教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

結婚相談所から電話かかってきた

2014-02-11 00:28:33 | 経済/経済/社会
結婚相談所から電話かかってきた。
だが相手が我輩である。
相手が悪かったとしか言いようがない。

その一部始終をのせたい。



奴「○○と申しますが、○○さんの御宅でしょうか」
俺「はあ…」
奴「ご家庭に○歳から○歳までの独身のかたはいらっしゃいませんでしょうか」
俺「そりゃまたずいぶん幅が広いんですね」
奴「そうなんです。で、いかがでしょうか」
俺「わたしがそうですが何か?」
奴「将来的には御結婚など考えられていらっしゃいますよね?」
俺「いえ全然」
奴「え?」
俺「いいえ全然、と申し上げます」
奴「少しは考えられていらっしゃるのでは…?」
俺「だから全然考えていませんけど」
奴「なぜでしょうか?」
俺「必要ないからですね」
奴「女性がいると便利ですよ~」
俺「はあ」
奴「なにかと便利ですから」
俺「いやだからいりませんって」
奴「なぜでしょうか?」
俺「いやだから必要ないからです」
奴「女性がいると便利な部分ってお考えにならないのでしょうか?」
俺「例えばそういう理由なんだったら雇えばよくないですかね」
奴「風俗とか…」
俺「いやそうじゃなくて」
奴「?」
俺「たとえば月3万で毎夕食と週1の洗濯というような雇いかたのほうが圧倒的に利便性に長けていると思いますよ」
奴「それではあまりにも…」
俺「あなたはいま便利かどうかの話をされましたよね?」
奴「ではずっとおひとりで?」
俺「たぶんそうなるんじゃないですかね」
奴「さびしくないですか?」
俺「そう思ったら考えます」
奴「では今のうちからですね…」
俺「いやだから必要ありませんって」
奴「いつかはなるのではないですか?」
俺「今後絶対そう思わないとは言いませんよ」
奴「いつそうお思いになりますか?」
俺「もしありうるとしたら、定年退職してヒマになってからじゃないですかね」
奴「それでは遅くないですか?」
俺「そうは思いませんけど」
奴「それだと子供はできませんよ?」
俺「そうですね」
奴「ご両親が悲しまれるのではないですか?」
俺「そういう親の都合で結婚するなんてのは愚の骨頂でしょうに。だいたいそういう人は幸せな人生を送れません」
奴「ご両親もお孫さんの顔を見たいときっと思っていらっしゃいますよ」
俺「それは両親の都合であって私の都合ではありませんよ」
奴「子供ができなくてもよいのですか?」
俺「そうですね」
奴「きっと寂しいと思うことがありますよ」
俺「だからそう思ったら考えます」
奴「いつ思うのですか?」
俺「だから定年後じゃないですか?って言ってるでしょうに」
奴「今のうちから準備しておいても悪くはないですよ」
俺「準備する気はまったくありませんねぇ」
奴「いまですね、ご結婚を考えていらっしゃるかたのために有益な情報をですね…」
俺「だったらさっさと次の行の人に電話かけたほうがよろしいかと」
奴「ぜひお会いしてお話しませんか?」
俺「え…」
奴「いかがでしょう?」
俺「しません」
奴「なぜですか?」
俺「興味がないからです」
奴「いつかは必要になるかと思いますので」
俺「必要になったら考えますが当面必要ありません」
奴「女性がいるといいですよ~」
俺「わたしとしてはそういうふうに全肯定で解釈をするには抵抗がありますね」
奴「周りの人たちもどんどん結婚していらっしゃいませんか?」
俺「あんまりしてませんね」
奴「どうしてです?」
俺「人のことまでどうしてかは知りませんけど、あなたの言うような女性がいる必要性を感じないからじゃないですかね」
奴「そうですか…」
俺「どうやら思惑が外れたようですねw」
奴「わたしどものほうには結婚したいとおっしゃってくださる方はたくさんいらっしゃるんですけど…」
俺「最近は女性のほうが結婚したいと言うらしいですね」
奴「そうなんです」
俺「だからわたしのほうへ電話かけてくるんですねw」
奴「最近は結婚したいと思ってもできない人のほうが多いんですよ」
俺「へー、そりゃー大変ですねー。めっちゃ他人事ですけど」
奴「わたしどものほうが紹介したいと思ってもご条件に当てはまらない場合にはお断りしなければなりませんので、少し教えていただけませんでしょうか?」
俺「何を?」
奴「失礼ながら、年収など…」
俺「そういうのはもっと仲良くなってからですね」
奴「そうですかw」
俺「でもまあそういうので足切りになることはまずないとは思いますよ」
奴「そうですか。ではぜひお会いしてお話を…」
俺「いやだから会う気はありませんってw」
奴「なぜそこまで頑なに会おうとしないのですか? もしかして…」
俺「?」
奴「最近はやりの、片づけられない人、みたいなのでしょうか?」
俺「まあそういうのがあったとしても2番目か3番目の理由ですね」
奴「では1番の理由は?」
俺「わたしが必要性を全く感じないからです。本人にやる気がないことはやっても無駄です」
奴「やっても無駄という事はありませんよ、きっと」
俺「その人に興味がないことをやらせても成果なんて全くあがりませんよね。これは子供に勉強させる時と同じ理屈です」
奴「なぜ興味がおありではないのです?」
俺「なぜって、結婚したいと思っていないからですかね」
奴「少しは結婚したいと思ったことはございませんか?」
俺「いや。っていうか相手もいないのに結婚したいってなぜそう思うのかのほうがフシギなんですけど」
奴「結婚して幸せな家庭を築きたいとか…」
俺「はあ」
奴「そう思われません?」
俺「え…何で?」
奴「え…」
俺「そういうのはただの世間の作り出したステレオタイプのイメージなだけですよ。万人にもれなく当てはまるとは思わないほうがよろしいかと」
奴「そうなんですか」
俺「そうですよ」
奴「みなさんそう思われていますけどね」
俺「そりゃー、あなたのところが結婚相談所で、お金を払ってでも相手を見つけて結婚したいっていうやる気マンマンな人がわんさかいるからですよ」
奴「たしかにそうですね。みなさんお金もかかるのに遠方からでもいらっしゃる方も大勢いらっしゃるんですよ」
俺「わたしはそういうのはいりませんし、ましてそれに時間を使ってお金を払ってまでだなんてありえませんわ」
奴「ではなぜ結婚したいと思われないのですか?」
俺「なぜって…」
奴「それは…?」
俺「結婚したいと思えばそうするし、結婚したいと思わないからそうしない、というのが答え、でいいですか?」
奴「そうなんですか…」
俺「あのですね、こういうのは物欲と同じなんです」
奴「?」
俺「何かが欲しいと思うのにあまり理由はありませんし、なぜその物欲が湧かないかということに説明を求めてもあまり的を得た答えが返ってくることはないんじゃないですかね。ここで物欲があるほうが良いとか悪いとかいうつもりは決してありませんけど」
奴「はあ…」
俺「なんとなくお分かりいただけましたかね」
奴「女性はいいですよ~」
俺「だからただでもいりませんって」
奴「ご自宅では抵抗がおありでしたら、近くのファミレスなどでも…」
俺「だから会いませんって」
奴「なぜです?」
俺「だから必要ないから会いませんって」
奴「御無理でしょうか…」
俺「だからはじめにさっさと次の人に電話かけたほうがいいですって言いましたよね」
奴「そうですか…。では気がかわりましたころにまたお電話します」
俺「はあ…」