ザボンの香り

喜びや悲しみ、
ささやかな日常の想いを、エッセイで・・・

“金狼”の見つめる先

2011-01-31 16:23:25 | エニアグラム
アジア杯サッカー、日本代表の、感動的な優勝。
加えて、MVPも受賞したというのに関わらず、

   『本田圭佑・厳しい自己評価』(時事ドットコム)

エニアグラムで言えば、本田選手は、清々しいほどのタイプ8。
それも、周囲と馴染めるタイプ9に、やや近い8だろう。

視線の先にあるのは、戦いと勝利。
そして世界のNo.1。


「ザッケローニ監督は、豊臣秀吉のように人心掌握が上手い」
と、今朝のTVで小耳に挟んだが、
秀吉のタイプ3とは異なり、監督はタイプ2寄りの1だと思う。

キメ細かく行き届き、かつ温かみある采配は、
選手の長所を120%引き出し、チーム全体で相乗効果を上げる。

これからも、本当に楽しみなチームだ。




      * * * * *



(2015.5.12追記)
エニアグラムに関しては、50代以降のブログでも、引き続き、語っていきたいと思います。
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半兵衛と官兵衛

2011-01-06 12:08:34 | エニアグラム
2011年、明けましておめでとうございます。
当ブログを読みに来てくださる皆様、
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

TV東京の、新春7時間ドラマ『二人の軍師』、とっても良かった。
竹中半兵衛と黒田官兵衛の二人を主人公にした、
重厚な歴史ドラマが観られるなんて、嬉しいことこの上ない。
そのまま肉付けして、NHK大河ドラマにしてほしいくらい、
時間的制約が惜しく、テーマや内容が充実していたと、私は思う。

21歳のとき、司馬遼太郎の『新史・太閤記』を読んで以来、
私は、司馬遼太郎大好き人間になった。
数十冊の作品を愛読したが、
最も好きな登場人物は、『新史・太閤記』の竹中半兵衛だ。

半兵衛は、エニアグラムでいうところのタイプ5。
それも、ほぼタイプ4との境界線に等しいくらいに近い、4寄りのタイプ5。
(私は逆に5寄りのタイプ4なので、シンパシーが凄い)
個々を尊重し、弱者への共感能力高く、
ヒエラルキーに吸収されない独自の価値観を、生まれながらにして持つ。
病弱で権勢欲薄く、読書好きで英明な頭脳と、
父親が築いた一城領土を守って、自立心強い一生を送った。

聡明さから鬼謀の軍師と恐れられつつも、
清廉な人格により、人々から太陽のように慕われたという。

『新史・太閤記』の藤吉郎秀吉も、魅力的だ。
タイプ2に近いタイプ3。
例えば道端の草花ひとつにしても、他の人の何倍も、
色鮮やかに匂いかぐわしく感じられたであろう、強い感性と生命力の持ち主。
何よりも成功第一の、現実主義。
かつ、人々への愛情も大変深い。

黒田官兵衛は、半兵衛の知謀と秀吉のバイタリティを併せ持つ、
まるで二人の長所を足して、二で割ったような快男子。
そして、タイプ5に近いタイプ6だと思う。
播磨の一地方領主の家老に、あの時期に生まれたというのが、
運命を決定付けてしまった。
本当は、天下人にふさわしい器量を持っていたにも関わらず、
早くから秀吉配下として吸収されてしまい、
ついに天下を手にする機会を失った。

もし家康でなく、官兵衛が天下人となっていたなら。
我が日本は、大きく変わっていただろう。
江戸の鎖国時代は無かったし、
海洋国として発展しただろうし、
もしかしたら、世界で最も早い近代民主国となっていた可能性も高い。

だが、家康に天下を取らせたのが天の意思であり、
日本は、以降400年を、こういう風に送ることになったというのも、
また味わい深い。

半兵衛も官兵衛も、遥かに(もしかしたら現代人以上に)進んだ人であった。
信長も秀吉も進んでいたが、半兵衛と官兵衛は、
さらにそれ以上に進んだ人だったと思う。
信義や友情という概念を尊重したという、その一点においてさえ、
英明さが偲ばれる。

