Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

晩飯だけは 

2006-09-06 17:53:02 | Weblog
晩飯だけは                2006-09-06

学校には、全国各地から生徒が来て宿舎に居る関係で、食堂
が有ります。そこでは、当然のことながら朝昼晩と食事がで
きます。そして先生は、食事料金が無料になっています。さ
らに学校側は、「先生、毎食食堂で食べていれば、お金かか
らないから、是非そうしてください」と薦めてくれますが、
晩飯だけは、外で食べることにしています。

なんと言っても気持の切り替えと言いますか、落ち着いて、
くつろげる雰囲気で食べたい。特に一人で食べる時には、
そうありたいと思うからです。それで今私が毎晩何処に行く
かと言うと、自分が泊まっている安ホテルのレストランに行
きます。このホテルはホテルよりもレストランの方が本格的
に営業されているように私には見えましたので、投宿した
翌日に早速そこを利用しました。

まあこれは、何回か利用してみて判ったことですが、ここは
個人経営でチェーン店ではない。接客の責任者は、オウナー
の娘さんと思われる女性で、年の頃なら30歳くらい。5歳程の
男の子が居て、時々レストランの片隅で、おばあちゃんと
食事をしています。私が店に入ると、この女性が注文伝票を
持って傍に来てくれます。このレストランは料理の材料を、
店の片隅に置いて、客に見せてくれます。生簀のガラスケース
の中の魚や蟹やシャコや海老、〆てある魚も発泡スチロールの
ケースの中に入れて、野菜、芋,豆などはそのまま、見せて
くれます。私は、素材を選んで、量を少なくしてとお願いして、
調理方法は彼女に任せます。このやり方でがっかりしたことは
一度も有りません。

肝心の味ですが、このレストランはどの料理が出てきても、味
が良いんです。塩加減が良い、油を使ってないのではないかと
思うくらいに抑えてある。私は毎晩食材を変えて、2品選び
ます。昨夜は、手のひら半分程の鰈ともやしを選びました。
もやしは、豚肉の繊切りと一緒に炒めて出てきましたが、しゃ
きしゃき感と豚肉の香ばしさが適度な塩味で、もやしってこん
なに美味しかった?と思うほどでした。

鰈、あの小さな鰈をどうやって食べさせてくれるのか、興味
深深で待っていると、包丁の切れ目も鮮やかに、10匹の鰈が
煮つけで出てきました。感性もぴったり合うねー。こういう
のが食べたかった。

ただ一つの難点は量です。どんなに頼んでも、量が多い。1つ
の料理でも食べきれそうもない量が盛られていて、それが2品
出てきます。4割は残してる感じです。これが本当に勿体無い
です。中華料理とは永遠に一人では食べられない料理であり
続けるのでしょうか。これは次に述べる値段との絡みになる
話でしょう。昨夜は上の料理にご飯が1杯付いて、35元(
525円)ですから、量を減らして、値段を下げるのは嫌なの
でしょう。

今までに、食べたもの。生しらす、玉子とじで。生き渡り蟹、
茹でて。生き海老、酒に付けて踊りで。これらにそれぞれ野菜
を1品料理して貰っています。値段は30-35元(450-525円)
味は、どれも最高でした。海老の踊りは、日本のわさびと醤油
が欲しかったです。渡り蟹のタレは生姜をミジン切りして酢・
醤油に混ぜて出て来ましたが、これは絶品でした。