鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

再訪!十二橋はどうでしょう

2014-02-14 | どうでしょうロケ地


2 0 1 4 年 1 月 7 日 ( 火 )

午 前 9 時 3 5 分

茨 城 県 潮 来 市

J R 潮 来 駅



ちょいと某所へ寄り道したのち、JR潮来駅前に来ました。

潮来駅の近くには、あやめの名所・前川あやめ園があります。
6月になると100万株ものハナショウブが咲き誇り、多くの観光客がやってきます。
あやめ園のそばを前川が流れ、すぐ近くで常陸利根川に合流します。



そして潮来駅から歩いて5分ほどのところに、常陸利根川に面した名所十二橋めぐり案内事務所なる舟着き場に到着します。
この舟着き場こそ、水曜どうでしょうマニアにとっては奇跡が炸裂した場所なのです。


スタッフ陣が選別した50枚の絵ハガキの中から1枚選び、引いた絵ハガキの画を実際に撮影するという「日本全国絵ハガキの旅・第2弾」
50枚の中には、出発地・札幌の絵ハガキ「雪の時計台」も含まれています。
大泉さんが最初に引いた絵ハガキは、茨城県潮来「十二橋を行く娘舟頭さん」でした。

どうでしょう班、「地味だ」「ぜんぜん昂らない」などとさんざんにボヤキながら、千歳空港から羽田空港へ。
羽田空港からは京急線、都営浅草線、京成線を乗り継いで京成成田駅へ。
京成成田駅からはタクシーに乗って、ようやく潮来の十二橋めぐりの舟乗り場に到着します。



ちなみに東京からであれば、東京駅八重洲中央口から高速バス「かしま号」(鹿島神宮駅行き)に乗車し、水郷潮来バス停で下車してタクシーを使う方が、時間面からも金銭面からもやさしいです。


藤村「聞いてみようか? おばちゃんに」
そして藤村Dは、タクシーに反応して出ていたおばちゃん2人に聞きこみをします・・・・・・



鈴井「ああっ、連れて行かれる
大泉「ああっ、いっぱい出てきたよ、なんか。あらららら」
鈴井「おおっ、すげぇ・・・・・・」

藤村Dはたちまち、おばちゃん6人ほどに取り囲まれてしまいます。



こういう光景をすでに熟知していた私は、おばちゃん包囲網を警戒しつつ、舟着き場に近づいていきました。

 

おばちゃんが藤村Dに行程を説明していた案内板は、色あせてはいますが現役です。
料金表もありますが、・・・・・・かなりのお値段
ひとりで舟に乗ると、一番短いコースでも4,500円(・_・;)・・・やはり団体じゃないと乗れません。


「十二橋を行く娘舟頭さん」の絵はがきを手にした娘舟頭のみなさん。
娘舟頭「あぁ、これ4橋目の・・・」
娘舟頭「キヨちゃんが若いころだ」「そうだわwww」
藤村D「おキヨちゃんかい?」
娘舟頭「キヨちゃん。みんなお友達で名前呼びっこしてるから」
娘舟頭「休みなの」「」「」「」「」「」
娘舟頭さんの談話が続いて、ミスターがおもむろに一言。



鈴井「何星人ですか?」
大泉「よくわからないと思ってムチャクチャ言ってるけど」



料金表を撮っていると、私の存在を感づいたイタコ星人娘舟頭さんが3人ほどワラワラと出てきました。

「いかがですか」「乗っていきませんか」
「どちらからいらっしゃったんですか」

もともと舟に乗る気のなかった私は二、三会話して、イタコ星人娘舟頭さんがこれ以上出てくる前に退散しました。



十二橋めぐりには加藤洲十二橋めぐり前川十二橋めぐりがあります。
どうでしょう班が行ったのは、加藤洲十二橋めぐり。
番組内で「十二橋を行く娘舟頭さん」の絵ハガキは茨城代表のようになっていて、「茨城の旅」というセットに入っています。



船着き場のある常陸利根川の対岸は千葉県



そして、十二橋のある水路に入る水門は千葉県にあり、加藤洲十二橋も「十二橋を行く娘舟頭さん」も本来は千葉県のものなのです!
「茨城の旅」という絵はがきセットが、千葉県のものを勝手に茨城県のものにしているうえに、どうでしょう班もそれを真に受けているのです。


十二橋めぐりの舟が発着する舟着き場。



笹葉(さっぱ)舟が多く停泊しています。
この舟着き場で、ミスターが奇跡を起こします。


どうでしょう班が笹葉舟を降りて、次の絵ハガキを引く場面。
ですが羽田から3時間もかかる行程に、あやめの咲いていない時季ということで華もなく・・・



藤村「百戦錬磨のどうでしょう軍団もね、今もううんざり
やる気が失せるくらいヤラれてしまいます。
そんな中で、次に絵ハガキを引くのはミスターです。

鈴井「これはいい。これはね、ツルツルしてて」
鈴井「私が選んだのはこちらでございます」



!!!!!!!!!!!!!wwwwwwwwwww(どうでしょう班一同、爆笑&困惑)