「天下は天下の天下にして、一人のものにあらず」
世界は、一人の支配者のものではなく、
そこに存在する全ての者のもの。

全ての人類に、理解してほしい真理だ。
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タイプ3

2009-05-25 14:25:43 | エニアグラム
司馬遼太郎の『国盗り物語』道三編を、先日から読んでいる。

マムシと呼ばれ、悪人の代名詞のように、日本史で扱われる斎藤道三。

だが、ここに描かれる道三(松波庄九郎)は、疎ましい要素がみじんも感じられない魅力的な人物。

清濁併せ呑むタイプ3の典型的な有名人は、豊臣秀吉や田中角栄だが、
斎藤道三は少し違う。

 成功と同等に、芸術性や独自性を尊ぶ、タイプ4寄りの3だ。

骨太のバイタリティと、深く繊細な芸術的素養、そして他人への情の豊かさ。
現代の政治のトップに、最も現われてほしい人材だ。
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島田紳助の才能

2009-05-06 22:50:01 | エニアグラム
『ヘキサゴンⅡ』を初めて観たのは、もう1年少し前になるだろうか。
奈良公園で上地雄輔が、鹿に地図を食べられた回だった。
 なんかすごい面白い番組だなーっと思った。
その頃には、もう既に高視聴率番組だったかも知れない。

今日、トモとスザンヌの『出会えてよかった』という歌を聞いて、
とっても良い歌だと思った。
若い夫婦の、こういう素直な初心を、忘れたくないと思った。
島田紳助の歌詞は、どの歌も良い。
熱い気持ちが、嫌味なく伝わってくるから。

島田紳助は、原辰徳監督と同じく、タイプ6だと思う。
才能のそこかしこに、タイプ6を感じる。
出演者の個性の生かし方、お茶の間の笑いを察知する感性、
人気アイドル羞恥心を活動休止させた決断もそう。
そして、作る歌詞。
全てに共通する、太い根幹があるように思う。

おバカさんたちに呆れながらも、
毎回『ヘキサゴンⅡ』を楽しみにしてしまうのは、
島田紳助の才能ゆえだなぁ、と感じ入る私であった。
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タイプ1

2009-04-03 16:52:42 | エニアグラム
エニアグラムの話です。

今日のTBS『はなまるカフェ』のゲストは、上川隆也でした。
私は、上川隆也の大ファンです。
誠実できちんとしているのにも関わらず、たいへん面白い話をする、聡明な人だと思います。
今日も、楽しいトークを聞かせていただきました。

聞きながら私は、やっぱり彼はタイプ1だよなぁ~、と思いました。
聡明な人というのは、それだけでも魅力的ですが、
上川隆也には、加えて人間らしい温かみと、上質な品性があります。
今日の彼のトークから感じられたものは、
タイプ1以外には真似できない、行き届いた完璧さでした。

タイプ1は、曲ったことが許せないといいますが、
それは自分に対して許せないのであって、
他人に対しては寛容なのではないか、と思います。

自分が完璧に近付きたいだけで、
他人には決してそれを強要しないところが、タイプ1の良いところ。
もちろん、舞台やドラマなどの作品を作る時は、容赦なく厳しいことでしょうが。
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タイプ6

2009-04-02 16:57:02 | エニアグラム
久しぶりに、エニアグラムの話です。

侍ジャパン最高の功労者、原辰徳監督は、タイプ6だと思います。
先天的に人間関係への関心が大変高く、忠実で努力好きなタイプ6は、人間関係の達人になるのでしょう。


他のタイプがそれぞれ、
タイプ1・・・完璧さ・正しさ>>人間関係
タイプ2・・・愛情>人間関係
タイプ3・・・成功>人間関係
タイプ4・・・独自性>>>>>人間関係
タイプ5・・・知性>>>>>>>>>>人間関係
タイプ7・・・楽しさ>人間関係
タイプ8・・・強さ>>>人間関係
タイプ9・・・平穏さ>人間関係
というように、人間関係を上回る価値観を持っているのに対し、

