おばば院生,その後

主婦から40代で大学院入学・博士取得。非常勤日本語教師を掛け持ちしてきた凡人母院生。縁あって大学の先生に。

こつこつと

2007-09-30 23:22:19 | Weblog
今週と来週がお仕事の山です.仕事に恵まれない私にしてはうれしい悲鳴というのでしょうか・・・
とにかく,この山を越えたら,(予定では16に越えられるはずなんですが・・・って,あと半月もあるんやん・・・)
ともかく,これが終わったら,
今までは文献乱読状態だったから,いよいよこつこつ文献を再読して,そしてまとめていく作業に入りたい.
いくら文献を読んでも,やはり自分の手でまとめなければ,自分のものにはならない.いよいよこれからが博論への一歩だと思っている.
能力がないとか何とかもうどうでもいい.知りたいこと・やりたいことをやる.
いいやん,それで.

・・・昨日の不採用を,深く引きずっていたりする・・・・

気持ちを強く持って,あと,夢をもって

不採用

2007-09-29 23:36:55 | Weblog
夜,春季学会の発表内容をまとめた日本語教育学会への投稿の結果がメールできた.

にべもなく

「不採用」

... かなりショック.「修正後再審査」だった社会言語科学会への投稿の書き直しについて,今日は一日頭を悩ませた.そこにこの「不採用」...全否定のけちょんけちょんのコメントに,査読者の怒りみたいなものが感じられる. ...

でも,本当に,実は,私は何を研究したいのか,よく自分でも分からない.山梨まで調査に行くのはよいけれど,何を求めていくんだろ.取ったデータをどう処理するか決まらないままなのに...もっと突き詰めて考えてみなければならない.

もう5年も研究してるのに...

3年間試合に出られなくても練習がんばる息子の写真でも載せよう...
母よ,見習おう....

山の話

2007-09-29 01:32:26 | Weblog
社会言語科学会に投稿したのの再審査のための修正が一向に進まない.
コメントで方向付けはいただいているし,細かく修正の指示もいただいているのだが,すごく大きな変更なので,手が付けられなくてうだうだしている.大体書いたのがすでに3ヶ月前で,書いた本人が何でこんなの書いたのか忘れてるし・・・

そんなわけで,逃避でネット検索いろいろしてばかりいる.
目下の関心は,来週の京都旅行でなくて,やっぱり「調査」目的で行く山梨・南アルプス.私が一番好きな山・北岳の写真を載せてみました.南アルプスらしいですねー.北岳は3192m,日本で二番目に高い山です.

帰宅拒否したいとき

2007-09-28 13:08:01 | Weblog
私にとって,そしておそらく世の中のお母さん方にとって,一番大事なのは,わが子です.何言ってんだといわれよーが,それは甘いといわれよーが,これは本能的な・動物的なものなので仕方ないと思う.種の保存の仕組みの一環でしょうな.

でも,です.

でも,やっぱりお世話したくないときがある.



昨日は休学手続きのために大学に行きました.こちらの手続きはあっけなく完了.
で,もうひとつ,どうしても読み通せない,でも読まなきゃならない串田秀也『相互行為秩序と会話分析』を大学にこもって読もう,という目的を持っていました.で,読みました.ぜんぜん言ってることがわからない本を読むのはほんと苦痛で,投げ出したくなるのを,大学という俗世離れした場の力を借りて読み通しました.

ここまでは,えらい.

しかし,こうして勉強のほうに集中したあと,どうなるかというと,俗世に戻るのが難しくなる.頭がボーとしたままになる.で,そんな状態なのに,家に帰って,「○○がまだ犬の散歩行ってなーい」とか(告げ口バージョン),「体操服のゼッケンがなーい」とか(行動要求バージョン),およそ串田秀也とはかけ離れた会話をしなければならない.このため私の心は不安定になり,とりあえずお子様方を罵声でさばきながら,強制的に就寝させて,ようやく一人の時間を得るわけだが,そうして一人の時間に戻っても,理不尽に子どもさんがたをしかった後悔やらで,もう串田秀也には戻れないわけです.


