ザボンの香り

喜びや悲しみ、
ささやかな日常の想いを、エッセイで・・・

母と子の葛藤 その2

2009-03-30 16:10:36 | 自分のこと
あるところで、こんな記事に出会った。
(『ほぼ日刊イトイ新聞・大人の小論文教室』より)


―― 引用 ――  

 相手を動かそうと焦ると、
 どうも、相手の非を指摘したり、相手に変われ、と
 おしつけたりしやすい。
   (中略)
 人を動かす、というとき、動かすのは言動ではなく、
 心なんだな、と思う。
   (中略)
 何を言ってもどう言ってもだめ。
 それは、自分というメディアの信頼性が落ちているからだ。
 その状態は、壊れたスピーカーで叫んでいるように、
 まったく相手に届かない。
 言葉をとどけるには、まず、スピーカーを直す、
 つまり、自分という人間への信頼回復が必要だ。

―― 引用終わり ――  



他人に対しては、重々分かっていることなのに、
我が子に対しては、どうしても甘えてしまっていたようだ。

娘も、20歳。
親のあずかり知らぬ局面で、
親の思いもよらぬ相手と、戦い、切り結んで、
自分の人生を切り開いていくのだろう。

娘が耳を貸す存在でなければ・・・・反省。
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母と子の葛藤

2009-03-28 11:17:07 | 自分のこと
私は、一男一女の母親である。
(娘は来月から大学3年生、息子は高校2年生)

多くの母親がそうであるように、
愛情も時間も労力もお金も、
惜しまず(限りあるながらも最大限に)注いで、
懸命に子どもたちを育てた。
上の子が生まれてから、下の子が10才になる14年間は、
それこそ無私に、子ども最優先に全てを捧げた。

子どもたちは、誠実で思いやりある若者に育ってくれた。

母親の人生観や価値観を、
無条件で受け入れて、共感してくれる時期は過ぎた。

これからは、大人同士、互いの意見の違いを語りながら、
尊重し合う関係になるのだ、と思い込んでいた。


 ・・・・ところが・・・・


私は、子どもたちにとって、尊敬に値しない人間らしい。
いや、それ以前に、
あんなに優しい感性と思慮深さを持っていたはずの我が子が、
いつの間にか、下品で理解力に欠ける、
意思疎通不能の宇宙人になりかけていることに、
非常なショックを覚える。

とにかく今の私自身の在り方に、黄信号が点滅しているという事実。
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遠藤幸雄顧問の逝去

2009-03-26 15:01:16 | 体操競技
北京オリンピック直後、体操ニッポンについてあれこれ調べ始めた時、
Wikipediaに載っていたこの人の経歴に、胸を打たれた。
(現在のは、もしかしたら書き換えられているだろうか?)

こういう人が最高顧問を務める、日本体操協会に対し、
私の中ではよりポイントが高まったものだ。

病床にあって、アテネ団体金メダルを非常に喜ばれた、
というニュース記事も、読んだ記憶がある。


 ご逝去を悼み、ご冥福をお祈りいたします。




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WBC サムライ日本

2009-03-24 17:35:00 | つぶやき
野球というものは、投げて打って守って走る、その1シーンごとが美しく、
また筋書きのないドラマが生まれる、熱く面白いスポーツである。

同時に、必ずしも期待通りの活躍が見られる保証はなく、
1・2番が塁に出ても、クリーンナップトリオが沈黙とか、
せっかくのチャンスが、併殺でチェンジとか、
やっと得点をもぎ取った次の回に、
頼みのエースが打破されるとか、
そういうことの方がむしろ多い、
フラストレーションが溜まるスポーツでもある。

しかしながら、全てを忘れて手に汗握る、
観る人々を忘我の境地に引き込む、
名試合・名勝負というものは、確かに存在し、
観た人の記憶に、永らく刻み込まれていく。


 今日の、韓国と繰り広げた激戦のように。

WBC2連覇を賭けた決勝戦が、
そんな名試合で、良かった。


原辰徳監督率いる、侍ジャパン。
お見事でした!

