ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

性的であるような、ないような性的経験

2015-06-21 10:35:37 | 日々の暮らし・思い出
『ノルウェイの森』読み終えたよ。

その時代、その頃の感じがすごく出てた。

なんて下手な表現だろね、やんなるよ。

性的なシーンの描写がたくさん出て来たけど、

いわゆる欲望をそそる、というようなことはなくって、

他の場面と同じようにきちんと読めるのがいい。

村上春樹さんは多分私と同じ年だと思うんだけど、

あの小説と同じ頃の自分の性的であるようなないような経験を思い出したよ。

その頃付き合ってた男の子とよく吉祥寺で会ってた。

吉祥寺は『ノルウェイの森』の主人公のワタナベ君が学生寮から出て住んだ街だ。

吉祥寺だったかどうだったか忘れたんだけど、

男の子とアルバイトの帰りに会って、遅くなって終電も過ぎてしまい、

家族と一緒に住んでる家に帰れなくなり、

今でいうラブホに泊まった。

親が心配することはわかっていたので、

遅くなっちゃったからアルバイト先の女の子の家に泊まると嘘の電話をした。

翌日普通に帰ったら母親が恐い顔をして、

昨夜ナンタラちゃんの所へ泊まったなんて嘘じゃないかっ!

いったい何処へ泊まったんだっ!!と語気強く言ったのだった。

母はそのナンタラちゃんに確認の電話をしていたのだ。

私はナンタラちゃんと辻褄を合わせておくという基本的な事をしてなかった。

まさか確認の電話を母がするとは思ってなかったからね。

もうこりゃしかたないわと観念して、

遅くなっちゃって終電にも乗れなかったから、

一緒に居た男の子とホテルに泊まった、と普通に言った。

そうしたら母は、どうやって寝たっ!?(怒)と聞いて来た。

ベッドに並んで寝たよ、と普通に言った。

そうしたら母は どうして男を下に寝せなかったんだっ?(怒)と聞いて来た。

寒くてそんなの可哀そうだから、と普通に言った。

季節は冬だったしね。

母は私のその返事に納得せざるを得ないような、でも

もっと何か言いたいような表情をしてたので、

自分からなにか言った方がいいなと思って、

「でも悪いことは何もしてないから」と私は言った。

楽しいことはしたけど、悪いことはしてないから・・・

と思っていたので、それは言わなかったけど、

自信を持って悪いことはしてないって言ったのだった。

そうしたら母は「当たり前だっ!」と言ったのだった。

その時なんだか庭に弟が出ていて、ドジやなぁ・・あんたアホや・・という顔つきで

部屋の中の私を見ながら通り過ぎていったのをよく憶えている。

その後、まだ何か母は言いたそうにしてたから、やっぱり私からと思って、

もう二度とこんな事しません、と土下座した。

それで一連の出来事は終わった。そのとき、

母をこんな思いにさせることは二度としないと思った。

ばれるような嘘はこれからつかないようにしようと思った。




コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。