高額療養費制度 2013-07-31
昨日ある病院でこの制度の通訳をしました。日本人が聞いても
すぐ理解できない制度ですが、私個人の経験からすると、病院
の事務所と区役所間のやりとりで全て済んでしまた感じでした。
区役所に、私が実際は家内が支払った時の病院の発行した領収
書の原本を持って出頭しただけです。区役所ではその領収書に
高額療養費制度を適用したというゴム印を押しただけです。
ま、これで本人確認をし、一つの支払いで二重の受給を防ぐ
手立ては済んだということでしょう。それでこの制度の趣旨は
厚生労働省の資料で:
高額療養費制度とは、公的医療保険における制度の一つで◆こ
れに加入していること◆ 医療機関や薬局の窓口で支払った額
が、暦月(月の初めから終わりまで)で一定額を超えた場合に、
その超えた金額を支給する制度です。 ◆この表現が誤解のもと◆
昨日の実例:英語系アフリカ人(日本人でも同じこと)金額は
多少丸めてある。この人の7月の病院代(治療費薬剤費等込み)
が10万円だった。この制度を適用して(病院のソーシャル
ワーカーさんが親切にいろいろ考えてしてくれてる)この人が
支払うのは4万円で良い。残りの6万円はこの制度が払ってくれ
る。なんて有り難いことだ。但しこの人は6月30日に病院に来て
治療を受けたその料金が6000円だった。
ここまでの通訳は問題無くできた。難しいことは何も無い。と
思った。ところがこの人は不満があると言う。7月の支払いは
10数回通って40,000円なのに、6月は1回だけで6000円は高いと
言う。この制度のお蔭で10万円が4万円になった恩典を無視して
1回当たりの医療費が6月分が7月分に比べて高いと言う。結局:
Your payment of Jyly is supported by this system:High
Amount Medical fee Assistance System:Therefore 100,000
yen became 40,000yen.But your payment of June is not
supported by this system because the amount is low.と
言ったらようやくOh I fully understand thank you と納得
してくれた。医療通訳ではなく、事務通訳の半日でした。