バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

夏の旅行・日光の旅

2024年09月17日 | 日々の出来事
成人部の旅行の翌週に 家族旅行で日光に行ってきました。
今年はなんだか旅行づいているな 私。

さて、今回の宿は TAOYA霧降高原。
CMで見て、”オールインクルーシブ”というシステムに心魅かれてしまったのよねー。
食事もお酒もすべて宿泊代に込み込み。

私もオットも夕食時にお酒は飲みたい方なんだけど
そうなると特に旅先だと酒代がかかる…
以前 ディナーに飲み放題プランを付けたりしたとこもあったけど
TAOYAは お風呂出てすぐのところにビールサーバーがあって
それも飲み放題なのが魅力的。
(他にもレモンサワーとかソフトドリンクのサーバーもあってそれも無料)

そんなわけで いざ日光へ。
今回 わが家には珍しく1日目に観光。
いろは坂を上って明知平のロープウェイに乗り、華厳の滝も見学。
中禅寺湖で遊覧船に乗ったら トンボがたくさん飛んでいて
帽子や服どころか手にも虫がとまる。
お天気も良く、景色がとてもきれいで気持ち良かった。
 ←奥に見えるのが中禅寺湖 ↓



↑ 両手にトンボがとまってます

お昼は恒例のお蕎麦をいただき、田母沢御用邸を見学。

ホテルにチェックイン後は ここは元々郵政の保養所だったらしく体育館があって
バンビのためにバスケを予約。
オットが久しぶりにテニスをやりたいというので インドアテニスもやったけど
10数年ぶりで足がほとんどついていけなかった… 泣

運動していい汗かいた後は お風呂へ。
これがもう1つのお楽しみで 露天風呂が今流行り?のインフィニティ∞
お湯につかると湯面の境界が見えない というか向こうがもう空!

眼下に山の稜線が見えて、鳥や蝉の声がして 気分は極楽w
そして風呂上がりのビール 最高!

そして ディナーだけど
これも前菜からデザートまでとても1度では食べきれない程種類が豊富。
お酒も ビール、シャンパン、ワイン、日本酒に甘いお酒まで
バラエティに富んでいて酒飲みには嬉しい。

2日目、午前中はバンビのお楽しみのゴルフ。
日光市民ゴルフ場でショートコースを回りました。



お昼は明治の館で と思っていたら結構混んでいたので断念。
さくっと済まして、東照宮等観光や二荒山神社、輪王寺等を回ってきました。

今回 ちょっと観光多めだし、結構距離歩いたけど
そこは 暑い~、疲れた~ とか言いながらもちゃんと着いてきてたので
バンビも少し大人になったかな。

ホテル戻って またお風呂→ビール→ひと休み→夕飯・お酒
夜 あの露天風呂に浸かって、星を観ようと思ってたのに
2日目も見事に撃沈。
これだけが心残り...

3日目はチェックアウト後 日光だいや公園でパークゴルフ。
土曜日だったけど、暑くて 他にほどんとお客さんもいなくて
私は1コース回ってもうバテたけど、バンビとオットはもう1周行って
ほんと好きなんだなー と…w



お昼は 「パロット」という地元の有名ファミレスでおいしいハンバーグをいただき
その後 近くの激混みかき氷屋さんで おいしいかき氷を食べ

日光って天然氷のかき氷が有名らしく、この「松月」さんも大人気。
でもほんとに冷たくても頭キーンとしなくて とっても美味しかったー。

帰り道、オットは宇都宮で餃子を食べるプランだったらしいけど
これもなんだか混んでいて結局断念。
またのお楽しみとなりました。

というわけで 今年の夏の旅もいろいろenjoyできて楽しかったのは楽しかったけど
日光は 山の方は涼しくても山を下りると湿度が高くて蒸し暑くてねー
バンビにはつらい気候で。
年々 精神的な不安定さが出るようになって、そういう環境にストレスが重なると
目に見えて不穏になる。

自分がやりたいと思うこと(ゴルフとか)が 本当にできるのか? とか
初めての場所・見通しが立たないことに不安が強くなるカンジ。
独り言っぽくしつこく言い出すので
それに対してオットがイライラし機嫌が悪くなる という負のサイクルへ。
なんとか双方の爆発を回避しようと心を砕くのが 本当に疲れるんだよね。

