武装錬金 9BOY MEETS BATTLE GIRL 和月伸宏 2005年11月9日 集英社

ついに、錬金戦団とヴィクターの洋上決戦が始まった。一方、再殺が中止されたカズキは斗貴子、剛太とニュートンアップル女学院に向かう。黒い核鉄の謎を探るカズキ達の前に、謎の仮面の人物が立ちふさがる!!

裏表紙より。
何か流れがしっくりこない文章。
『向かう』『塞がる』と「う」の音が続くから？

第74話　二つの決戦

ヴィクター　決戦だ―――!!!

大いに荒ぶるヴィクター。

照星　そう!決戦です
　「よってその他全ての任務は只今を以て一旦中止」
　「これよりヴィクターとの決戦が最優先事項となります」
毒島「再殺部隊の他の面々は既に本体へ向かいました」
　「と言ってもまともに戦えそうなのは戦部――」
火渡「中止ィ!?」

大いに面白くない火渡。
なお「ブラボーの仇」だと火渡を許せないカズキともども、
大戦士長・坂口照星の手で・・・・・・ナムナム。

しっかし・・・・・・遠距離攻撃可能な犬飼、円山と、奇襲が可能な根来、
そして唯一エネルギードレインを無効化できるブラボーが戦闘不能て。
『決戦です』で結局召集するんなら、遊ばせておいたのは完全に失策だよね。

照星「戦士・斗貴子並びに剛太」
　「キミ達はここに残って彼の行動を監視しなさい」

つまり、お咎め無しだねワホーイ(∩´∀｀)∩

武藤カズキが人間でいられるタイムリミット
―――26日（推定）―――

御前様「とは」
　「言え」
カズキ「ヴィクターのコトも気になるし」
　「グズグズなんかしてられない！」

命短し恋せよ乙女！

カズキ「こっちも決戦覚悟!」
　「行こう!!」

秘密を求めて女学院に突入！（正確な表現）

第75話　突入 ニュートンアップル女学院

千歳　あのコと・・・防人君のためにも
　ここで必ず〝武藤カズキ〟が人間に戻れるか否かつき止める


　「!」
????「春先に続いて二度目か・・・」
　「外の世界で何事か」
　「起きた模様だな」

カズキ達より先に潜入した戦士・千歳の運命は・・・・・・？


潜入しているはずの戦士と連絡がつかないことに焦るカズキ達。
と言っても、ここは女学院なので・・・・・・まずは斗貴子さんが1人先行。
しかし！

カズキ「くそっ!」
　「連絡が来ないしつかない!」
剛太「先輩!」
御前様「落ちつけ二人とも 相手は相当 手強いぞ」
　「ただ飛び込むだけじゃ二の舞三の舞だ!」

どどどどーする！？

そこへ・・・・・・

パピヨン「無事で何より」
カズキ「オマエもな」

パピヨン、合流。

理事長御令嬢「ごきげんよう」
　「蝶々の妖精さん」
パピヨン「この学院の生徒は皆蝶・センスが良くて素晴しい!」

高貴な人間にはわかる。
すぐぶち撒けたがるような、野蛮な人間には「ぶち撒けろ!」


そんでバタバタしているうちに、斗貴子さんの元クラスメイトという生徒を発見。

生徒「この学院100年の歴史がある分とにかく〝ウワサ〟が多くて」
　「神隠しとか秘密の部屋とか」
　「夜々彷徨う仮面の男とか」

(´・∀・｀)ヘー

生徒「ハイここが礼拝堂」
　「でもちょっと気をつけてね」
カズキ「え」
生徒「〝ウワサ〟の仮面の男が一番目撃されているのが」
　「実はここなの」

(´・∀・｀)ヘー・・・・・・


礼拝堂の扉を開けるとー

皆「!!」
カズキ「斗貴子さん!!」
斗貴子「全員気をつけろ・・・」
　「コイツ」
　「強敵だ!!」

斗貴子さんが押されているだと・・・・・・！？
バルスカが壊れてないだけ頑張ってる方かナ。

第76話　仮面の正体

斗貴子「強い・・・攻防にスキがない」
カズキ「斗貴子さんコイツが・・・」
斗貴子「ああ 件の仮面の男―――」
　「キミの黒い核鉄の」
　「秘密を握る男だ」

カズキと愉快な仲間たち対仮面の男、ファイッ！

剛太「手伝えパピヨン!」
　「お前力貸すって言ったろ」
パピヨン「ああ だがNON」
剛太「あんだとォ!?」
パピヨン「前の戦いで使い尽くしたニアデスハピネスがまだ補充中なんでね」
　「今回はパスさせてもらうよ」