 タイプ6・・・人間関係>(≧)他の全て

と、最高価値を“人間関係”そのものに見出すことのできる人が、タイプ6です。
人間である以上、どのタイプも後天的に人間関係の重要さを学んでいくのですが、なんといっても、先天的に才覚あるタイプ6には、かないません。

原監督は、小中学校時代に4回転校を経験なさっているそうで、
ますますタイプ6の才覚に磨きがかかったのではないか、と推測します。
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優しさについて

2009-02-25 10:09:52 | エニアグラム
エニアグラムの話です。

人は、時と場合と状況により、優しくなります。
ですので、どのタイプもそれぞれに、優しさを持っています。
それぞれのタイプについて、考察してみました。


タイプ1・・・最も的確で、気がきいていて、行き届いた優しさ。

タイプ2・・・愛情を注ぐのが生きがいであるタイプ2ですので、
       本領発揮というか、イキイキとした優しさです。
       太陽のような滋養に富む、温かい優しさ。

タイプ3・・・温情と冷酷を併せ持つタイプ3の優しさは、
       現実的で、人を救う優しさです。

タイプ4・・・人の寂しさや悲しさに、寄り添って共感する優しさ。
       押し付けがましくないので、相手の心を癒します。

 
タイプ5・・・めったに優しさを表しませんが、タイプ5は、
       先を見込んで様々なことを洞察した、
       ずば抜けて深い優しさを、見せることがあります。
       半年後とか数年後に、相手がやっと気付くような・・・・。 

タイプ6・・・人間関係を円滑にする、現実的な優しさです。

タイプ7・・・人の気持ちを明るくさせる、楽しく軽快な優しさ。

タイプ8・・・あまり優しさを持ち合わせないタイプ8ですが、
       攻撃しないことや、さりげなさが、
       相手にとっては、優しさになります。

 
タイプ9・・・寛容で、おおらかに人を許す優しさ。



優しい人とよく言われるのは、タイプ2とタイプ4ですね。
タイプ2の優しさが、積極的で動的であることに比べ、
タイプ4の優しさは、ひたすら静かで受容的です。

優しくないのは、タイプ8と、冷酷な時のタイプ3です。
タイプ5も、基本は優しくないかも。

相手にとって、最も心地よい優しさは、タイプ1。
タイプ6やタイプ3の優しさは、現実的で、相手を助けます。
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タイプ5寄りの4

2009-02-20 08:32:01 | エニアグラム
エニアグラムの話です。

タイプ5寄りの4とは、タイプ5とタイプ4の両方の要素を持ちながら、属性はタイプ4に所属する人のことです。
両方とも自分の内的世界の構築を大切にする人たちではありますが、タイプ4とタイプ5の決定的違いは、
「独りが寂しいか?寂しくないか?」です。

 深夜、何かの折に、ふと感じる孤独。
家族も寝静まった部屋で、ひしひし押し寄せる“独り”を感じた時に、
タイプ5は、平静です。
たとえ誰一人理解者がいなくても、寂しくないのがタイプ5です。
一方、タイプ4は、寂しさに打ちひしがれてしまいます。
夜、センチメンタルな涙で枕を濡らすのが、タイプ4なのです。

これは、学術研究者と芸術家の、決定的違いと言ってもいいでしょう。



タイプ5寄りの4は、知性を重んじます。
自己内部に何かを、コツコツと構築していくことが好きです。
理論も好きですが、最後は芸術性に傾きます。
そしてユニークさを尊重します。
知性と独自性の双方を非常に大切にする分、人間関係に対する興味関心が薄いです。
そのため、ヒエラルキーに敏感な人たちから、最も餌食にされがちなタイプとも言えます。
ただ、その芸術性に胸打たれた人からは、たいへん愛されたりもします。
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タイプ5

