寒いなぁ・・・
地政学(Geopolitics)とは、地理的な位置関係が、
政治、国際関係に与える影響を研究する学問である。
(by Wiki)
かの諭吉さんは、明治18年に「時事新報」の社説で、
「日本の不幸なるは近隣の國にあり、一を支那と云い、一を朝鮮と云ふ。」
と指摘していたが、清が中共に替わっても、何ら変わることはない。
沖縄は、米軍基地が云々よりも、中共の軍事力をこそ糾弾すべき
なのであり、地政学上、沖縄の不幸は、その立地にある。
これは、気象にも言えそうで、
日本の冬が厳しい原因は、西側に大陸が存在していることにある。
大陸の乾いた空気が、日本の気象、黄砂、花粉症、PM2・5など、
悪態の原因は、「全て大陸」と言ってよいほどである。
片や、ヨーロッパという地域は、その西側に「大西洋」を擁している。
陸地は寒暖の差が激しく、海洋は温度差が小さい。
かてて加えて、ヨーロッパにぶつかるメキシコ湾流は「暖流」である。
これは、各都市が、どのような位置にあるのかを見れば、
一目瞭然である。
すなわち、暖かいと言われるローマの緯度が北緯41度53分。
日本では青森市が北緯40度49分なので、もっと北に位置する。
日本の最北端が宗谷岬で北緯45.5度だが、パリは北緯48.5度。
ロンドンが北緯51度30分、ストックホルムは北緯59度20分。
カムチャツカ半島南端が北緯50度52分なので、かなり北にあるが、
寒い、ということは聞いたことがない。
それを示した下記の図が国土技術研究センター(JICE)に出ている。
同じサイトに、アメリカとの対比図もあるが、ワシントン~ニューヨークが
ちょうど、東京~仙台に相当する、と示されている。
ニューヨークは北緯40度42分。青森市とほぼ同じ。西側に
太平洋岸まで伸びる、4,500kmにも及ぶ陸地が続いているので、
よく大雪になるなど、やはり厳しい気象条件を背負っている。