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ナット・キング・コールの初音源化盤

2024-05-05 | JAZZ
ナット・キング・コールがシカゴのブルーノート・クラブで演奏した2枚組アルバムです。

「LIVE AT THE BLUE NOTE CHICAGO」 iconic IAG00005
  

下は、ジャケットの内側と、付属されていたブックレットの一部です。
  
NAT KING COLE (vo, p)
JOHN COLLINS (g) CHARLIE HARRIS (b) LEE YOUNG (ds)
録音 1953年 CHICAGO BLUE NOTE CLUB

ナット・キング・コールの歌とピアノ演奏が彼の十八番を多く含んだ選曲で、ギター、ベースによるレギュラー・トリオの他に、ドラムスを入れたカルテットというシンプルな編成で、モノラル録音ながらオリジナルテープをリマスター処理しており、クリアな音で楽しめます。
2枚のレコードは2部構成のステージを収録していて、各々の冒頭には司会者による紹介があり、大半の曲は歌う前にキング・コールのおしゃべりも入っていて、ライブの雰囲気が味わえます。

Side 1では、挨拶代わりに「Little Girl」がアップ・テンポで演奏され、続いて歌われる「Unforgettable」がなんと言っても素晴らしく、更に「It's Only A Paper Moon」では、ヴォーカルの他にピアノ演奏もたっぷりと楽しめます。
Side 2 では、「Sweet Lorraine」の演奏時間が4分15秒と全曲の中で最も長いことから、ピアノとギターのソロも交えての演奏で、1956年に録音したアルバム「AFTER MIDNIGHT」で歌っている同曲を彷彿とさせる内容となっています。
この2枚を比べてみたところ3年間の隔たりがあるものの、どちらもバック・メンバーが同一であったことから、当時のキング・コールのレギュラー・バンドであったものと思われます。

Side 3では、ギターのみの伴奏で感情を込めて歌う「Mona Lisa / Too Young」と、「Nature Boy」が圧巻です。
Side 4では、しっとり歌う「Pretend」スタートしますが、最終曲の「Route 66」は何時もの様に演奏はアップ・テンポで進行し、中間部ではピアノ演奏も披露しています。また、ライブ演奏らしくエンディングにおいて “Get's Kicks on ・・・” を何度も繰り返して次の “Route 66” に中々進んで行かないというパフォーマンスもあり、拍手喝采を受けてステージが終了しています。

ということで、絶頂期のナット・キング・コールがたっぷり聴ける25曲を一気に聴き通しました。


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