だから、一人女湯で湯に浸かって 鳥や蝉(ひぐらし)の声を聞きながら
薄暮の空を見てる時が なんだか本当に心癒された気がしたな…

バンビと一緒の旅行もそれはそれで楽しいけれど
もう私も オットと夫婦2人で旅を楽しむような年齢になったわけだし
でも 障害のある子がいるとそういうのって難しいのかな…
などということを ここ数年考えたりするようになったんだよね。

同じような理由でもう家族旅行はやめた っていうママ友もいて
でも自分の押し活とかで旅を楽しんでいるみたいで
それはそれでありかな とも思うけど…

まぁこの辺りはわが家の将来の検討課題かなぁ
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親の会・成人部の旅行に参加しました

2024年09月16日 | 日々の出来事
夏休みも期間も過ぎたのに、今年はなんだかまだまだ暑さが厳しく
残暑疲れ という言葉もあるそうですね。
わが家は なんとか元気にしてますが…

さて、久しぶりになってしまったのですが
7月の竹の子の会(PWS当事者と親の会)の成人部会の旅行に参加したので
その話をー。

以前、横浜での日帰りのイベントに参加させてもらったことがあるけど
泊まりの集まりは始めて。
このところ ちょっと煮詰まっている感もあったので
何か 他の方のお話も聞けたら良いかなー と軽い気持ちで申し込みした。

でも、今回の行先は 栃木県の真岡。
うちからだと3,4回電車を乗り換え、4時間弱の行程...
電車の旅も嫌いじゃないけど、うーん 同じ関東圏でもちょっと遠かったな。

私こう見えて人見知りなところもあるし
初対面の方が多い集まりはちょっと緊張するのだけど
行ってみたら 東京支部時代の知り合いも何組か参加されてたし
まぁ初対面でも そこは同じPWS児の親として共通の話題もあるし。

バンビの方は PWSは基本みんなフレンドリーだから
知らない人ばかりでも なんとなく打ち解けてすぐ仲間に入れてもらえてたし
彼なりに楽しめていたみたい。

1日目は 会議室で交流会。
新聞紙で作ったフリスビーでゲーム大会というアトラクションも用意されていて楽しく過ごすことができました。

子ども達は連れ立ってお風呂へ。
男湯は参加されていたお父さんが付き添ってくださり助かった。
親ものんびり入浴した後、広間で夕食。

食後は 子ども達は部屋でトランプ。
大人は別部屋でおしゃべり。

今回 10組程参加された中には
軽度で一般就労されている方も2人いたけれど
軽度には軽度の悩みがあるし、重い子は重いなりにしんどいことも多いしね。

知的レベルの軽重よりも
環境(周りの人も含めて)に恵まれて心穏やかに日々を過ごすことができれば
それがいちばんだなぁ と改めて思ったりした。

翌朝は 6時集合で子ども達と一部の親御さんは散歩に出かけ
カロリー消費。
私は のんびり朝風呂に浸からせてもらいました。

真岡駅のホームに入ってきた機関車を見学したり
駅に併設されているSLの博物館を見てお土産を買ったりしながら
お昼を近所のお蕎麦屋さんでいただいて解散。

またまた電車に揺られ 無事帰宅。
幹事役の方はじめ、子ども達の面倒を見てくださった方々
いろんな方に大変お世話になり ありがとうございました。感謝

バンビも楽しかったみたいで良かった良かった。
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さくらんぼ狩り

2024年08月04日 | 日々の出来事
 私は果物の中でもさくらんぼが大好き。
一度さくらんぼ狩りに行ってみたいと思いつつ早何年…
今年やっと念願かなって 6月初旬に行ってきました。

 さくらんぼ狩りをやっている農園は山形や群馬等いろいろあるけど
今回はフルーツ王国・山梨県をチョイス。

ネットで事前に予約して10時過ぎに現地に到着。
マイクロバスに乗り換えて、ハウス(鳥の被害を防ぐためネットが貼ってある)
に移動。
入り口でビニール袋を渡され、食べ終わった種をそこに入れるよう説明を受けるんだけど
中には 既に袋に種がいっぱい入ってる人が何人も。

ハウスには4種類くらいのさくらんぼがあるらしいんだけど
木に名前が書いてあるわけじゃないから、どれがどれやら...

