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始まりに向かって

ホピ・インディアンの思想を中心に、宗教・心理・超心理・民俗・精神世界あれこれ探索しています。ご訪問ありがとうございます。

エドガー・ケーシーと インディアンの起源

2009-05-24 | アトランティス
北米インディアン・ラコタ族の生まれで、インディアン思想を研究しているA・C・ロスさんの「我らみな同胞・・インディアン宗教の深層世界」という本の紹介を続けます。

彼は自分の文化を、西洋の文化と相対的に見ることができる研究者であると同時に、自分にとって部族の伝統文化がいかに自分の精神を形作っている根幹であるか、ということを熟知している人でもあります。

そのロスさんが、右脳左脳のバランスをとりながら、次なる課題の解明へと進んでゆきます。

次なる課題とは、インディアンのルーツ探しでした。
「われわれはどこからやってきたのか?」

伝承神話を比較しつつ、彼は探索してゆきます。
以下に抜粋して紹介します。


     *****


集団深層意識の世界と交信することのできる、ごく自然の能力をもった人物はエドガー・ケーシーである。

彼は霊感をもった治癒者だった。
病気の治癒を求める人々は彼の元を訪れ、彼は瞑想の世界に入り、集団深層意識の世界と接触を行った。

そうして心の深いところにある情報を得た彼はそれを解釈して、病を持った人に診断の結果と自然の治癒法を伝えたのである。

わたしが驚嘆したのは、エドガー・ケーシーがこのような情報を得る方法は、ラコタ族および他のネイティブ・アメリカンの聖人(メディスンマン)が同様の目的のために行う方法とほとんど同じだということだった。

このような治癒の方法以外にも、さまざまな類似性が両者の間には存在する。


例えばエドガー・ケーシーが深層心理の世界から得た情報と、ネイティブアメリカンが「自分たちはこの北米大陸につねに住んでいた。」と主張するその神話である。

わたしは多くのネイティブアメリカンの創造神話を調べたが、その内一つとして「ベーリング海峡からやってきた」と言っているものはない。

カール・ユングはすべての文化の中にある神話はそこに真実を含み、かつそれらは集団深層心理の世界からやって来たものであると言っている。

ネイティブ・アメリカンの口承の歴史は、「人々はこの地にその起源を持つ」と述べているのである。

そしてエドガー・ケーシーが集団深層心理の世界から得た情報も、これまた「インディアンは1000万年前、北米でその発祥を得た」と言うのである。


最近サンディエゴの海岸で、頭骸骨が発見され、学者はこの頭骸骨をデルマー・マンと名付けた。

そこで学者はその年代をカーボン14方式というので調べようとしたが、失敗に終わった。

それはあまりにも古すぎて、探知が不可能だったからである。

ところがその後、新しい年代探知法が発明され、そこで分かったことは、その頭骸骨は50000年の古さだということだった。

それを読んでわたしは考えた。
「いったいこの人間はどうやってそこに辿り着いたのだ?それはベーリング海峡が開くより、2万年も前の話ではないか?」

結局あのインディアンの創造伝説は、正しいのではあるまいか?



今から25年ほど前、わたしは自分のルーツ、自分の部族の歴史の起源を辿る研究を始めた。

そこでわたしは並列的に次の5種類の起源伝説を発見したのだった。

1、ネイティブアメリカンは、北米大陸で生まれた。
2、ネイティブアメリカンは、地下の世界から浮上した。
3、ネイティブアメリカンは、東の島からやってきた。
4、ネイティブアメリカンは、星からやってきた。
5、ネイティブアメリカンは、西の島からやってきた。

というもので、これらの伝説の一つ、またはそれ以上が、多くの部族の中でそれぞれに信じられ、伝承されている。

ダコタ国家のさまざまな氏族はこのうち最初の4つのものを信じている。

ダコタ語はスウ語圏という大きな言語区分の中の一つだが、この言語を話す部族は全部で36ある。

そこでこれらの部族の起源伝説をさらに比較してみると、それらは皆、「自分たちはもともと東から、あるいは水底から、あるいは東の島からやってきた。」と言っているのである。

マヤ文明は、「自分たちは東の島からやってきて、その島は海底に沈んだ。」という起源伝説を持っている。

ではこのマヤ文明の語る「海底に沈んだ島」というものは、ダコタ族の信ずる「水底からやってきた」という伝説と何らかの関係があるのだろうか?


     *****


アメリカ大陸の東というと、大西洋になります。
そこに沈んでいる島とは?

アトランティス?

なぜインディアンの人々は、そのような伝承をもっているのでしょうか?
ほんとうに不思議です。。



wikiエドガー・ケイシーより

エドガー・ケイシー(Edgar Cayce, 1877年3月18日 - 1945年1月3日)は、予言者、心霊診断家。

支持者からは「20世紀最大の奇跡の人」と称される人物である。
彼の得意とする手法はリーディングと呼ばれる。

まず、彼は他者による催眠状態において第三者からの質問により、アカシックレコード(アカシャ記録)と言われる宇宙意識から宇宙の知識を引き出す。

次に、それに基づいて個人の体を神経の状態や各臓器の状態また体の状態なども透かしたように話し病気の治療法などを口述する。

彼のリーディングの記録は14000件にもおよび、米国のAssociation for Research and Enlightenmentで利用可能な状態で保管されている。

彼の表層意識が答えているわけではないので、予言者というより、治療者・回答者であるとされる。

そして、未来のことは確定しているわけではなく、人の意思にかかっているときっぱり言い切っている。


アメリカ合衆国ケンタッキー州ホプキンスビル出身。 幼少期より予言を行い始める。

保険のセールスをしていたが、咽頭をこわし、会話がままならなくなり写真家に転向。

ノストラダムスやジーン・ディクソンとともに世界三大予言者と言われているようだが、彼の予言者的な部分は一部分であり、半数以上が病気治療のフィジカル・リーディングと呼ばれるもので自己治療に貢献している。

リーディングへの対価は募金制だったため、生活は苦しかった。

身体的な悩みに解決、治療方法を示した「フィジカル・リーディング」に対し、「ライフ・リーディング」と呼ばれる、人生について悩める人々に与えた助言の数々がある。

彼の「ライフ・リーディング」は、人の魂は死後も永遠に存在し続け、転生を繰り返すという、自身が信教していたキリスト教の教義や現在の常識ではにわかには受け入れがたい概念を根幹としており、人生において存在する一見不可解な問題や様々な悩みは、前世との因果関係を知ることによって、その存在理由を明確にすることができるというものである。

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