以前,K先生に
「あなた,のめりこむと他のことができなくなるでしょ」
と指摘されたことがあるけど,
はい.というか,何かしようと思ったら,そこだけにのめり込まないとできないんです...「○○しながら××」ができない.「ひとまずこれはここでおいといて,こっちを」というのができない...

このような状態の私を前に,以前は子どもたちは私の機嫌を伺って右往左往でかわいそうなお子様方だったのだが,今ではすでにお子様方も大きくなり,それが単に母の気性と見抜いており,視線が,ひたすら,つめたい・・・

ふー.......

休学

2007-09-26 23:26:44 | Weblog
明日,休学の手続きに行くことにしています.
指導教員N先生にメールでOKいただいて,しかも2通もいただいて,しかも2通目には
「Kさんにも事情を伝えておきました」
それはまだしも,
「教育部会のS先生にも話しておきました」

えっ~!
こうなると,副指導教員のK先生にも早く知らせなくてはっ!

・・・ってな具合で,しっかり知らぬ内に手続き進行中でっすっ.

博士をやめるわけではありません.
今期は仕事と調査と勉強しながらも家族のために心の余裕もっときたい.
そうなると学校に行く通学時間をとりたくない.
もう単位はあと一つでいいし.

そしてなんといっても,授業料・・・.調査にかかる費用と授業料の両方はきつい.仕事の減る来年度前期の授業料もためなきゃならんし.....



そんなわけで,休学することにしました.
しかし,他の先生方には話さず,気軽にひそかにするつもりであったのに,やはりそうはいかぬものであったか・・・.「所属学生」だったのですねえ・・・

思わぬところで実感・・・


う~ん.明日行ってうまく明日だけで手続きが終わればよいのですがな...

授業始まる

2007-09-26 17:47:41 | Weblog
ついに昨日から後期の授業二つが始まりました.
「現代日本語事情」のほうは,まず,大学に行って名簿をいただいてびっくり.65人の登録の内,4分の3以上が去年の「日本語表現法」の受講者!

おもわず,「まずい・・・」

そしてクラスにはいると,なんだか,あたたかな視線・・・
話の途中に「実は娘が今年中学校に入ったんですがね」と話すと(娘の言葉を出しに使おうと・・・),すかさず,「おめでとーございまーす」の声が・・・

こうなると,悲観主義者の私は,たじろぐ.
どうしよう.去年のような面白い授業期待されてる.できるだろうか?と.
大体,あわよくば去年の教材も混ぜよーかなーとか思ってたので・・・

もう一つのこのあとの「日本語教育文法」は,1,2年が対象なので新顔ばかりの30人.こちらはなかなか手厳しい.そうそうはのってくれない.

こんなとき,わたしは後者のクラスのほうがなんだか楽に感じてしまう.
よっしゃ.この子達に楽しみを教えてあげよー,と.
でも,前者のクラスは,おおー.プレッシャー・・・

「去年の授業が楽しかったので,とることにしましたー」
とか
「友だちから,このせんせーの授業面白いからとすすめられたのでー」
とか書かれた受講動機記述読んでたら,

動悸がしてきた・・・

せんせーの授業,わかんねーぞーっと参加拒否してくれてる人もいる日本語学校の授業がなんだかうれしかったりする・・・

要するに小心者ってことでしょうかね...


ところで,急ですが,明日は休学手続きに大学に行くのだ.

調査への道のり

2007-09-24 23:18:48 | Weblog
データ取りへの道のりは遅々として進まず.

わーい!取れる!

と思えば,翌日には

だめか・・・

ってな具合.

もっと積極的に自己主張しなくてはとは思うが,難しい.


先週,大学にいったとき,同じゼミのSさんが,一緒に昼食の後,

「さーて,工学部の自販機あたりに出かけてインタビューさせてくれる人さがしてこよ~!」

と,出かけていった.工学専門の日本語教育研究をしている彼女.