藤村「これっ・・・・・・これ、どこですか?」
鈴井「これっ・・・・・・日本じゃないですね」

藤村「僕いま、頭の中がまっ白ですけども」
大泉「ど、どうだい藤村君」
藤村「6年目にしてはじめて・・・次の展開がわからなくなってしまった
大泉「どうするつもりなんだい藤村君、真っ白になってる場合じゃないよ、君どーするのって」
藤村「(僕は)ディレクターですから」
大泉「彼はこれ引いちゃったんだ」
藤村「僕さっき言ったよね、これ引いたらもう一週目で終わるぞって言ったよね」
大泉「しゅーりょーって、これどこだかすぐわかるよ、どっから撮ればいいのか、これ」
大泉「おい、しゃべろって、真っ白になってる場合じゃないんだって、ほら。どーすんだよ? 大変なことになってるんだ、こっちは」
藤村「どうでしょうさん6年目にして、ついに・・・・・・」
大泉「なんで入れとくんだよこれ、こんな真っ白になるぐらいだったら。
   引く人がいるんだから。50枚あったって引く人は引くんだ。
   ツルツルしてるんだって。ツルツルしてるから引いちゃったんだって、この人は」
大泉「(ミスターに)ほら、アンタも考えな。構成やってんだから」
藤村「(ミスターに)ほら、あ、あ、あ、アンタも企画やってんだから、考えなよ」
大泉「こういうことも考えてたんでしょ、企画やったときに」

鈴井「いや、これ別にでもね、札幌でゴールってことじゃないですから」
大泉「えっ!? それ何・・・?」

このまま続行。

大泉「だってこれ、いぇ、行くんですか!? ゴールじゃないってことは」
鈴井「ただの中継地点のひとつ・・・」
大泉「いやー厳しい!」

藤村「じゃぁ・・・帰りますか」
大泉「えっ!? ふぇ!!?? そんなバカな!!」
藤村「か、か、帰りますかじゃないね、札幌行きますか」

そして潮来に来ただけのどうでしょう班は、彼らが普段から見ている絵はがきの景色を見るために、札幌に戻るハメとなったのでした。



札幌に戻ったどうでしょう班は、一時解散。



翌日、大泉さんのご尊父より「なんとかインチキできんのか」の名言が出たのでした。




一方、私は橋を渡って対岸の千葉県へ。



常陸利根川にかかる潮来大橋から。
左側奥の舟着き場から笹葉舟が出ます。



対岸に渡って潮来側を見るとこんな具合。
舟着き場の右側は前川の水門で、前川十二橋めぐりの舟はこの水門に入っていきます。



加藤洲十二橋めぐりの入口である加藤洲水門



常陸利根川からの水門に入った笹葉舟を、もうひとつの水門が待ち受けます。
奥の水門から十二橋水路に進むと、水門から1mも離れていないところに1橋目の行々子(よしきり)が架かっています。
(奥側の水門の画像に欄干が写っています)



それから10mほどで、2橋目の十六夜(いざよい)

十二橋は、民家を隔てる水路の間に架けた12の橋の総称です。
民家と民家を繋いでいるに過ぎないので、ほとんどの橋は舟に乗るか私有地に入らないと見ることができません。

3橋目の想い出橋の次は、いよいよ「十二橋と娘舟頭さん」の絵ハガキになっている4橋目。



4橋目の子育ての橋は、脇の細い公道からなんとか見ることができます。

5橋目の水仙橋は見えませんでした。
6橋目の見返り橋も見えず。
7橋目の藤見の橋も上に同じ。
8橋目の金宝樹の橋もダメ。
9橋目の偲ぶ橋も・・・。
10橋目、憩いの橋
11橋目、黄門橋



途中をすべてすっ飛ばして、12橋目の思案橋



橋は異なるが「十二橋と娘舟頭さん」の絵ハガキの構図に近いと思います。



思案橋からさらに水路を進んだところ。
(画像奥側から舟がやってきます)



13番目(十二橋ではない)の橋をくぐった先は、与田浦川に合流します。
コースによっては与田浦川のところでUターンしたり、そのまま進んで別の水路で常陸利根川に戻ってきます。



こちらが与田浦川。
このあたりにも笹葉舟の舟着き場がありますが、こちらにはイタコ星人が群がっていません。


千葉寄りにもう少し進んで、

 

どうでしょう班を乗せたタクシーの運転手が聞き込みをしたセブンイレブン与田浦店です。
私もここで買い物をして・・・拙宅のある西をめざします。



ママチャリの旅「自宅、実家、そして自宅」第7話へ続く


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