教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

[レビュー] ラブライブ!The School Idol Movie

2015-06-20 23:33:52 | オタネタ全般

http://www.lovelive-anime.jp/sp_movie_ticket.html



今日はラブライブの映画を見にいってきた。

朝起きて艦これの朝の演習を終えたあと
「よし今日はラブライブの映画を見にいこう!」
みたいなほど超絶行き当たりばったりで、そこまで待ち望んだものでもなかったのだが。

しかし!
予想以上!!
行ってよかった!!!



わたしはアイマス民ではあてってもラブライバーではない、と思う。
しかしそんなアイマスびいきに傾いてしまいがちなわたしでも、ラブライブにあってアイマスにはないものがラブライブに見える。

それは何か?

それは・・・。
人生の始まりから終わりまでがそこにあるかどうかである。



アイマスの始まりは何か?

たとえばゲーム版や無印アニメ版では、売れないひよっこアイドルがすでにいることからはじまる。

ラブライブの始まりは何か?

ラブライブに関係すらしない。
そこから人はラブライブと出会い、そしてその世界に魅せられてゆく。

アイマスの終わりは何か?

ゲーム版ではイベントにおける優勝。
アニメ版では映画において765プロのメンバーたちが一流のアイドルとして成長した雄姿がえがかれてそこで世代交代。

ラブライブの終わりは何か?

一部のメンバーだけが先に卒業してしまうことを自分たちがどう受け止めるか苦悩するところが終わりの始まりであり、スクールアイドル活動終了をもって終わりである。



まずラブライブの始まりは、人が思春期に突入し、自らの進路を自らの意思で選ぶという、だれしもが経験する人生初のシナリオ分岐イベントである。
そしてラブライブの終わりは、スクールアイドル活動にかぎらず、自分の人生をどう終えたいかを自問自答し納得のいく答えを探し出すことにある。

ラブライブのそれを映画版まですべて視聴した現在、ラブライブには人生すべてがあるように見えてしかたがない。
成長速度が高くもっともドラマ性のある一部分の人生を切り取ったアイマスの表現とは根本から違うように感じた。

我々もあと数10年たったとき、たぶん彼女たちと同じことを思うだろう。
そのとき、自分に選択肢がないほど落ちぶれているか、
悪くない人生を送り終末に備えるだけの財産的/精神的な裕福さを持つか、
そんなことを思いながら見る映画であった。