弾切れあってこその遠距離攻撃だと思う（力説）

????「!?」
斗貴子「もらった!!」

剛太の援護により、斗貴子さんの攻撃がクリーンヒット！
仮面が吹き飛んでー・・・・・・？

御前様「女!」
剛太「再殺部隊の制服!」
斗貴子「まさか戦士・千歳!?」

なんですとー？
・・・・・・『まさか』って、顔くらい確認しておけばいいのに(´・ω・）
などと思うヒマもなく―

斗貴子、カズキ、剛太「!!」
カズキ「斗貴子さん!」
御前様「消えた!?」
剛太「先輩!」

1名様、謎の空間にごあんなーい。
斗貴子さん、その場から消滅するの巻。

さらに！

皆「!!」
千歳「兜の武装錬金―――」
　「他の者に取り憑いて」
　「自由自在に操る特性・・・」

ナンダッテー


今度はここまで一緒に来た生徒が『人質』状態に。

兜「ムト・・・ウ」
　「カズキ・・・」
　「外界の事態その女の脳をスキャンして」
　「概ね把握した」

話が早くて助かりますな。

兜「結論から言えば」
　「たった一つ」
　「私の永年の研究成果だけが」
　「お前の体を元に戻す〝手段〟となる」

わーいヾ(o´∀｀o)ノワァーィ♪
問題解決だね！

カズキ「その前に」
　「その娘を放せ!」
　「それから」
　「斗貴子さんを返せ!!」

こら、バカズキ！
兜の本体サンを怒らせたら困るだろ！

兜「人間に戻れなくてもいいのか?」
カズキ「無関係の娘を巻き込んでまでなら」
　「斗貴子さんを失ってまでなら」
　「いい!覚悟する!!」

まさにカズキ。

パピヨン「実力行使♡」

パピヨンが生徒の胸に手を突っ込む事案（正確な表現）を挟みつつ―

兜「武藤カズキ君」
　「あなたの人となりはようくわかりました」

どうやらカズキの覚悟は兜の本体サンの信用を得た模様。

生徒「避難壕の武装錬金」
　「アンダーグラウンドサーチライト」
　「こっちが私のよ」

武装錬金は戦う意志で発動するはずなのに、明らかに逃げる・隠れるためのモノだよね・・・・・・？

アングラサイトの奥で待っていたのは・・・・・・

????「初めまして」
　「私が黒い核鉄の開発者・・・」
アレキサンドリア「ヴィクターの妻アレキサンドリア」
　「そしてその子は私達の娘」
　「ヴィクトリアです」

衝撃過ぎる展開・・・・・・！

第77話　大決戦

過去ヴィクター「恐怖と戦い」
　「厄災をはね除け」
　「より一人でも多くの人が幸せになれるよう――」
　錬金術は・・・・・・
　そのためにこそ在る・・・
ヴィクター　ヴィクトリア・・・
　アレキサンドリア・・・・・・

過去の風景を夢に見ながらお休み中のヴィクター。

そんなヴィクターへの目覚ましはー

戦士「ミサイルランチャーの武装錬金」
　「ジェノサイドサーカス」
　「全弾命中!」

特性は『無限弾倉』だそうで。
・・・・・・最低だな。
特殊な武器である武装錬金なのに、夢も美学も無い。
案の定全く効果無しな上、ヴィクターは黒い核鉄の力がさらに進行。
最早誰にも止められな・・・・・・

