国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

国鉄魂

2004-06-19 20:51:24 | 国鉄思いで夜話
今から30年近く前になりますが、ホームから転落した乗客を救おうとして自ら犠牲になった若い国鉄職員の方がおられました。

東海道本線の大阪以西の駅ですが、記述が漏れています。現在調査中ですが、その方は、新快速退避のため停車した駅ホームで、新快速通過ホームに人が転落するのを発見、咄嗟に飛び降りて、乗客に覆い被さるようにしたのであったが、哀れ最後部の車両と接触し、死亡された。
 27歳の若さだったそうです。

当時は、国鉄では当局と鉄労を除く組合の対立が厳しく、またそのモラルが新聞に叩かれるなどしたときにあって、これほど国鉄魂に燃えた職員がいた事を忘れないで欲しいと思います。

 最近は、効率化ばかり言われて、肝心の部分が抜けているような気がします。
 JRだけではなく、某公社も・・・

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
須磨駅ですね。 (こう)
2004-06-20 10:20:55
おっしゃっておられる事件は須磨駅で起こりました。駅の東に慰霊塔が建っています。

ちょうど、僕が鉄道学園にいたころで、当時の講師の方が泣きながら授業で話をされていたのを思い出します。

車掌さんの名前は大山さんです。

当時、新快速は電車線を走っていて、まだ153系の時代でした。須磨駅では普通電車は新快速の通過待ち合わせのための待避でした。

今は、この駅では通過のための待避はありません。

久しぶりに思い出しました。合掌。。
お返事遅くなりました。 (blackcat)
2004-06-27 09:35:26
早速の、レスありがとうございます。

バタバタでついこちらが疎かになってしまいました。申し訳ございません。



やはり、事故は須磨駅だったのですね、実はここに須磨駅と書きかけて、間違っていてはいけないと思い、実は消していました。



当時は、新快速は電車線(管理局権限)で、列車線は貨物及び本社設定の列車が基本的に使っていたのでしたよね。

 思いきり勘違いしていました。



 一度、須磨駅に行ってみたいと思うのですが、駅から、わかりやすい場所にあるのでしょうか?

 青春18切符のシーズンにでも訪問してみたいと思っています。(青春と言うような年ではないんですけど。汗)
ホームの横です。 (こう)
2004-06-28 14:39:43
2重投稿を直していただいて有難うございます。。

大山さんの顕彰碑は須磨駅北、少し大阪よりの線路のすぐ脇です。今。その前を新快速が130キロでかっとんでいます。

当時153系新快速の須磨駅通過速度は80キロくらいでした。それでも、あの事故はおこったのですから・・
ありがとうございます。 (blackcat)
2004-07-02 23:48:24
教えていただきありがとうございます。

レスが遅くなり大変申し訳なかったです。



まもなく青春18切符のシーズンですので(青春という年でもないですが。汗)又、須磨方面に行き、是非顕彰碑を見てきたいと思っております。



こうさんのお店は、駅のお近くでしょうか?
舞子で・・ (こう)
2004-07-10 13:43:23
遅れました。。

僕の店は舞子駅北約1.5キロです。

いまならまだ朝の上りに113系の快速が続けて見れますが、まもなく見られなくなるそうです。

ここを走る列車も変わってきました。

新快速といえば、117系、153系・・古い男ですみません。
私も・・・ (れいるどっぐ)
2004-10-07 18:08:28
blackcatさま,こうさま

お世話になっております。



須磨駅の件,久々に思い起こし,目頭が熱くなりました。

(実はいままで,駅員さんだと思っておりました)



義妹宅が神戸ですので,今度足を伸ばして手を合わせて参りたいと存じます。
大山車掌 (blackcat)
2004-10-11 01:11:37
こう様、れいるどっぐ様

コメントが遅くなって申し訳ございません。



舞子駅から北約1.5kmですか。

近いうちに是非訪問できればと思っております。



れいるどっぐ様

大山車掌の碑は、須磨駅の大阪寄りにありますが一般の人にはあまり目立たない場所ですね。

私も、最初わからずに、駅周辺をぐるり一周して見つけた次第です。

 それと、常時は施錠されているようで構内には入れるか否かは微妙です。

 

 ここからは、私の勝手な思いなのですが、大山車掌の事故から来年は30年となります。

 そこで、大山車掌の法要を行うことは出来ないでしょうか?法要といったたいそうなものでなくとも、今のように簡単に人すら殺してしまうような時代、もう一度人の命の大切さ、尊さを考え直すことは出来ないものでしょうか?

 ・・・・
確かに・・ (れいるどっぐ@ブログ放置中)
2004-10-16 21:04:53
>blackcatさま

少なくとも「記憶し続けていくこと」は必要ですね。

次代に伝えていければ…
法要・・ (こう)
2004-10-24 12:25:51
法要・・もう30年になるのですね。

なんとか無宗教で献花のようなことが出来ればよいですね。
ひるがえる錦の御旗 (グローバルサムライ)
2024-03-26 16:57:21
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考・思想を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。多神教的で多様性を許容するようなどこか日本らしいなつかしさがある。

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