朝、田の水を見に行き、田んぼのあぜを一回りしていると、何か変だーなーと思って、腰を落としてよく見ると葉が部分的に黄色になっている。なんかまずいなーと思いつつその葉をちぎって車に持ち帰った。
翌日、やはり水の具合を見にきたらその黄色い枯れた感じが田んぼ全体に広がっていた。これは「いもち病か」とあせった。田を借りて一年目でこれでは申し訳ないとあわてながら見回ると田んぼ3枚とも同じ現象である。最初の尿素だけでも根が活着しやすいように撒いたらと言われたのも断り、無農薬、肥料なしでやりますと強気で地主さんに言った手前もあるし、なんて報告しようかとちょっとパニックになった。
大慌てで後のメンバーに伝え、地主さんを訪ねるとこれは「泥おい虫」でいもちとは違う。このままでもいいと思うが「農協」の相談所に行って聞くといいと言われた。その後相談に行き、まず間違いないと言われ安心した。
俺は大慌てで皆をひっぱり回したようで恥ずかしかったが、イヤーあわてたのだ。
いつもの相談相手のWさんにも電話を2度もしてしまって、折り返しの電話ももらった。 1 5,6年欠かさず田植えをしているがこんなに広がったのは初めて、今までも部分的には見たことあるけど、あまり気にしてなかった。今回は広かったし、虫の写真もとり、聞いて原因もわかった。今までのいい加減さを少し反省。
1,2の黒い虫が泥おい虫、拡大すると緑っぽく透き通っている部分もある。小豆と緑茶を寒天で固めた風合い。3枚目はある友人の玄関の戸の上の所にいる蛇。田舎では虫や動物に縁があり、生態系を感じますな。
昨日、娘を児童クラブに迎えに行き、その足で田んぼの水を見に行った。
道路から田んぼまで坂を下っていくのだがその斜面に木苺が今は盛りとたくさんなっている。娘はそれを見つけ「わー木苺だ!」と言って喜び勇んで採りだした。えーそれはヘビイチゴではないの?大丈夫か?と俺が足を引っ張ると(実際に足を引っ張るわけではない)「ヘビイチゴはこれ、木苺はこれ。」と指し示した。その斜面には数が少ないけど蛇イチゴもあった。
そんな会話をしている所に田植え帰りのM木君夫婦が通りかかった。で、彼に聞くと大丈夫だよ、それは食べられる、ジャムにしてもおいいしいよと答える。
彼が言うなら間違いないと俺の心のなかでは一件落着したが、子供の頃はよく食べてたし、ここに移住してきたときもよく食べていたのに、今は判断がつかなかった、飽きたのか、関心が薄くなって忘れてしまったのか、ちょっとがっくりしてしまった。
草花の名前は元々あまり覚えきれないが、見た目も判断できないとは、これを機会に回りにもう少し真面目に対処しようと反省した。
ちなみに蛇いちごも毒性はないとのことだ。一番下の写真は斜面のエゴの木だ。これはK村君に確かめた。