全ての試合において、先日書いた、サムライの面影、
随所で見ました。

松坂、岩隈、ダルビッシュ、青木、中島、内川・・・・・
活躍した人たちだけでなく、
川崎らベンチの選手の表情も、団結心に燃えて良かった。

イチロー、城島、岩村ら大リーガーの意地もまた・・・。

たくさんの感動をもらいました。ありがとう。
そして、世界一、本当におめでとう!
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NHK『テレビの、これから』

2009-03-22 13:52:56 | TV番組
昨夜の討論番組を、録画しておいて、先ほど観終わった。
そういう(録画して観る)人は、スポンサーにとっては無意味なので、
視聴者とはみなされないのだとか?

この時点で、もう気分的に萎えるものがあった。

 公共の電波って、一体、何?
 ある種の人たちが、独占するもの?



テレビの良さは、日本中、見知らぬ人たち同士でも、
同じ情報を共有できること。

その情報から、何を受け取るかは千差万別であっても、
同じ映像を見、同じ音を聞いたという事実。

「あなたの心に一番残っている番組は?」
という問い掛けに、
全員異なる回答を書いたとしても、
自分が視聴したことのある番組なら、
誰の熱弁でも、ほほえましくうなずき、懐かしい気持ちになれる。

それが、テレビの良さだと思う。




どうか、心から心へ伝わる放送を届けてほしい。

スポンサーやタレント事務所との力関係に、
つきあわされるのは、もううんざり。
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京都東山の花灯路

2009-03-21 10:40:25 | 自分のこと
3日前の18・19日と、京都へ行ってきました(^^)
13日から23日まで、東山の夜は美しく情緒豊かに、ライトアップされます。
(花灯路の公式ホームページは、こちら


大学生の長女と一緒に、行きました。
昼下がり、祇園四条駅で下車し、白川沿いの風情を楽しみながら、
祇園界隈・四条通・花見小路・建仁寺を散策しました。

予約しておいた、京都おばんさい屋さんで、夕食を摂りました。
蒸し物・天ぷら・生麩田楽などは、凝っていて美味しかったし、
酢の物ひとつ取ってみても、京都の粋が感じられ、
心が満たされました。
花灯路の始まる6時頃には、ちょうど食べ終わるタイミングで出してくれて、そういう気配りも京都らしいなぁ、と感心しました。

6時少し過ぎ、薄暮にライトアップされた八坂神社西門をくぐり、
夢の異世界へ、胸躍らせながら足を踏み入れました。

 円山公園→ねねの道→高台寺→二年坂→八坂通り
 →下河原通り→石塀小路→再びねねの道→(甘味処で休憩)
 →知恩院→青蓮院

というコースで回りました。
拝観したのは、青蓮院のみ。
青蓮院の庭園は、きっと昼間も素敵なのだろうなぁ、と想像しながら、
夜の神秘的な雰囲気を満喫してきました。


写真、下手ですみません(^^;
円山公園での竹灯り・幽玄の川 ↓



円山公園 いけばなプロムナードの一作品 ↓
     

八坂通りから見た、八坂の塔 ↓





翌日は、小野小町居住の地である随心院に行きました。
梅園が、ちょうど満開で見ごろになっていて、幸運でした。



「花の色は移りにけりな いたづらに わがみよにふる眺めせし間に」
小町が百人一首で歌った、薄紅(はねず)の八重梅 ↓
          

いろんな種類の梅が、芳香を放っていて、
幸せな気持ちになりました。
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さよなら『IQサプリ』

2009-03-15 11:49:38 | TV番組
「子どもたちと、一番楽しく熱心に視聴したTV番組は何?」
と問われたら、私は迷わず『IQサプリ』を挙げる。
10年くらい続いていた印象だったが、わずか5年だったんだね。
最終回では出なかったけれど、はなわのIQ都道府県とか、懐かしいなぁ。

