Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

おじいさんと草原の小学校

2011-11-22 19:31:20 | Weblog
おじいさんと草原の小学校 2011-11-22

映画館Jack and Bettyでケニアを舞台にした映画、おじ
いさんと草原の小学校を見てきました。原題はThe First
Graderとありますから「1年生」ですね。

http://www.klockworx.com/movies/movie_168.html

アフリカ大陸のケニア。イギリスの植民地支配から独立を
勝ち取った39年後の2003年、政府が無償教育制度を開始
する。ナイロビから遠く離れた田舎の草原の小学校の前に
大勢の子供達がおしかけている。その中にただ一人老人
の姿が・・・今まで教育を受けられなかった84歳のマルゲ
である。しかし彼は追い返される。老人の来る所では無い。

彼は言う。大統領は、全ての国民に無償で教育の機会を
与えると言っている。私は文字が読みたい。門前払いされ
ても彼はやって来る。そんな彼の情熱に突き動かされた
若きMrs.ジェーン校長が周囲の反対を押し切って彼の入学
を認める。近所の村人の中にもこのことを喜ばない人々が
居る。学校は狭く入学してもスペースが無い、ノートや消し
ゴム付きの鉛筆も必要だ。ジェーン校長を中傷する噂も
ご主人の所に届く、マルゲはどんどん勉強を続け、読み方
を覚えて行く。

イギリスの支配からの戦いでイギリスの手足となった部族
とマルゲの属する徹底的に抗戦したキクユ族との確執。
ジェーン校長は叫ぶ、私たちは部族主義を捨てた筈よ!。

誰かがジェーン校長を遠い遠い土地の学校へ転勤させる。
涙の別れ。マルゲはナイロビの偉いさんの所に直訴に行く。
偉いさんたちの会議の席で彼は裸になる、イギリス人に虐待
された生々しい傷跡、足の指は切り落とされてビッコを引き
ながら彼は叫ぶ「良い教育には良い教師が必要だ。ジェーン
校長を俺たちに返せ!」

マルゲは1920年~2009年の実在の人。国連総会で教育の
必要性について演説をしている。ケニアの人々に感銘を受け
たが映画を作ったイギリスにも感心した。

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