2009-02-11 09:45:36 | エニアグラム
エニアグラムの話です。

私の今までの記事を読み返したら、なんとなく
タイプ5を冷遇してしまっているような気がしたので、
ここでフォローを入れておきます(^^)


タイプ5は、知識や理性を至上価値とする人たちです。
他のタイプも知性は尊重するでしょうが、
タイプ5の知性大事さといったら、自らの命より優先するほどで、
他のタイプの比ではありません。

ですので、他のタイプの人から「変人」のレッテルを貼られやすく、なかなか理解されることが多くありません。
タイプ5は、自分がそういう人間であることを重々分かっているので、
あえて他人から理解されることを求めません。

他者はタイプ5を理解できませんが、その一方で、タイプ5は他者をちゃんと理解していることが多いのです。
タイプ5は、人との温かい関係にもちろん感謝しますが、
それ以上に知識や知的世界の構築を、優先する人たちです。


私の中学時代に、素敵な女子はたくさん居ましたが、
最も憧れた同級生(女子)は、今考えるとタイプ5でした。
聡明で、もの静かで、非常に思いやりのある優しい人でした。
謙虚で目立たないのに、人望がありました。

それから、私にとって歴史上最愛の人物である、竹中半兵衛もタイプ5です。



タイプ5からは、他のタイプにはない聡明さと
深い優しさを併せ持つ人物も、輩出されるのです。
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好かれる性格・嫌われる性格

2009-01-30 12:24:28 | エニアグラム
エニアグラムの話です。




先日の職人さんの例を見ると、分かりやすいです。

 あなたは、どのタイプの職人さんが好きですか?



私は、断然タイプ7と2。
次に1と9、場合によっては4も。

7は楽しいし、2は気持ちがホカホカ温かくなりそうですから。
1は、誠実で信頼できそう。
9は、穏やかで安心できる。
4は普通だけど、場合によっては、めちゃ好感度高くなる。

反対に嫌いなのは、まずタイプ5。
それからタイプ8。
場合によっては、タイプ3と6も。

5はとっつきにくいし、8は怖い。
3や6は普通だけど、鼻につくところがあるかも知れない。



好き嫌いは個人差がありますし、状況にもよりますし、
「性格なんて関係ない!人間性が問題よ」
というのが正論なのですけれども、
先天的性格に限定して見ると、

 好かれやすいのは、タイプ7・2・1・9
 嫌われ(敬遠され)やすいのは、タイプ5・8
 場合によりどちらにもなるのが、タイプ3・6・4

と分類できるように思われます。

つまり、比較的明るめの一生が送れるタイプ7・2・1・9の人たちには分からない苦労を、タイプ5・8・3・6・4の人たちは、生まれつき負っているわけです。

その苦労が、人を大きく育てるのか否か、
タイプ3や6には、人生の成功者が多いようです。

反対に、自分の努力以外のところで、めちゃ愛されたり嫌われたりするタイプ4は・・・・(自粛)。

タイプ5や8は、好かれようが嫌われようがものともせず、マイペースに生き抜きます。
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あなたは人生を

2009-01-08 09:35:55 | エニアグラム
エニアグラムの話です。



 人生を・・・・○○○○

あなたは、○○○○の部分に何を入れますか?
多分、先天的性格によって、こんな風になるんじゃないかな、と推測します。
(あくまでも、私見です)


タイプ1・・・きちんと生きる または
       正しく生きる 

タイプ2・・・慈しむ または
       愛に捧げる

タイプ3・・・勝ち抜く または
       成功させる
 
タイプ4・・・味わう または
       それぞれに生きる
       
タイプ5・・・知り尽くす または
       構築する
        
タイプ6・・・生き残る または
       渡り抜く
       
タイプ7・・・楽しむ

タイプ8・・・戦い続ける

タイプ9・・・ゆったりと生きる



9つの価値観。
それぞれの相違を、どうか理解し合える世であってほしいです。
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9つの性格 その4

2008-12-22 20:34:40 | エニアグラム
キラ星の如く人材が輝く『篤姫』の時代、幕末・維新の人々をエニアグラムで。
史実を基にした小説やドラマに描かれた、あくまでもイメージに過ぎません。
現実のタイプは、ご本人にしか分かりませんので。


