箱根がくすぶってる・・・
箱根山の火山活動は、「大規模噴火、可能性ほぼない」との指摘がなされているようだが、この箱根山という火山は結構、大規模な爆発をしたことがあるようで、「富士山の最大噴火を1とした場合の比較」というサイトによると、なんと !! 富士山の規模の14倍にも及び、
横浜のあたりまで火砕流に飲み込まれたようだとのこと。(52000年前の「破局噴火」と呼ばれる噴火のとき・・・)
2万年前の 浅間山 が4倍、20世紀最大規模と言われたフィリピンの ピナツボ 火山が11倍だったというが、箱根山火山は それよりも規模が大きい噴火だったことになる。
(ピナツボ火山)
日本の火山では、30万年前の霧島山 が100倍、桜島の本体である 姶良カルデラ が450倍、阿蘇山 が600倍で、火砕流が九州の4分の3と山口県を焼き尽くしたそうである。
鹿児島の沖合にある 鬼界カルデラ の噴火は、7300年前に富士山の220倍に相当する「破局噴火」をしたようだが、その噴火で、世界最古を誇っていた日本の縄文式土器文化が滅んでしまったことが考古学ではよく知られているのだという。
因みに、戦後、日本の文化はほとんど全て、大陸から朝鮮半島を経由して伝わった、と教え込まれてきたが、考古学的な研究成果によると、朝鮮半島から遺跡が出始めるのが5000年前くらいからであり、しかも、それらは全て縄文土器。
日本列島の縄文土器は1万年以上前から出土し、世界最古とも言われていることから、実際には日本列島から縄文人が朝鮮半島に渡ったことを示しているのだ、という証明にもなっている。(稲作もそうだっていうじゃないか。ウソばかり教えやがって・・・・)
遺跡の発掘品などから、約3万年前の氷河期時代にシベリアから渡ってきたのが日本人のルーツである、ということについては、以前、「北陸の雪」のところで紹介しており、大雪になるわけについてもコメントしているが、上記の鬼界カルデラの火山灰の雲による大災害がトラウマとなって、天照大神の天岩戸神話になったという可能性も指摘されており、また、この火山災害による民族移動が神武東征だと唱える説もある、という。
真偽の程は不明だが、それらが南九州を舞台にしていることと何らかのつながりはありそうだし、古代日本人の意識に大きな災害として記憶されているのは、中東の「ノアの方舟」の言い伝えとも通じるものがありそうだ、ということは間違いなさそうである。
世界的に有名なところではアメリカのイエローストーン火山がある。
1700万年前の噴火は、富士山の最大規模の噴火の18万倍と見られており、2015年2月1日の「ロシアの声」では「2週間以内に噴火する恐れがある」との記事が出た。
「まぁ、『ロシアの声』だから・・・」と軽視する向きもあったが、地質学者が「しばらくの間は噴火しないだろう。」いう会話から,「その『しばらく』というのはどのくらいだ?」と聞かれて、「2、3週間くらいだろうね・・・」と、(たぶん、ジョークで)言ったのが曲解されているのではないか、とも言われている。
「ムー ・・・・」の後半でもイエローストーンの噴火の可能性に関して採り上げたことがあるが、内容としては、噴火が近いとかいうようなことについては書かれていないようだ。
地質学者とか宇宙を扱っている人たちが口に出す「時間」というものは、「時間(2)」でも指摘していたように、日常生活の感覚とは、「次元が違う」ほどの差異があるものだ。