「日本人のインタビューが足りないことが分かったの~.学生証見せて声かけたら大丈夫だよねっ!」

と・・・.

彼女は私と違って着実に博士終了に向けてひた進んでいる.
やっぱりこのくらい根性なくちゃね・・・.

自分の性格の殻を破らないと研究はできない.
最近よーく分かったけど,でも,だからって,なかなか行動には移せない・・・

授業の準備

2007-09-21 22:55:16 | Weblog
いよいよ新しい授業の具体的準備に取り掛かりました.
任されたコースの案をいろいろ練るのはほんと楽しい.
ネットで資料や本を探しながら案を練っていると,あの本もほしい,この本も読んどきたい,ということで,今日だけで4冊もアマゾンで注文してしまった.わずかなお給料が減ってしまふ.私には経済観念が欠けている.調査のお金稼ぐためのお仕事でもあるのに….

いろいろな本を手にとりながらの準備作業.
途中,私が講義をしていいんだろーか,と思ったりもするけれど,大学1年生にとって分かりやすい授業,伸びる授業は,ほんとの専門家じゃなくて,学生さんと専門家の中間にいる自分のような者がよいのだと,私は思っている.
昨年度日本語表現法を受け持ったとき相談させていただいたY先生が「(先生ご自身も)専門外の授業持たされて,それでしかたないから勉強しながら続けていく内に,それが自分の専門になっていた」とおっしゃっていた.おそらく漢字が専門になることはありえないけれど,昨年度の表現法を担当して得た知識は今,日本語学校での面接指導や小論文指導にとても役立っている.例の「ちょっとらくちんバイト」でも効力を発揮している.
こういうチャンスをいただけてありがたいと同時に,もちろん受けに来てくれる学生さんたちにもヨロコビをあげられるよう,がんばって練ろう.

あー.でも,いつものことながら,第一回目の授業を想像するとどきどきする~

新学期

2007-09-21 00:22:48 | Weblog
いよいよ来週から私にとっての新学期が始まります.

新しく始まること.
新しく担当する授業.しかも,今日お電話いただいて,特別講義が二つになった.
日本語学校もクラス編成.新しい学生と,そして新しい先生方がやってくる.
そして遠方での調査.

そして,新しく「やめる」ことも.
ボランティア教室.ボランティアの養成講座.そして毎週の大学通学.


いろいろな思いがあって,「やめる」のはなかなか.
でも,こうしてやめると,もう引き返せないぞ,っというか,さあ,進むぞ,っというか,そんな気持ちになって,身が引き締まる.


そんなわけで,今日は区切りの通学をしてきました.
通学しないということは,ゼミに出ないということは,ゼミではDはD同士での協力やMの指導という役割があるわけですが,それを放棄したことになります.先生は言葉や顔に出して怒ったり非難したりはなさらないけど,OKだしてくださったけれど,きっと心の中では怒り心頭ではないかと察しています...

でも,すすむのだ

秋の京都に

2007-09-19 23:44:06 | Weblog
今年の日本語教育学会秋学会は京都です.教室コーパス分析のパネルがあるので,行くことにしてました.で,京都=関西にはだんながいるので,たまには2人で旅行しよう,ということになりました.

子ども抜きの旅行は,考えてみるとなんと17年ぶりです.つまり,長男が生まれてから,2人旅行はなかったわけで.

だんなが乗り気なのでありがたいことですが,でも,

まずその一.せっかく日帰りで安く済まそうと思っていたのに,2人で,しかも秋の観光シーズンに,しかも観光地京都に泊まることになってしまって,思わぬ出費.うーん...

その二.やっぱり,ふたりより,こどもと行きたい.お金ないから連れて行かないけど・・・.予約取れた部屋が12畳でほんとなら6人まで泊まれる部屋なので,いまだに「子どもも連れて行こうかな」と考えてしまう・・・.


「お母さん」がなかなかやめられない・・・