高レーティングでも実体はそんなものだから、賞味期限は3カ月程度と見ておいた方が良い。
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目先は円も株価も少し戻すが…

2010-11-04 10:58:46 | 株式投資
FOMCの結果を受け、為替はとりあえず円高一服となった。追加緩和はほぼ市場の予想通りだから、目先は円ドルも日経株価も少し戻すだろう。政府、日銀に期待されている一段の緩和策や為替介入は、波乱がなかったから、当面は見送られるだろう。しかしこれで株価上昇や円安に向かうのは期待しがたい。逆に株価、為替ともいったんは小戻しすることで、底入れ・反転の時期は先送りされたのかもしれない。日本の株式相場にとっては良かったのか?悪かったのか?
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円高更新なら株価は下値模索へ?

2010-11-03 07:17:47 | 株式投資
円高更新なら株価は下値模索に入りそうだ。先の安値8900円近辺を切ると、テクニカル的な下値めどはなくなる。さりとて7000円台に入るような環境とも思えないから、次のポイントは大手生保の含み益がゼロとなる水準を見ておきたい。推測だが、第一生命8500円、日本生命で8000円程度といわれており、円高の度合いに応じてこのどちらかが下値のめどとなるだろう。円相場の劇的な動きでもない限り、当面株価は戻しても続きそうにもない。この水準程度まで下げてあくぬけしないと、この低迷循環相場を抜け出せそうにもない。
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