瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

見えていること、見えていないこと

2016-12-07 17:46:46 | 随想
気の遣い方というのは人によりけりというだけで、気を遣っていない人というのはいないのではないか。

AさんとBさんの気の遣いどころが違えば、Aさんから見てBさんは気が利かない人であり、Bさんから見てAさんはやはり気が利かない人である。
AさんとBさんの気を遣う守備範囲が違うと言ったらいいか。自分の守備範囲の外側で気を遣われても気がつかないということである。

守備範囲が違うというのは見えている範囲が違うということでもある。そしてそれは人には死角があるということでもある。

自分の見えていることで判断しないことである。見えていることだけで判断しては間違う。それは人に対してだけでなく、あらゆる事象に対しても同様である。
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