八幡宮の境内を出たところの脇道にて。

道沿いの学校に植わっていた巨大なアロエ???
私ひとりなら気づかずに先へ進んでいたでしょうが、傍らの彼女が見つけてくれました。
普段の一人旅とはまた違った視点で街を見られます・・・ありがたいことです。
ちなみに調べたところ、これはアロエではなくアオノリュウゼツランというようです。
リュウゼツラン(竜舌蘭)はテキーラの原料になる植物ですが、この種は原料にはならないようです。
脇道から金沢街道に入りました。
金沢といっても、兼六園の金沢ではなく、金沢文庫の金沢へ抜ける道です。

その名も
私と彼女は別れることなく、ともに金沢街道を歩きます。
・・・そうさ、別れることはないのさっ(^^♪
歩道がいくぶん狭い金沢街道を歩くこと約10分、

大蔵山杉本寺の前までやってきました。
このお寺は鎌倉でも最古の寺院と言われ、また坂東33箇所巡礼の1番札所になっています。
私は5年前、坂東33箇所巡礼を始めた時に参拝しています。
そういえば33箇所巡り、全然進んでいないなぁ(^_^;)
近いうちに再開したいところです。
せっかくなので、杉本寺もふたりで参拝することにしました。

入口で拝観料(大人一人200円)を支払い、

三門から境内へ。
するとさっそく、

本堂へ通じている苔の石段が目の前に現れます。
石段に苔がびっしりと繁茂していて、古寺の雰囲気を際立たせます。
現在は柵が設けられていて通行不可、脇の階段で本堂へと上ります。

本堂側から見下ろした苔の石段。
この日は見事な晴天、苔の緑もきらめいているかのようです。
そして苔の石段の後ろ、

本堂【神奈川県指定文化財】です。
屋根は茅葺きの質素な造りで、それほど大きくない本堂も、鎌倉最古の寺にはふさわしく思えます。

本堂の奥に、本尊の十一面観音3体【うち2体が国指定重要文化財】が安置されています。
本堂に備えられている寺務所で拝観券を提示すると、中に上がり十一面観音を拝むことができます。
杉本寺のご朱印も、こちらの寺務所でもらえます。
我々も靴を脱ぎ、中へ。
本堂の奥は薄暗く、ろうそくの火のみが灯る、落ち着いた空間。
本堂はそれほど大きくはないはずですが、それでも中は広く感じてしまうほど。
ふたりは落ち着き払って、思い思いの参拝をしたのでした。
この日は休日とあって参拝客がそれなりに多く、いくぶんせわしない参拝となってしまったかもしれません。
それでも本堂の中では、時間がゆっくり流れていたかのように感じました。
本堂を出た我々は、清々しい心持ちで杉本寺を後にしました。
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