タイプ1(完璧主義)・・・・・ 大久保利通 滝山

タイプ2(愛情豊か)・・・・・ 西郷隆盛 徳川家茂 阿部正弘

タイプ3(やり手・成功主義)・・・・・ 岩倉具視 勝海舟

タイプ4(芸術肌)・・・・・ 土方歳三 桂小五郎 徳川慶喜

タイプ5(思考観察好き)・・・・ 大村益次郎 小松帯刀 島津斉彬

タイプ6(忠実)・・・・・ 島津久光 篤姫

タイプ7(楽天的明るさ)・・・・・ 沖田総司 高杉晋作

タイプ8(好戦的・強い)・・・・・ 井伊直弼 山内容堂 

タイプ9(平和・調和主義)・・・・・ 坂本龍馬 近藤勇


小松帯刀は、タイプ4寄りのタイプ5。
大村益次郎は、典型的タイプ5ど真ん中。
島津斉彬は、タイプ6寄りのタイプ5。

篤姫は、極めてタイプ5に近いタイプ6。
高杉晋作は、タイプ8に近いタイプ7のような気がします。






(9つの性格その1その2その3
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電機修理の職人さん

2008-12-13 15:06:49 | エニアグラム
購入して5年ほどの、我が家の冷蔵庫。
3~4日前、突然、自動的に作られるはずの氷ができなくなりました。
本体には、何の異常もありません。
なので製氷室そのものではなく、単に水タンクの中の小さなポンプが壊れたのではないかと、私は素人考えで思いました。

購入先にその旨を連絡すると、メーカーが修理に来てくれました。
50代と20代の、男性2人でした。

それはいいのですが、何の会話もなく、いきなり冷蔵庫を分解し始めたのです!
私が驚いて、状況説明しようとすると、
「後で説明するから、黙っててください」
と怒鳴りつけ、15分くらい黙って作業を続け、終わりました。

「部品交換したので、1日様子を見てください」
そんなことは、言われなくても分かります。
こちらは、どんな原因で故障し、どういう修理をしたか、その説明が欲しいのです。
また私が受付に託した未熟な伝言だけで、ユーザーからの直接説明は一切聞かず、何の点検もせず診断して、正しく修理できるものなのかも不安でした。
すると
「こちらはプロなんだから」
と高圧的に言い放ったので、もう私もコミュニケーション不能と判断し、
「はいはい」と黙って引き下がりました。
明日、氷の確認をして、電話を入れるついでに一言メーカーに言っておこうと思いながら。

インフォームド・コンセプトとは言いませんが、ユーザーとメーカーの間にも、納得できる説明は必要だと思います。
この職人さんは、必要ないと思っているのかも知れませんが。

今まで、家電を取り付けたり修理したりする度に、いろんな職人さんが来ましたが、こんな人は初めてでした。
でも、ペアを組む20代の人と、この人は固い信頼関係を構築していたようなので、腕は確かな職人さんなのでしょう。
我が家の製氷室も、きっと明日の朝には、何事もなかったように氷がいっぱいできているに違いありません。

多分、この50代の職人さんは、タイプ5だと思います。
腕は良く、頭も良いけれど、他人とのコミュニケーションを軽視する。
相手との意思の疎通や言葉を惜しんで、目的に没頭してしまう。
これは、タイプ5の性質です。
その上、ユーザーに情報を与える義務なし、黙ってプロに従わせればよしという考えの人なのでしょう。



もし、同じ状況下で、別のタイプの職人さんだったら・・・・・・
こんな感じになるんじゃないかな、とエニアグラムで想像してみました。(遊びです)

