NASA(米航空宇宙局)は、
40億年後に起こると予想されている
天の川とアンドロメダ星雲との衝突を
再現する映像を発表した。(約4分のビデオ)
(ソースは「ロシアの声」)
シュミレーションビデオでは、約40秒あたりで一旦衝突し、
その後、お互いに離れていくが、約3分後から再び近づき続け、
再度衝突して合体しそうなところまで示されている。
合体した後は、お互いの中心にあるブラックホールどうしが
連星となって、クェーサーと呼ばれる活動銀河が形成されると
考えられている。
アンドロメダ銀河は、美しい「渦巻銀河」の代表として知られるが、
約1兆個の恒星から成る大きな銀河で、直径は22~26万光年。
中心部には、太陽の1億4000万倍という超巨大なブラックホールが
あるとされている。
地球から約239万光年の距離に位置しており、秒速約122kmで
我が銀河系に「接近」しているので、「青方偏移」を示している。
一方、
我が銀河系(Milky Way)の大きさは、直径8~10万光年、
2000~4000億個の恒星から成るというから、アンドロメダ銀河は
2倍以上の大きさであることが判る。中心部には、太陽の約410万倍の
質量を持つブラックホールがあるらしい。
形も、最近の研究によれば、「渦巻銀河」というよりは、
「棒渦巻銀河」であろようだ。
銀河系の想像図
合体した後の名前が既につけられていて、「ミルコメダ」。
(Milky + Andromeda)
ミルクコヒーヒーではない。念のため。
銀河どうしの衝突・合体であっても、
恒星どうしの間の距離は非常に離れているため、
恒星どうしが衝突する確率は無視できるほど小さい、という。
その他、予想される出来事や、太陽系・地球の運命などについては、
「銀河系とアンドロメダ銀河の衝突合体」を参照。
日々の生活や今後の人生には全く関係の無い話題だが、
悠久の宇宙について思いをめぐらせるのも
たまには良いだろう。