これは甘い、こっちは酸味がある? とか言いながら口に入れるんだけど
そんなの日当たりによっても違うらしいしね。

でも、どれも甘くてジューシーで
好きなだけ取って食べられるのは 本当に幸せ。

最近果物高いから、スーパーで買ったら1パック〇〇円?
それをたぶん3パック分くらいは軽くたいらげてるような...
時間いっぱいまで おいしいさくらんぼを堪能しました。

農園に移動している最中も 予約希望の電話がどんどん入ってきてたけど
(もちろん、ハンズフリー)
”今シーズンの土日は全部埋まってます!”って何度も言ってたな。
(そりゃ、そうだ。うちが予約したのはGWの前だったもん...)
人気あるのね。

 上の方は脚立に乗って取る

さくらんぼはほぼ水分?なので、おなかもタプタプ。
遅めのお昼を食べた後は 運動ということでわが家のお約束 パークゴルフ。
 近くにあって、割と空いてた

というわけで、23回目の結婚記念日のイベントが終了。
お天気にも恵まれ、楽しい1日でした。
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ママ友旅 in長野

2024年07月25日 | 日々の出来事
話は前後しますが 4月にママ友2人と長野に旅した話をー。

以前からこのブログにも登場している療育仲間のママ友6人
家族ぐるみの付き合いで BBQしたり、旅行も行ったり 仲良く付き合ってきて
子どもが大きくなってからは ママ達だけで飲み会もしたりしてきた。
そのうちの1人が 金沢に引っ越して離れてしまってからも
その一家が上京するタイミングで集まったり。

で、今年のお正月 能登の地震がきっかけで
「会いたい人に会える時に会っておこう」と思うから
ママだけで旅行しない? という話が持ち上がり
とりあえず 行けるよー となった3人で出かけることになった。

本当は北陸方面が良かったのだけど
北陸応援割もあっという間になくなってしまい
それじゃ他に3人で行きたいところとして上がったのが「長野」だった。

湯田中温泉に泊まって、善光寺を観光する というざっくりしたプランで
長野駅に集合。
わが家の家族旅行は 基本車移動なので、新幹線乗るのは何年ぶりだろう…

善光寺をお参りして、付近を観光したり、食べ歩きしたりして
夜は ホテルでおいしいもの食べて、ゆっくり温泉浸かって

たった1泊の短い旅だったけど 心ゆくまでしゃべって、笑って
とても楽しいひと時だった。

子どもはそれぞれ成人し、うち以外の2人は立派に就労も果たしているけど
この先のこと 親として悩みが尽きないのは同じで
気軽にそういう話ができるママ友の存在は やっぱりとても貴重で心強い。

そして、今回久しぶりにゆっくり話してみて
それぞれが マラソンとかお城巡りとか、自分自身の趣味やら推しやらをみつけて
人生楽しむ術を得ているのが ちょっと新たな刺激になった。
私も頑張ろう って、元気もらえたよね。

楽しかったね! また行こうね! 今度は残りの3人も一緒にね!
そんな声を掛け合いながら別れ
私達は また心新たに子どもと向き合う日々を過ごす。

留守番を引き受けて、快く送り出してくれたパパ達&子ども達
ありがとう。

今度はどこに行こうかなー?

