これほどややこしい時代。
正しく良いものを手に入れるためには、
疑うと言うのではないが、
与えられた情報に
疑問を持つセンスは必要なのだろうと思います。
昨日夕方のニュースでの特集ですが、
「 メンテナンスフリーだと信じて設置したはずの
太陽光発電のシステムで、
業者が大繁盛するほどメンテナンスが必要。 」
になっているのだとか。
当然と言えば当然なんですね。
ただでさえ環境が過酷な屋根の上で
何十年もメンテナンスフリーな方が不思議。
正義感で地球環境を守る意思を持って
設置するのであれば良いのかもしれませんが、
( これも、製造時の環境負荷とのバランスがよく解らんが ・ ・ ・ 。 )
儲けることを目的にするのであれば、
負の条件にも目を向けて
疑問を持ってみるべきでしょう。
ホテルオークラだか
ニューオータニだかのフルーツケーキ。
おみやげでもらったものですけど。
ずっと包みも開けずに
置いたままなのが気になっていました。
見ると、賞味期限が25日。
「 いっつもこんなんを大事に置いておくけど、
賞味期限過ぎてるヤン! 」
嫌味タップリに言ってやりました。
「 それ11月25日までやで! 」
「 ・ ・ ・ 」
シュレーダー邸という建物があります。
リートフェルトが設計したオランダの建物で、
小ぢんまりとした美しい建物ですが、
石造りの住宅が立ち並ぶ中に突如現れる
前衛的な建物だったので、
完成当時は 「 狂人の家 」 と呼ばれていたのだとか。
映像で観る限り、現代の常識では、
前衛的であっても町並みには調和しているように思えます。
『 茅の会 』 でお話させていただきました。
最初予定していた内容を変えて、
今年完成した 『 創の家 』 で考えたこととその結果を
中心にコミュニケーションするかたちにさせて頂きました。
湯浅町の伝統的建造物群保存地区内の建物なので、
周囲の環境との調和に話が展開して、
“ 調和 ” っていうのはどういうことかが論点の1つになりました。
答えは沢山あると思います。
周囲と同じものであることが “ 調和 ” の条件ではなくて、
シュレーダー邸のように、
デザインにパワーとエネルギーがあれば、
結果的に “ 調和 ” が得られることがあるんじゃないか。
と、私は考えます。
鴨長明は50歳で出家、
54歳の時に山にこもって方丈に住んだ。
( って、さっきテレビで言っていたと思う ・ ・ ・ )
私で言えば、来年出家!
方丈に住んでからがパラダイスだった!
( これも、そんな風にテレビで言っていたと思う ・ ・ ・ )
1丈が10尺なので、約3メートル四方。
=4畳半くらいの1部屋の家に住んでからが
パラダイスだったということになります。
天井の高さが7尺 ( 2m10㎝くらい ) だったそうなので、
広いか狭いか、
このことだけでも言いたいことが沢山あるのですが、
“ 空間 ” っていう考え方をしたときには
『 広さ 』 よりも 『 質 』 の方がずっと大事だと思っています。
いくら広くても
質の低い空間だと、その “ 空間 ” は価値がない。