照星「待ちなさい」
　「あなたの相手は」
　「この 私が務めます」

降って来たのは・・・・・・巨大な脚！？

火渡「これが大戦士長」
　「坂口照星の武装錬金」
照星　全身甲冑の武装錬金!
　バスターバロン!!
円山「――ってまんま」
犬飼「巨大ロボットォー!?」

特性は連載打ち切り

ヴィクターも勢いで巨大化して、戦いは怪獣大決戦へ・・・・・・！



場面はアングラサイトのカズキ達に戻ってー

パピヨン「お前達の目的はヴィクターを元の人間に戻すコトか?」

ほほう・・・・・・いや、

「私達は黒い核鉄をなんとかできます」
「私達はヴィクターの妻と娘です」

この2つの情報でそれ以外の結論無いよね？
「頭良いキャラあったまイイ！」じゃなくて、
「他のキャラ気づけよ・・・・・・」ってなるのはちょっと残念描写。


ま、それはともかく・・・・・・
黒い核鉄をなんとかできるなら、ヴィクターのコトもカズキのコトも解決だね！

ヴィクトリア「錬金術がそんな簡単に」
　「みんなを幸せにすると思う?」

えっ・・・・・・？

第78話　決断を要す

剛太「UREEYYY!」

無茶しやがって・・・・・・


むかしむかし、アレキサンドリアは錬金戦団で3つの黒い核鉄を作りました。
戦いで重傷を負った夫・ヴィクターにその1つを使ったことで・・・・・・ごらんの有様だよ！

それでもこの100年の研究で、遂に・・・・・・

アレキサンドリア　黒い核鉄の力を全て無効化する
　白い核鉄!!

ねんがんの　しろいかくがねをつくりあげたぞ！

そう かんけいないね
殺してでも うばとる
ゆずってくれ たのむ！！

こいつがあれば全部解決だねうわーい

パピヨン「答えろのーみそ」
　「これは一体」
　「何を基盤にして開発した?」

材料は『黒い核鉄』だそうですよ！

えーと、あれは100年前に3つ作ったんだっけ？
1つはヴィクターの中、1つはカズキの中、1つは白い核鉄。
・・・・・・あ？

過去ヴィクトリア「錬金術がそんな簡単に」
　「みんなを幸せにすると思う?」

なん・・・・・・だと・・・・・・

武藤カズキが人間でいられるタイムリミット
――-25日（推定）―――
更に〝決断を要す"

最終話　BOY MEETS BATTLE GIRL

違う。
「BOY MEETS BUCHIMAKE GIRL」が正しい・・・・・・て、最終話？

剛太「守りたい者が一緒なら」
　「俺達は戦友だ」

パピヨン「選択肢なんてのは他人に与えられるのでなく」
　「自ら作り出していくものだ!」

イケメンたちの言葉、その心に焼き付けろ！

斗貴子「足りない分は私から補え」
カズキ「ウン」

ウィダー1年分やるから代われ





「武装錬金」～おしまい～






もうちっとだけ続くんじゃ。

武装錬金ファイナル

カズキ「上手くやればみんな助かる!」

秘策を胸に、少年は立ち向かう。

カズキ「この前分けてもらった勇気」
　「少し返そうか?」

ニアデスハピネス！




怪獣大決戦はどうなったかなー？

秋水「エネルギー攻撃は全て」
　「霧の如く散らせてみせます」

まさかの再登場、しかもバスターバロンの特性で大活躍。
そう、バスターバロンは他の武装錬金の力を『増幅』できるのです！

火渡「いくぞてめーら」
　「出番だッ!!」

残る戦士達全員の武装錬金の力を増幅増幅ぅ！

海でバーニングしてる火渡サンは・・・・・・うん。

照星　錬金の魔人よ
　塵と帰れ!!

　「A-MEN・・・」
ヴィクター「それは自分に対するお祈りか?」

＼(^o^)／

突然「巨人ヴィクターは錬成物」だったというのはずるい気もするけど、
バブルケイジが全く効果なかった件も説明つくかな・・・・・・。

ヴィクター「錬金術に関わる全て」
　「この地上から葬り去る」

ヴィクター「怒りだ!」
　「もう怒りしかない!!」

錬金戦団ゴミすぎ笑えない。
実際、組織の体質は今も変わってないもんなぁ。


荒ぶるヴィクターに、希望を乗せた突撃をかけるカズキと斗貴子さん。
しかし―

カズキ「本当に」
　「ゴメン」

カズキ　今はもう
　楽しかったコトしか
　思い出せないや・・・・・・

「武装錬金」～おしまい～






もうちっとだけ続くんじゃ。