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梅雨の頃の大荒れ

2024年07月25日 | 日々の出来事
気づけば世の中夏休み
毎日本当に暑い、身体に堪える暑さですね…

そんな中、まぁわが家はみんな元気で過ごしてはいるのですが
たまにやってくるバンビの激荒れ・大嵐モードが 先日ありまして。

なんとなくね、梅雨明け前後の蒸し暑い陽気に身体がまだ慣れない頃って
身体に熱がこもりやすいバンビには心身共につらい季節で
毎年この頃にそういうモードになる気がすんだけど…


今回は まぁ、彼の個人的なことをいくら親とは言え勝手には書けないので
詳細は伏せますが
駅の近辺でやらかして、パトカーが呼ばれる事態となってしまったという…

私のスマホにもガンガン連絡あったみたいなんだけど
仕事中で出られなくて。

とにかく本人ちょっとパニックみたいになってて
落ち着かせようとパトカーに乗せようとしたみたいなんだけど
抵抗して 警察官のこと蹴っ飛ばしたりもしてしまったみたい...
(公務執行妨害だよね… もちろん、深くお詫びしました。)

原因は 些細なことで(あくまで周りから見たら。本人にとっては重大事)
それも 何時間も前に起きた出来事。
でも本人にとってはそれが 馬鹿にされた、意地悪された になっていくのが
PWSのPWSたるところで ストレスを勝手にため込んで
憎悪の感情が雪だるまのように膨らんでいく。

悪いのは自分じゃない、相手の方だ って
被害妄想的な他責思考になっていって
そして、ぜんぜん関係ないところに八つ当たり的に攻撃的感情が爆発する。

やってしまったことは 落ち着けば ”悪いこと” だと本人も十分理解できるのに
何故咄嗟にそれをやらかしてしまうのか…
本当に out of 理解 なんだよね。

そういうのって障害の特性から来ることなんだけど
でも 悪いことは悪いことで、障害のせいだから仕方ないで済むわけはない。

今回は 誰かにケガさせたとか、何かを壊したとかそういう被害を出したわけではないのが不幸中の幸いで
保護者の私が責任持って引き取るということで
それ以上のお咎めはナシで解放されたけど…

落ち着いてから 改めて関係するところの責任者の方に
親子でお詫びに出向いた。
その時は 泣いて「ごめんなさい」を言うんだけどねぇ…

あぁ、つらい。つらいよぉー。
なんでこんなことやらかすんだよぉ...
まぁ、バンビもつらいんだろうけどさ
もうちょっとなんかうまいストレス発散の方法はないものなのか…


ただ、今回の騒ぎで 
お詫びに行った先で「よく見かけます。」と声をかけてもらったり
かつてのミニバスの指導者の先生から連絡をいただいたり
(ぜんぜん近所じゃないのに と思ったら、近所の知人から耳に入ったみたいで)

地域のいろんな人に見守られているんだなぁ ということを改めて感じて
それはとてもありがたいことだと感じ入るものがあった。

20年以上彼が地域で暮らして得たものは 確かにあるんだろう。

とは言え、とにかく今後何とか心穏やかに地域の中で暮らしていけるように
母はもうそれだけを願う。切に願うよ。頼む。
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家族のアルバム

2024年06月25日 | 日々の出来事
いつの間にか 2か月以上が過ぎ
気づけばブログのテンプレートも適用されなくなっていてびっくり...

この2ケ月は何だかとっても慌ただしく過ごしてましたが
とりあえず、わが家は皆元気にしています。

書きたいことはいろいろあるのだけど
とりあえず、1月に撮った成人記念の家族写真をー

家族3人の立ち位置が斜めにズレているので わかりにくいけど
バンビは現在、身長170cm、体重73kg
BMIだと25ちょっとで、25未満が普通体重だから
まぁ 頑張ってはいるかな

少なくとも私が20年前に目にして、あまりの巨体ぶりに慄いてしまった
”典型的PWS体型”になることは いまのところ免れていると思う。


で 何故、今回 家族写真を撮ったかと言うとー
もちろん成人した記念ではあるのだけど

将来、私とオットがいなくなっても
バンビにはこんな家族がいたんだよ という記しとして遺しておいてあげたいなという想いから...

まぁ、もちろんいままでの家族写真もあるんだけど
正直言うと アルバムとしてちゃんと整理してたのは最初の2年くらいで
療育で忙しくなっちゃってからは 溜め放題ためてて
最近なんて もうデータでしか保存してないもんね…

これも いつか近い将来バンビが家を出て生活する日が来るまでには
彼がいつでも見られるように アルバムにして残しておきたいな と思ってる。

これからは大人3人の家族写真が たくさん撮れますようにー
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モラトリアムは続く

2024年04月09日 | 日々の出来事
毎年毎年思うのだけど
年が明けたと思ったら あっという間に3月まで過ぎて
気づいたら新年度... ってどういうこと?

