乗ってみたい車が沢山あります。
前を走っていた車を停めて「その車に乗せてください」とお願いする事もあります。
今日、時間を気にしながら会議に向かっていた時に2台前を走っていたのが
ロータスヨーロッパ!
「乗ってみたぁい!」
「乗せて欲しいぃぃぃ!」
心臓バクバク状態なのですが、会議まであと5分・・・
メンバーの中では私、一番下っ端なんです・・・
「遅れたら叱られるよなぁ」
頭の中は強烈に葛藤していました。
・・・諦めました。
件のロータスヨーローッパは、途中の交差点で曲がって行ってしまいました。
寂しかったなぁ・・・
クッソォォォオオオ!
近畿地方は梅雨前線が南下中だそうです。
夜には雨になる予報ですが、気温・湿度ともに高く非常に不快です。
素足でいますので足の裏と、この部屋の表面をプラスチックで固めた合板の床(15年前には傷が入りにくい優れものだと思って選びました=値段も強烈に高かった)とがペタペタして最悪な感じです。
最近改築した我が家の台所の床は杉のムク材(厚さ30㎜)に浸透性の自然塗料で仕上たものです。
今その部屋に行くと、足の裏のペタペタした感じがなく、比較すると明らかにサラッとした感じがします。
これが本当の“木の良さ”だと実感します。
足裏の感触が良ければスリッパも必要ありません。
自然にあるものを当たり前に使う事で快適に過ごせる事をもう一度みんなが思い出せばいいと思います。
そう言えば、本宮で活動している木を愛するお兄さんは
「世界で一番安い建材は杉なんですよ」
と言っていたことを思い出しました。
製品になった時には、もう少し安い樹種のムク材もありますが、何れにしろ床材はまずムク材を検討して欲しいです。
サザエさんの家の間取りがどうなっているかということが時々話題になります。
インターネットで検索してみても、何件か間取り図を見つけました。
小説や偉人伝などを読んでいると、そこに出てくる家の間取りが読み取れることがあり、そんなときはページの中に単線で平面図を描き込んでみたりして・・・
登場人物の生活がリアルに感じ取れて面白さが増します。
登場人物が急に身近にも感じるものです。
物語から感じ取れる住まいの姿
・・・逆に住まいには物語があるんですね
毎日家族が生活していて、
・新しい家族の誕生
・朝の慌しいひと時
・楽しい話題で団欒しているとき
ときには、ケンカしたり悲しい出来事もあるかもしれません。
そんなことの全てがその家の物語になっていくんですね。
設計者がプランの段階で、家族の印象からイメージしている物語もあります。
その家の“物語”を大切にしたいですね。
ちなみに、
どうやらサザエさんの家の間取りは、圧倒的に収納が不足しているようです。
(当事務所HPコラムより転記)
サラリーマンを辞めて独立した事で、一番良かったのは人と出会う機会がふえたこと。
仕事上でも新しい出会いが増えたし、時間の使い方が自由になったことで色々な場に出て多くの人と出会えました。
出会いを通して学んだ事は、ヒトの価値観の幅と奥行きの広さです。
話す事で、今まで自分にはなかった発想があることに気付いたり、知らない世界が沢山あることも知りました。
ただの田舎でしかないと思っていた和歌山が、歴史上熊野古道や海運の事情で時代の最先端であり続けた地であったことも学びました。
ヒトとのかかわり方で、そういった仕事に繋がらない部分ばかりを楽しんでいるので貧しい設計屋から抜け出せないのかも知れませんが・・・
人と会う目的で出かけていくのは楽しいものです。
その度色々な話が聞けたり、新しい出会いをコーディネートしてもらえる事もあります。
・・・会う相手が美人のこともあるし(何より楽しい!)
昨今のニュースや身の回りの動きを見ていると、
この“ヒトとのかかわり”の大切さを感じ、
また、
ヒトとかかわる仕事を選べた事がラッキィだったと思えます。
最近出来たホテルで人と待ち合わせました。
「エスカレーターで3階まで上がって、そこで待っていてください」
とのことで、言われたとおりのエスカレーターで聞こえてきたのは演歌!
ホテルの低層階に色々なお店が入っているのは普通ですが、その中のレコード店から流れていました。
ホテルにも色々あるのでしょうが・・・
演歌が悪いと言うのではないのですが・・・
ホテルの空間に期待する時間の流れってありますよね。
和歌山での事なので、“飛び切り高級”というわけにはいかないにしても、やはりその場にあった演出は期待します。
少々緊張する相手との待ち合わせでもあったので、強烈にシラケさせられた出来事でした。