愛犬モコちゃんと共に

★小さな部屋のモコちゃん
2006年6月28日生まれ(♂)ブラウン
臆病な性格・内弁慶

猫ミケと私の記憶

2021-11-14 08:36:03 | ニャンコの欄
昔々、私がまだ小学校の低学年のころの話です。
家は貧乏でした。
馬小屋を父親が手直しして住んでいました。
それも借りていました。
狭くて2間しかなかったのを父親が一間増やして作りました。
私の父親は昔若い頃安田瓦職人でした。
戦争では船に乗っていました。
戦争の話は一切話を聞いた事ありません。
母から少しだけ聞いた記憶あります。

関係ない話でそれてしまいましたね。
今回の話は猫の事です。
まだ2間部屋だった頃
私はばあちゃんと一緒に寝ていました。
(はあちゃんは本当のばあちゃんではありません)
玄関前の広い部屋には姉妹父母と寝ていました。

ある日寝て朝方顔がむず痒くて、おきました。
私の顔にウジ虫がうごめいていました。
「ギャア~--」って叫びました。

母が飛んできて
どうしたと言いました。
ウジ虫をみて
又ミケ(猫の名前)だねってプンプンに怒っていました。
ミケは手術していないないにも関わらず子持たずの妊娠出来ない体だったのです。
昔の猫は去勢手術なんてありませんでした。
ミケは他の赤ちゃん猫を盗んできては可愛がっていたのですが・・・
おっぱいも出ないので・・
死んでしまって
そこでウジ虫がたかるのです。
それが天井から私の顔に落ちたんです。

毎回その調子だったのですが
私が経験したのは1回のみでした。
ミケはかわいそうな猫です
子煩悩なのに子供が授からない猫・・

ある日私が高学年になったら
母親の命令で公園の林の中に捨ててこいと言われました。

何故私が選ばれたのだろう。。。

ミケは利口な猫でした。
私は、大好きだったのですが・・
ミケをみては弄り回しヨシヨシしていましたが
目を見つめて睨めっこ遊び・・・
そしてミケに噛まれたり、引っ搔いたりそれでも、私はめげずナデナデ
でもミケには嫌われていました。
可愛くてかわいくて・・ミケには気持ちが届かず

捨ててと言われたその日
母の命令で仕方なく・・
母から渡されたミケ
抱っこして公園に行きました。
林の中に置いたら、
私を見て
何度も何度も振り返って離れていきました。
自分が捨てられたことを察ししたのでしょうね。
静かに去っていきました。
私は悲しくて悲しくて暫くその場から離れず泣いていました。

昔と今は、生活環境が違うけど・・
人の身勝手さは同じです。
だから私は、捨てる猫や犬をみると悲しくて仕方ないです
が、
当時の私にはどうすることも出来ませんでした。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コーッターター)
2021-11-15 08:58:45
悲しいですね( ω-、)
心で思っててあげるのが供養ですね。
Unknown (モコ)
2021-11-18 08:00:11
うん。コメントありがとう

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