で、いよいよバンビは カレッジ3年目に入り
2年間の自立訓練(生活訓練)が終わって、就労移行に切り替わりました。

いままでの ちょっと”お楽しみ期間”的な生活から
就労に向けて 多少厳しくなってきたみたい。

例えば バンビは帽子(キャップ)を被るのがマイルールで
下手したら 屋内でも被ったり、食事中にも被ってたりするので
それはこれまでも注意はしてきたのだけど
カレッジでも 今回授業中机の上に置いておいたことが不適切な行動として注意を受けたらしい。
そしたらそれ以降 被っていなかくなったのにはびっくり!

本人の中にも 就労に向けた意識みたいなものは自然と高まっているのかもしれない…

まぁ、そんなカンジで頑張っているのは頑張っているんだけど
なんかね…
この 何者とも定まらないモラトリアムな時間がまだあと2年続くのだと思うと…

本人的には良いと思うのだけど(だからこそカレッジに入れたのだけど)
親としたら やっぱり自分が老いていく中で
わが子の行く先が定まらないことに 多少の焦りみたいなものを覚えるのよね。

仲の良いママ友のお子達は 一般就労にしろ福祉就労にしろ
皆行く先が定まり生活が落ち着いてきているから
そういうのを目の当たりにすると 
バンビはこの先どうなるのかなぁ… と思う気持ちは自然と湧き上がる。

私はせっかちだから バンビの将来、特に親なきあとのことを
何とかしなくちゃと日々うずうずしちゃうのだけど
行く先が定まらないと グループホームのこととかその先のことも
目星が付かなくて…
あと2年 これが続くかと思うと正直ちょっとしんどい。

やっぱり4年って長いよね。

まぁ、そうは言っても 行く先定まったママ友達は割とのんびりで
将来のこともそろそろ考えないととは思うけど まだ何もしてない
という人ばかりで
意外にそんなものなのかもしれないけど。


カレッジも 知的にはほとんど問題ない人から、バンビと同じ中度知的の人まで
幅広い子を受け入れているので
優秀な人は 割とすんなり就労先が決まるけど
そうでもない人は なかなか実習すらままならなかったり というのが現状らいしい。
バンビの幼稚園時代の先輩は 卒業式の4日前にやっとA型に決まったという話だった。
親がある程度動かないと なかなか難しいかも… と言われて
心しておこうと思った次第。

今年は 通勤寮の体験もやらせてみたいし
そうなると 掃除・洗濯も ある程度自分でできるようにしておかないとならないし
20歳過ぎてもまだまだ親がかりなことが多くて
こういう子の子育ては ほんと終わりがないなあ...

なので親も元気で動ける身体にしておかないとダメだから
セルフメンテナンスも怠らないようにして
あと2年を駆け抜けていこうと決意も新たにする春なのでした。
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還暦を迎えて

2024年02月16日 | 日々の出来事
 私は37歳で結婚。超晩婚で
39歳でバンビを出産した。超高齢出産~

つまりバンビが成人したということは、私は還暦を迎えたわけです。

還暦って 昔なら子や孫に囲まれ赤いちゃんちゃんこ着てお祝いされるイメージ?
まぁ、実際 友人には孫がいる人も何人もいるしね。

でも、先日 義姉夫婦と話していて
「自分達が若い頃は60代って
 もっとおじいちゃん・おばあちゃんだと思っていたけど
 いざ自分がなってみると 中身(心)はそんなに変わりがなくて
 ただ身体だけが少しずつ衰え 若い頃と同じようにはできなくなってきた」
という話になって

あぁ、みんなそうなんだな となんだか納得してしまった。

年齢を重ねるだけ経験値が上がり それによって分別もつくことが多くなっても
精神的には”老成”とは ほど遠く
心はいつまでも なんだか未熟なまま。

ただ、身体の方は 寄る年波には逆らえず
足腰が痛んだり、老眼になったり、なかなか疲れが抜けなかったり と
衰えを感じることも多くなるんだよね。

まぁ、人生100年時代といわれる現代においては
60歳なんてまだまだこれからなんだろうけど
「健康寿命」という言葉があるように
ただ長生きすればいいってもんでもないし
今のこの生活を維持しつつ老いていく っていうのはなかなか難しい。

私の父は 知識欲が強いというか 向学心が高いというか
私はそこをとても尊敬していたのだけど
それでも 母が亡くなってからは 
もう自宅に毎日来ていたヘルパーさんも来なくなり
外に出るのは 日々の買い物と通院くらい という生活になると
まず 人としゃべる という機会がとても減ってしまったみたいで...