タイプ1 … まず最初に挨拶し、きちんと状況を聞き、
       説明を完璧にしてから、修理に取り掛かる。

タイプ2 … にこやかに挨拶し、感想を交えながら状況を聞き、
       コミュニケーションを楽しんで、
       説明をしながら修理する。
  
タイプ3 … そつなく挨拶し、状況を聞き、
       相手の信頼を獲得するまで説明をしてから、
       修理を始める。

タイプ4 … 挨拶し、頷きながら状況を聞き、
       はにかみつつも相手の反応を確かめながら説明し、
       修理する。

タイプ5 … ろくに挨拶せず、相手の話も自分の説明も
       必要最低限に済ませ、黙って修理する。(腕は良い)

タイプ6 … 挨拶し、ほどほどに状況を聞き、ほどほどに説明し、
       修理する。

タイプ7 … 楽しく挨拶し、ふんふんと状況を聞き、楽しく説明し、
       楽しく修理する。

タイプ8 … 鋭く挨拶し、鋭い目で状況を聞き、鋭く説明し、
       修理する。
 
タイプ9 … 穏やかに挨拶し、穏やかに状況を聞き、
       穏やかに説明し、その場に馴染みながら修理する。

ちなみに全員、きちんとした社員教育を受け、腕も立つという設定の上です(^^)
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先天的な性格

2008-10-29 16:22:20 | エニアグラム
「その性格直せよ」
と言われて、悩んだことはありませんか?

私自身を例にとると

 ・人の輪に入ろうとしない
 ・冷たい
 ・盛り上がりに欠ける

などと、さんざん非難されて、悩んできました。
でもこれは、実は直しようがないことだったのです。
だって先天的に、知識や独自性を追い求めてしまうタイプ5寄りの4なのですから。
騒ぐよりも、よく観察して冷静に考えたいし、自分の内的世界を構築してゆくことが好きなのです。

タイプ1の人に、大雑把になれ!
2の人に、冷静に他人と距離を取れ!
3の人に、勝ち負けで評価するな!
4の人に、人間なんかみんな同じだ!
5の人に、心から他者と交われ!
6の人に、世の秩序は1つじゃない!
7の人に、堅実になれ!
8の人に、己が弱さを認めよ!
9の人に、直ちに決断せよ!

これらを要求することは、全て無意味、もしくは有害でしかありません。
要求しなくても、本人が大人になるにつれ、自分でバランスを取っていくようになります。
自我が強い人は平気ですが、自我の弱い人は、要求に従おうとして、先天的性格を屈折させたり分裂させたりしてしまいます。
9つのタイプは、それぞれ持って生まれた自分の性格で生きていけば最も世のためにもなり、本人にとっても幸せなのです。

冒頭のセリフに戻りますが、直すとしたらそれは、嫉妬深さや後ろ向きで暗い考え方、投げやりな気の持ち方などではないでしょうか。
それは、「性格を直せ」ではなく、もっと別の言い方で指摘した方がいいように思います。
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9つの性格

2008-10-27 15:08:21 | エニアグラム
あくまでも、先天的なものだし、本人が正直に考えないと分別できないのが難点です。
でも、他人のタイプも、よく観察すると分かったります。(間違えることもあります)

私が、多分そうじゃないかなと思うのは、以下の皆さんです。



タイプ1(完璧主義)・・・・・ イチロー 上川隆也 森鴎外

タイプ2(愛情豊か)・・・・・ 長島茂雄 遠藤周作

タイプ3(やり手・成功主義)・・・・・ 田中角栄 井ノ原快彦

タイプ4(芸術肌)・・・・・ 重松清 太宰治 野田秀樹

タイプ5(思考観察好き)・・・・ 岡田准一 荒川静香

タイプ6(忠実)・・・・・ 島田伸助 ビートたけし

タイプ7(楽天的明るさ)・・・・・ 明石家さんま みのもんた

タイプ8(好戦的・強い)・・・・・ 小泉純一郎 石原慎太郎

タイプ9(平和・調和主義)・・・・・ 天海祐希 浅田真央





(こちらの表も、参考までにどうぞ。私のHP内の1記事に飛びます)
   ↓
(テニプリというのは、「テニスの王子様」という少年マンガです。
 その登場人物たちの性格が多彩で面白いので、例に挙げました)
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