天津１５５

天津１５５　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５６２９

おーやるな中国国鉄：変動運賃制

天津１５４で北京と天津開発区の移動のことを書いたばかりですが、昨日
また北京へ出かけて行くことになりました。今回は仕事で行くので、会社の
車で行けば簡単なんですが、生憎車の先約があって、私は公共の交通
機関でと言うことになりました。駅の順番で言うと（小さなのは飛ばして）
北京、天津、塘沽、泰達とくるんですが、この泰達と言う駅は私が住む
経済開発区内にあって、1日に上下3本だけ、列車が止まります。その
うちの2本が天津⇔泰達、1本が北京⇔泰達です。

昨日朝7時34分泰達発、北京行きに乗りました。泰達は無人駅で切符
売り場がありません。入って来た列車は全車両2階建て空調ありです。
乗客もかなり居て、やや驚きです。1日に1本しかない北京行き直行列車
だから、かえって知名度もあり、利用者も居るのかなと感じました。列車が
定刻ぴったりに動き出したと同時に車掌（全員女性で１車両に一人居る）
が、切符を拝見とやってきます。私は2日前に北京から塘沽まで１４元で
乗ってきてますから、２０元の札を出しました。すると車掌は、それでは足り
ないスーシー（４声，２声）だと言うのです。私はシースー（２声、４声）では
なにの？と聞くと車掌は、違いますと言って端末器に打ち込んで切符を
プリントして私に見せてくれました。（写真参照）確かに泰達→北京40元
です。エっと驚きましたが、すぐ払いました。

ま、考えようによっては、この列車は全車両グリーン車の短距離特急と
思えば、この運賃格差も納得すべきなんでしょう。因みに、２日前の鈍行
列車が北京→塘沽を2時間50分かかっているところを、この列車は５ｋｍ
長い泰達→北京を2時間16分で行きます。車掌は切符も売りますが、
お菓子や、コーヒー、カップ麺、みつまめに似たもの等も売ります。その後、
ゴミの回収もします。

北京駅に着いたら、面白いことが起こりました。プラットフォームにホテルの
宣伝マン（男も居れば女も居る）が立っていて、カタログ片手に、如何ですか？
と誘っているのです。朝の9時50分に到着ですから、今から夜の宿泊場所
決める人が何人居るんでしょうかね。そしてこの宣伝マンは駅構内出口まで
点々と続いて立っており、最後にはホテル案内カウンターまで、別にちゃんと
有るんです。

それから中国の時刻表で調べてみました。直通列車で一番距離の長い
（国際列車を除いて）のはどれだろうと・・・やはり烏魯木斉ウルムチでした。
本当に中国の端から端までだと、もっと凄い数字になるんでしょうが、直通で
最長は、上海ー烏魯木斉4097kmでした。料金は普通で３８９元（日本円
約５０５７）、1kmを1.23円で運びます。所要時間４８時間となっていました。
平均時速85km。これは東西ですが、ちなみに南北で最長の直通列車は
広州ー長春3596km３３８元（４３９４円）1km単価は同じです。時間は
36時間半です。平均時速99kmと早いです。netは中国語ができればもっと
利用したいです。参考までに・・・・
http://train.chinamor.cn.net/