晩年 私は最低月1回は会いに行くようにしていたけど
(今になってみれば もっと話す機会を増やしてあげられれば と
 後悔の気持ちも強いけど)
同じことを繰り返し話すことが 増えたし
弟によるとコンロに火を付けて忘れていたりも何度かあったりしたらしい。

”ピンピンコロリ”じゃないけど
ずっと元気にシニアライフを過ごして
その日が来たら周りに迷惑かけることなくお別れする って
よっぽど意識していかないと(意識していたとしても)難しいよね…


などと なんとなく老後とかお別れの時のこととかを意識するようになる
還暦の私です。

女の50代・60代と言えば 
子育てについては もうそろそろ卒業だけど
ただ そこに親の介護とか、自分自身の体調とかが加わってくるので
なかなか ハードモードよね。

うちは オットも私も二親亡くして 介護はもうないのだけど
バンビみたいに障害のある子の子育てには ある意味終わりがないからなー。

子どもが成人しても その生活を維持するのは親がかり。
自分で考えたり、自分で準備したりするのは難しいもんね…

まぁ、子どもが健常であっても 
例えば就職とか結婚とか独立とかの課題はあるわけで
”息子がいい年して結婚の気配もない” みたいなことで悩んでいる知人もいたりする。

何に悩むかは人それぞれ なんだよなぁ…

20年前、バンビに障害があるってわかって どん底に落ちていた私に
かけてもらった友人知人の言葉で いちばん心に響いたのは
「一生、病気に無縁の人は たぶんいないよ」っていうのだったな。

健常で生まれ育っても 人間いつどんな病気やケガするかなんてわからないのよね。

最近ショックを受けたのが
昔の先輩で 若かりし頃よく飲んだり、一緒にスキーを楽しんでいた仲間が
60代前半でがんになって お酒禁止等制限の多い生活をしていること。

海外生活をしていたり すごく華やかだったから
ちょっとうらやましく思うところもあったけど
そんな人が… と思ったら なんかつらい。 
(まぁ、私自身もがんサバイバーだけど)

自分と他人と比較してうらやんだりするのは ほんと意味ないなと
改めて思ってしまった。

ぴあカフェとかで子育ての話をする時 よく言うんだけど
横軸(周り)と比べず、縦軸(時間軸)で比べる方がいいんだよね。

周りの子と比べたら、わが子にはできないことばかり と思ってつらくなるけど
1年前のわが子、5年前のわが子と比べたら…?
その子なりの成長が きっとあるはず。

私なんて バンビが私のことを「ママ」って呼べるか
この子と手をつないで歩ける日がくるか って
そんなことを思って 泣いていたんだもん。

そこから考えたら今の生活は嘘みたいにありがたい、ほんと御の字だよね。

だから、これからの人生 自分は自分。他人と比べない。
バンビや私に関わってくれる人、支えてくれる人に 日々感謝。

バンビのこと、親なきあとのことについては まだまだ課題山盛りなれど
身体を労わり、心を豊かに、生活にも潤いを持ちながら
自分の残りの人生を 楽しんで生活していきたい。

というわけで、皆さん 今後もどうぞよろしくお願いします。

by suzu 
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二十歳を祝う③

2024年01月29日 | 日々の出来事
最後のお祝いは 卒業した高等部の同窓生の会。
これは 家族も参加のお祝いの会。

卒対委員を担ってくれたママさん達を中心に企画運営をしてくれて
先生方も 当時の校長・副校長を初め
事情があって欠席の数名を除いてほとんどの先生が列席
総勢80名以上の 大規模な集いとなりました。

