シャラポアは禁止薬物に手を出したことに対する釈明会見をした。報道陣は「ワッ、引退会見」かと思い会見場に殺到した。しかし最初にシャラポアは引退会見ではありませんと断り、もし引退会見ならこんな場末のホテルではしません、ほらあの絨毯のシミも見えるでしょうと言った。その後釈明会見に移り、涙ながらに自らの無実を訴えた。
シャラポラはその美貌とスタイルでモデルや超有名ブランドの広告塔として活動し、その年俸は30億円になるといわれる。俺らには想像がつかない世界だ。あの宝くじでさえ１０億円、、、そうなんだよいつの間にこんなに高額になったのだ。1等が当たる確率は1千万分の１という。それを計算軸とするとシャラポアのように運良く生まれる確率は3千万人に一人くらいだ。まあそのくらい稀有なひとだと言いたいのだ。
そんな人がなぜ場末のホテルで、シミのが見える絨毯のホテルで会見をしたかわからないけれど、「こんなところではしませんよ」と言ったことに対して俺はすごい不快感を持った。
あのかわいい笑顔の下には選別意識がしっかりある、まあ正直といえば正直だが、今の地位が他人があっての、貧乏人がいるから金持ちでいられるというのがわかっていない、、、またそういう人を憧れるような、あほな目つきをして、ＴＶで見ていた俺が何だかみじめになってきた。
世界一位になる人は俺などうかがい知れない到達する地平があるのかと思っていたが何だか普通の人のように思えたのだ。