 この5年間で、私の子どもたちは、
 だんだん親離れしていったのだな、
 と感慨深い。


他の雑学系クイズ番組とは一線を画す、
頭脳の柔軟さを試す「頭の体操」番組。

スラスラ快調に解ける日もあったし、
まったく解けない日もあった。
その時の心理状態が大きく左右したものだ。

本当の頭の良さというのは、知識だけではなく、
論理力・発想力・構成力・観察力・創造力など、
きわめて複合的な要素を持っている。

クイズ番組全盛のTV界だが、
今後は、ますます知識偏重に傾くことがないよう祈る。

「頭の体操」番組が、また生まれますように(^^)
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侍ジャパン

2009-03-10 11:37:20 | つぶやき
日頃、プロ野球には目もくれぬ私ですが、WBCには燃えています。
昨日の韓国戦、惜しかったですねー。

7日のコールド勝ちの試合は、視聴率40パーセント近かったそうですが、
昨夜の息詰まる接戦は、何パーセントくらい行ったのでしょうか。

個人的には、昨夜のような好守が光る、引き締まった試合の方が、打撃戦よりも好きです。

元々、野球は大好きな私。
王ジャパンはもちろん、星野ジャパンも、どんなに応援したことか。
星野ジャパンは、北京五輪ではガッカリでしたが、前年のアジア代表決定戦での感動は忘れません。

今回は、原ジャパンではなく、侍ジャパンなのですね。
 決して出しゃばらない、原くんらしいな。
 (私は、原監督よりも年下ですが、
  プロ入り時の『原くんフィーバー』に、どんぴしゃりの世代です^^)
なるほど、イチローや城島の表情を見ていると、まさしくサムライって感じがします。


 世界を相手に、凛とした気迫で対峙する、サムライ。


幕末・明治の先人たちのDNAの輝きを、
日本の誇る文化である精神的品格を、
一瞬でもかまわないので、
世界の人々に見せてくれたら、

きっと、日本人全ての心に、
底知れない希望と力を与えるのではないでしょうか。
(ナショナリズムに悪用されたら、嫌ですが)

来週の2次ラウンド以降も、楽しみにしています。
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鹿島丈博選手へのオマージュ

2009-03-05 10:36:49 | 体操競技
某サイトにて、2002年世選・あん馬の、銅メダル演技を観ました。

大学4年生・22歳の鹿島選手、
若さと健やかさが、まぶしいほどに輝きます。

 そして、何回も同じことを書きますが、
 その素直なひたむきさ、誠実さ、清らかさに、
 私は、胸を打たれます。



鹿島選手の25年に及ぶ体操競技人生に、思いを馳せると、
自然に背筋がピンと伸び、
胸の中に、清々しい酸素が満ちてくるような、
真っ直ぐで幸せな気持ちになります。

3歳の元気な幼な子が、多くの愛情に見守られて才能を開花させ、
素直に健やかに成長していく様子。
突き当たる試練に、苦しみ悩みながらも、
誠実にひたむきに、それを乗り越えていく努力。
非情な現実も、言い訳することなく受容する潔さ。

迷いも誘惑も多い、この日本社会に、
爽やかな涼風と共に差す、一条の光のように感じられます。


人間・鹿島丈博のドキュメンタリーを切望。
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アクセスカウンター

2009-03-01 08:52:32 | ウェブとブログ
gooブログにも、アクセスカウンター機能が付けられるようになりました。
(アクセス⇒昨日のアクセス数
 トータル⇒累積アクセス数)

これで、今まで手動で毎週トップページに上げていた累積アクセスを、もう上げないで済みますね(笑)
でも、エクセルでの記録は、自分の覚書として、これからも付けていこうと思っています。
どの記事を上げた時にアクセスが多かったか、
あるいは少なかったか、分かるので。

一昨日より、日本ブログ村にも、参加してみました。

  アクセス数向上のために、いろいろ工夫しています。




でも、私のブログにとって、本当に大切なことは、
単純なアクセス数とは、別にあるのだということを、
忘れないように自戒。

テンプレート「アロマテラピー」は、もうしばらく使うことにします。
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