大阪市内で会議でした。
ながい時間電車に乗る気分ではなかったので、1人車で!
阪神高速湾岸線から天保山で大阪市内に入ろうとすると、
南港の港大橋の2層になった道路の内、上段を走ります。
都会のどのビルよりも高く感じられ、大阪市内を一望できます。
小学校のとき初めてこの橋を渡って以来、
鉄を組み合わせたあの工作物に、
高さ、
長さ、
その力強さに、人類の英知を感じます。
何十年も経った今でも、
その感想が変わらない!
強烈なパワーです。
中東の情勢悪化で、
3月に予定されていた自動車レースF1の開幕戦。
バーレーンでのレースが中止になって、2週間後のオーストラリアになりました。
そのことを受けてのチーム関係者のコメント
「 市販車の開発であれば3か月、
航空機の開発では6か月余裕の時間をもらったようなものだ。
2週間はF1では永遠に等しい。 」
と。
オフシーズンの短い時間で次期モデルを開発する彼らの感覚ですね。
住宅の設計ではどうでしょう。
住宅メーカーなどでは、
初回の打ち合わせから2週間もかからずに
設計が出来上がってしまうかも知れませんが、
それは、住む人の生活を建物 ( 住宅メーカーの事情 ) に合わせることを
強いる仕組みの中でのはなし。
1棟ごとに住まい手の事情に合わせるすまいづくりでは、
2週間というのは、
その時課題になっている
1つの物事を理解するだけでも費やしてしまう程度の時間です。
時間が進む速さは、
その時、その人ごとに違いますが、
0と永遠ほどの差もあるという例です。
バックミラーを見ると真後ろに、
近所に住んでいる同級生のヒロミちゃん!
ちょうど伝えたいことがありましたが、
電話番号を知らなかったので、こんないいタイミング滅多にない!
ハザード点けて、窓開けて手をパタパタさせながら
急ブレーキ。
・ ・ ・ きっとヒロミちゃん驚いたワな!
「 こいつ何すんネン! 」 と思ったかも知れない ・ ・ ・ 。
随分いい歳になりましたが、
今でも女の人の方が優秀だと思っている原点は彼女だったことを思い出しました。
幼い日、
紙を切って工作するときハサミを上手く使えなかった私を助けてくれてこと。
小学校の調理実習のとき、
他所の班のバナナを握りつぶして予想外の大事になりそうなピンチに、
こっちの食材を提供することで話をつけてくれたこと。
多分本人は覚えてないだろうけど ・ ・ ・ 。
それにしても、今日
結構大胆に道の真ん中 ( 近く ) にクルマ停めて平気だったのは、
こっちが強引に停まらせたからか、
元々大胆な性格なのか、
・ ・ ・ それとも、彼女もやっぱりおばさんになったのか?
学長と呼ぶ大学と総長と呼ぶ大学があることを尋ねたことがあります。
「 旧帝大が総長、それ以外が学長
バカみたいでしょ。 」 と教えてもらいました。
バカみたい かどうかは、
そのことがすごく重要な人もいるのだろうと思うけど ・ ・ ・ 。
旧帝大系で建築を専攻する優秀な学生から相談されました。
「 建築をめざす場合、
どの程度のデッサン力を身につけておけばよいですか? 」
私なりに考えを伝えましたが、
何日もしないうちに、
彼女の目的を理解してくれる先生を見つけたと報告がありました。
流石優秀な学生は行動も早い!
で、私のデッサン力です。
イラストレーションを専攻していた学生時代、
デッサンの授業でセンセイから言われたことを
ここでも書いたことがあります。
・ ・ ・ もう書きません。
今回のプレゼンを
最初は手描きのスケッチで考えていましたが、
私にしては異例な、斜めのラインの構成で沢山の面をつくっているので、
どう言うか ・ ・ ・
つまり ・ ・ ・
解らなくなってしまったので ・ ・ ・ 、
CGソフトにたよりました。
紺飛雄太君エライ!
プラン考えている時からCGで検証しながらの作業です。
もっとデッサン力があっても、
今回はCGか模型での検証は必要だったと思いますが、
( 検証も含めて必ず模型はつくりますが )
やっぱり最低限の力は必要なことを確信しました。
余談ですが、
人を介して今回相談を受けた学生さんを紹介されたとき思ったこと、
「 学校の成績のことで親御さんから叱られたことないんだろうねぇ! 」
スタート地点が高い分だけ有利なんだから、
きっと優秀な建築家になれると思います。
おじさんもガンバルよ!