子ども達もクラスごとに舞台に上がり
一人ひとり 今どうしている(どこに勤めている・通っている)とか
今後の抱負等をその子なりの言葉で語る時間があり
バンビも 春からは就労支援に切り替わるので頑張りたい と
ちゃんとスピーチしていた。
 いちばん右がバンビです。

この2年でみんな その子なりに成長していたなー。
この高等部は就業技術課ではなく普通科だけど
企業就労して頑張っている子もいるし
卒業時は企業に就労したはずだけど
今は作業所だったり就労移行に通っていたりする子もいた。
なかなか働き続けるって難しいんだよね。
でも、みんなそれぞれ自分の居場所を見つけて 日々を一生懸命生きている。

バンビの1年生の時の担任の先生が
当時 バンビが作って先生に贈ったカードを わざわざ持ってきてくださって
(電車のシールがいっぱい貼ってあった w)
「今も大切にしているんですよ。」と見せてくれたのには
うるうる来てしまったよ。

思えば コロナ禍で体育祭ができない とか、修学旅行に行けない とか
いろいろ制限されることも多かった3年間だったけど
そんな中で 先生方は知恵を絞り、子ども達が落ち着いて過ごせるよう
楽しい高校生生活を過ごせるよう 心配りをしてくださっていたなぁ と
改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。

アルコールこそなかったけれど みんなで食事をし、歓談し、写真を撮って
楽しい時間を過ごした。
先生方の楽しいスピーチがあり、みんなで校歌を歌って お開きに。


いやーほんと、良い集まりだったね。
子ども達も成長したし、私達親も ほんと頑張ってきたね。お疲れ様~。
そんな気持ちになった。
もちろん まだまだ手が離せるわけでもないんだけど
でも 一つの区切りとしてこういう会があるのは とてもありがたかったな。

この子達の未来に幸多からんことを祈ってー。
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二十歳を祝う②

2024年01月21日 | 日々の出来事
実は 自治体の成人式の他に
バンビが現在通所しているカレッジでのと
高等部の卒業生のお祝いの会があって 全部で3回。
これが奇跡的にどれも被らずに 3週に渡って執り行われることになったのでした。

昔 出席することになるのかなーと思っていた親の会のお祝いは平日なので
バンビがカレッジを休みたがらず そちらには不参加。

でもまぁ 障害のある子も 
ちゃんと大人になったことを祝ってもらえる場があるというのは
とてもありがたいことだよね。


さて、カレッジの「成人を祝う会」
これは 保護者も同席可能。

事前に提出した生い立ちの写真を スライドショーにして
順番に流して見せてくれる企画。

それぞれに赤ちゃんの頃からこれまでの20年間が偲ばれ
思わず涙する保護者多数。
(うちは誕生日順なのか1番最初だったから びっくりして
 心の準備ができてなかったー)

そして、親子でメッセージ交換=事前に書いた手紙の朗読
これも 子どもも泣きながら読んだり、親がまた泣いたり...

どの子にも いろんな生きづらさや苦手なことや困難があり
それでも必死に頑張って生きてきて
親は誰もが苦悩し、葛藤しながら わが子を慈しんで育ててきたことが感じられて
障害があるとかないとか関係なく、親が子を育てることの意義とか重さとか
人が生きることの ひたむきな想いとか
うまく言えないけど ほんと感慨深いものがあったなー。 

そして 手紙の交換は何故かうちがいちばん最後で
バンビは最初の方から感極まって泣いているのがわかったけど
もう この時点ではグズグズで
マイクを前にして 「読めない、無理...」と言っているような状態。

しょうがないから 手紙だけ受け取って
私は もう何か月も前に書いた自分の手紙を読んで
(こんなことならもちょっと違うこと書いたのにー と思いながら)
とりあえず この感動の親子のメッセージタイムは無事終了。
やれやれ~。

午後は 他の在校生も一緒に お祝いメッセージの動画見たり
イントロ宛クイズとか お楽しみ企画で楽しい1日を過ごしました。

いろいろな企画と準備をしてくださったカレッジの教職員の皆さんに
感謝の気持ちでいっぱいです。


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