ローカル新聞の一面。「２８００万ドルの下水改善工事 ２０１６年１月に開始」の見出し。２０１６じゃなくて２０１７の間違い。これから始まる話だからね。６の上から手書きのマジックで７と書き直してある。誰にでも間違いはある。
ローカル新聞の一面。「２８００万ドルの下水改善工事 ２０１６年１月に開始」の見出し。２０１６じゃなくて２０１７の間違い。これから始まる話だからね。６の上から手書きのマジックで７と書き直してある。誰にでも間違いはある。
３月、４月の記録的な渇水のことを思えば、まったく文句はないが、長い雨ではある。一日中降り続くわけではないけれど、断続的に降る。どこもかしこも湿っぽい。こんな時は外の階段やコンクリートにすぐコケが生えてつるつるに滑るから気を付けなくてはいけない。毎年恒例のインディペンデンスデイテニストーナメントも高圧洗浄機によるコートのコケの清掃から始まって、水を掻いて乾かしてやっと試合、と思ったらまた雨。雲の流れを見てアイライは雨だけどコロールは晴れてるという見立てでシングル決勝はPPRに移動。細切れにスケジュールや場所をあちこちに移動しながらやっと全日程を終えた。まあ、しょうがないね。でも雨が降って一番困ることは、ネットが通じなくなること。それとなぜかテレビが見れない。電話が使えない。ネットカフェに行ってもネットが繋がらない。繋がらないんだけど、とカウンターのお姉さんに訴えると、「雨のせいだからしょうがないね。だって朝からずっとだもん。」って。。もう一軒ある本店の方の様子を聞いてみる。「あっちもダメなの？」「もうパラオ中、どこでもおんなじよ～。」 そうですか。じゃあしょうがないね。ふう。コーヒーだけ飲んで帰るとしますか。
パラオで使うのにちょうどいいと思って、姪っ子とおそろいのバンダナ風のバッグをWEGOで買った。コットンで簡単に洗えそうだし。小さく折りたためるし、かわいい。湿気の多いパラオでは皮製品はすぐにカビが生えてしまう。前に使っていたビニール製のものもカビにやられてしまった。日焼けもするし、ジュースなんか入れたら濡れるし、もったいなくないすぐに洗えるものがいいと思う。気に入って使っていたら今日、買い物に行ったお店でパラオ人の女の子に、「あなたのバッグ、かわいいね～！どこで買ったの？」って聞かれた。「日本で買って来たのよ～。」というと残念そうだったが、見知らぬ人にこういうふうに言われることはままある。道を歩いていると「そのTシャツいいね！」とか言われる。「ありがとう！」と答えるが、日本ではなかなかできないな、と思う。一度、日本のショッピングセンターでパラオのTシャツを着ている人を見かけた。というかエスカレーターで私の前に立ったのだ。パラオではよく見るTシャツで、どこのお店で売ってるかも知っているので嬉しくなった。「あら！パラオに行ってきたんですか？○○のお店のTシャツですよね！」と話し掛けたかった。のどまで出かかって止めた。「変な人」って思われるかな～って思っちゃって。日本で他人に向かって突然「あなたのTシャツいいね！」って言う人はなかなかいないもんね～。（笑）
日本に暮らしているとこんなこと考えられないだろうし、まあストレスというほどのことでもないんだけど、当然こうであろうということがそうでないという小さいことがいっぱいある。例えばリモコン。エアコンの。押しても押しても効かない。強く押してみたり長く押してみたり、指の先に力を入れたり、横に力を入れたり、工夫に工夫を重ねてやっとついたと思うと、今度は消せない。。電池が弱いわけではないのだ。新しいのに取り替えたって同じなのだ。温度等を表示する液晶の部分はもう真っ黒になって何も見えない。３部屋に同じエアコンがついているのであっちのリモコン持って来たりこっちのリモコンで試したりして中でもマシなものをだましだまし使っている。１回エアコンをつけるのに５回以上はスイッチを押すのが日常になっているため、日本に行ったとき妹のところのエアコンが１回でついたのにちょっとビックリしてしまった。それと同様電話のプッシュボタン。これもひとつひとつ力を込めて押さなければいけない。あれ、かからないな、と思った時は押したはずの番号が力不足で有効でなかったりする。これについては特に不満に思ったことはなかったが、私が日本に行っている間に故障して夫が新しい電話機に変えていた。Panasonicのもの。これが素晴らしい！簡単にピッとボタンが押せる。（あたりまえである。）力もいらないし、押せたのかどうかの確認もいらない。ああ、素晴らしい！ 電話のボタンが押せることがこんなに幸せだとは知らなかった。アパートの鍵の開け方にはもう慣れた。カチッと最後まで差し込んではいけない。そうするといくらガチャガチャやっても開かない。１ミリ手前でストップ。そしたらスイッとなんなく開く。そうだ、さっきのエアコンだが、これは２か月に１回ぐらい水が漏れて下に置いてあるテニスラケットがビショビショになる。メンテナンスのフィリピン人に直してもらうが、排水のチューブが詰まるのだそう。何回直しても同じことがおきる。だから水の滴る音に妙に敏感になり、それ用のバケツも常備し、いざとなったらサッと対応できるようになった。この技術、いつか役に立つ日があるだろうか。。 普通のエアコン、普通のリモコンが欲しいなあ。。
