天津１３７

天津１３７　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５３２８
中華鍋
テレビの料理番組で中華料理の達人なんかが料理しているのを
見ると、どんな料理でも鉄の丸い中華鍋で作ってしまうのを見る
ことが出来ます。わが寮の小母ちゃんもやはり、殆どの料理を中華
鍋で作ります。炒めものは当然として、野菜のおひたしのようなもの
も中華鍋で作ります。日本のように醤油をかけて出すのではなく、
最後に味を付けて出てきます。

最近気が付いたんですが、小母ちゃんは目玉焼きも、中華鍋で
焼きます。日本やアメリカではフライパンに油を引いて、鉄板の
高温で卵を焼く感じですが、小母ちゃんのは、中華鍋の底の丸み
のところに油を多目に入れてフライを揚げるように目玉焼きを焼き
ます。卵は、鉄板に触れてなくて油の中に浮いている感じです。
だから輝くようなSunny　side　upにはなりません。

中国の主食に、ご飯とは別にマントウがよく出てきます。白いまん
じゅうの中味が無いというか、中まで白い皮というか、中国式白
パンとでも言うべきものですが、わが寮でも、これを大量に作って
冷蔵庫に保存しておいたものを出してくれる時があります。これが
大人数の時は、蒸し器で蒸しますが、小人数の時など、小母
ちゃんはこれを中華鍋で焼いてくれます。トーストしてくれる訳です。
スライスした食パンはトースターでやりますが、マントウの中華鍋
トースト、美味しいんです、これが。