ユニクロ AIでトレンド即応 製造小売業から情報製造小売業へ
というタイトルで朝日の「ウェブ論座」に経済ジャーナリストの片山さんが書いていた。
ユニクロの柳井さんが「作ったものを売る」からもう一歩進み、これからは情報プラットホームをベースにAIを活用して消費者のニーズをリアルタイムに把握して、商品に反映させるという。
片山さんはその課題の一つとして人材の育成ビジョンを現実の世界に落とし込んでいく人材の育成が大事と書いている。
俺にはビッグデーターが方針を出し、それに人々が持つそれぞれの感性によることなく従っていく構図が見える。ユニクロは資本の論理そのままで、お金のない人々に服を作らせ、お金がなく洋服を持てない人たちに過剰に売り込んでいく。まるでアメーバーのように世界の隅々まで増殖していく。そういう意味では素直な資本の論理そのまま、今度はAIがそれを助ける。
町を歩くと広告で見たユニクロ製品を多く見かける、まるでこの季節の流行のように、AIで売れるようになれば、きっと人類の制服のように町々を国々を席巻するのでは。
ユニクロの服はよく考えられているし、値段も微妙に手ごろ、太刀打ちが出来ない、買ってしまう。俺もパンツと売れ残りのTシャツをたまに買う。
古着屋に行くとユニクロ製品はたくさんある。しかし俺はユニクロの服をそこでは買わない、自分で選び名も知らない(俺が不案内のせい)メーカーの服を買うことになる。
服は古着屋でいい、誰にも強制されず、自分で選んで買いたい。
俺が蕎麦屋という仕事に行きついた今も、手打ちそば業から情報製造蕎麦業にはなりたくない。まあ俺にはAIなど利用できる頭脳も力もない、のでこれで良しということか。