なんて言葉は、
建築基準法令集以外で見たことないんですけど、
男の人と女の人が仲良くするための部屋を貸すところですね。
今は違う呼び方をするけど。
と言うより、この本によると違うモノみたいなんですけど。
男女がどこで ( どんな風にかも少し ) 仲良くしてきたかを
400ページを超えるボリュウムで説明している本ですが、
Amazonにログインしたときの 『 お客様にすすめの商品 』
だったんですけど、
日頃どんな本読んでるかっちゅう話ですワナ ・ ・ ・ 。
面白いことに、20世紀の中頃までは、
部屋で仲良くするのは女性がプロのときで、
堅気の正しい男女は外でだったのだとか!
それが、時代とともに素人がプロの真似をして
屋内、( と言ってもそば屋の2階とか ) になって、
その後 待合 みたいなところになって、
旅館になって、その先はご存じのとおり!
建物のデザインの話も面白くて、
戦後、プロの人がいるところが、
西洋のお城みたいな建物になって、
それが、〇ブホテルのデザインになって行くんですね。
そこまではこの本に書かれているんですけど、
さらに、それが住宅のデザインにも
反映されたんじゃないかと思ったんですね。
以前から、
定義があるのかないのか解らない
どこの国にもなさそうな
輸入住宅風のデザインを不思議に思っていたんですけど。
個室付浴場や〇ブホテルのデザインを参考にして
住宅風にしたという流れだったら理解できます。
ちょっと恥ずかしくて、
なかなか語られにくい分野の話なんですけど、
歴史や風俗と密接に関係していて面白く読みました。
NHK連続テレビ小説
今まで観たことないし、
前作が話題になっても観なかったんですけど、
今の 『 ごちそうさん 』 をたまたまチラと見て、
ロケ地が良くて、それ以来毎朝観ています。
( しっかり見るようになっていから、
ロケ地のシーンあまりないんですけど ・ ・ ・ )
今朝の話で、
帝大の卒業生が、
「 これからの建築は鉄筋コンクリートだぁ! 」
とか力説していましたが、
このドラマは大正時代の話なんですね。
その時代には、
最先端の技術で万能に見えただろうと思うのですが、
平成の今でも
木造よりも鉄やコンクリートの方が
優れていると思っているヒトがいるなぁ ・ ・ ・ 。
とか、朝から考えてしまいました。
面白いスタイルですね。
「 ご自分で点ててどうぞ! 」 っていう感じでした。
生駒市高山
日本の茶筅はほとんどがここで作られているのだそうです。
室町時代に鷹山城主の次男が初めて茶筅を作ったのが
( 考案したらしい ) この土地での茶筅づくりの始まりらしいので、
歴史はながいですね。
どんなところか見てみたくて訪れました。
中心になっている施設が 『 高山竹林園 』 のようです。
この近くには、茶筅の製造販売をされているところが
何軒もあるようでしたが、
ちょと気おくれしてそちらには行けませんでした。
この 『 高山竹林園 』 の中の茶室でいただいたのが
最初の写真の薄茶でした。
自分で点てて飲むっていうスタイルで、
お茶碗に抹茶が入っていて
ポットでお湯が出てくるっていうのは初めてです。
少々傷みの目立つ茶筅でしたが
茶道家として ( ウソッ! ) きれいに点てられたと思います。
美味しいお茶でした。
竹林も
少しずつですが、
竹の種類が沢山あってとてもきれいで、
ゆっくりと過ごせる空間でした。
余分な部分を削ぎ落として、削ぎ落として、
研いて、磨いて最後に残ったものが
最高に美しくて、素晴らしいモノだと思うのですが、
最高に “ 魅力的 ” なモノかというと、
そうとも言い切れないような気がしています。
黒田街子パッチワークキルト展
での邦楽コンサートで、
塩高和之さんの琵琶と
田中黎山さんの尺八の演奏を聴きました。
ピアノなど、西洋の楽器の演奏では
楽譜にない音は雑音ですが、
邦楽の楽器の場合は、
尺八の息をはく風の音も
弦楽器で他の弦が共鳴してしまったり
ばちがたたいてしまったりする音も、
それは自然なモノとして音楽の中の
1つの要素になってしまうのだそうです。
夜の打ち上げで
塩高さんから伺ったところでは、
曲をつくるときには同じように
削ぎ落として、磨いて残った部分を取り出すのだけれど、
演奏のときには別の音も入って魅力的になるとか。
( 少し違ったかも知れませんが、
そんな意味のことを言われたと思います。 )
この感じは、
建築にも言えるのだろうと思います。
“ 味わい ” と言い換えても良いのでしょうか?
深みのあるモノづくり
は、そういうものなのだろうと思います。
ヘリテージマネージャー
( 歴史的建造物の保全活用に係る専門家 ) の
養成講習会第3回でした。
今回は、特に和歌山県や紀伊半島の
気候風土、民家の特徴などの話が中心でした。
建築は、当然気候風土や
その地域の歴史文化に合わせて進化するので、
地域ごとの特徴を持ちます。
今日改めて確認できたのは、
紀伊半島 とか、和歌山県 とか、有田 とか、
そんなのは単位としてはまだまだ大きくて、
もっともっと自然にその地域の自然と関係し合って、
カタチが出来上がっているんだということです。
そんな風に理解したら
“ 住まい ” をつくるのに、
工場で大量生産はあり得ないし、
都会のビルの中で企画した住宅が日本中どこででも
建てられるというようなことはあり得ないんですね。
このことは、時代が変わっても不動のものだと思います。