コロコロコロール通信

南洋の小さな島に暮らす家族の日記

サンクスギビング

2010-11-25 23:17:16 | 行事

サンクスギビングで学校は木曜日から日曜日までお休みのロングウィークエンドになります。今日は祝日でお父さんも休みです。息子は朝のミサだけ。そう言えば毎年この日はカルボス(刑務所)の囚人のために缶詰やラーメンを持って行っていたのに、今日は何も持っていかなかったなー。忘れたのかもしれない。ミサが終わるとクラスメート数人と一緒に帰ってきました。バタバタバタという足音と犬の吠える声。何事かと思って玄関のドアを開けると走って帰ってきたと思われる汗だくの子供達の後ろに4、5匹の犬が今にも飛びかからんばかりにモーレツに吠えています。あわてて家に入った子供達はゲラゲラ大笑いしています。ちょっと~、笑い事じゃないよー。犬が放し飼いになっているパラオでは気をつけてないと犬に噛まれることもあるのです。昼間は大丈夫ですが、早朝や夜は棒を持って歩くなどの防犬対策が必要です。まあここは狂犬病がないですからね、それは幸いなのですが。
さて、今日はサンクスギビングですからランチに行かない?と誘っても子供達は家で遊んでいたいとのこと。そうですか。まあ、もう親より友達なんですよね。仕方がありません。久しぶりに晴れ渡った空、青い海を眺めながらお父さんと二人で静かな大人のランチ。ゆったりした時間。これもまた悪くはないね。
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ジャパンフェア

2010-11-21 23:40:17 | 行事

大使館主催のジャパンフェア。今年はパラオハイスクールのカフェテリアで。本島(バベルダオブ島)の各小学校からも生徒達がバスに乗って来てくれて、用意された椅子は満席、立っている人もたくさん、スナックのきな粉餅も好評で大盛況でした。パラオ人はお餅が大好きですからね。日本からのお土産何がいい?と聞くと「モチ~」とか、「アラレ~」とか言われます。戦前の日本統治時代からの日本文化が今でも生活に残っています。統治時代から今に至るまで、世界一の親日国と言われるパラオですが、もう統治時代を知る世代もだいぶ高齢になってきました。それでも小さい子供達が日本に興味を持って近く感じてくれているのは嬉しいことです。日本政府はパラオ人を対象にスカラシップも提供しています。新しい世代が引き続き親日でいてくれるように、私達も友情を保つ努力が必要ですね。
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ヤサイ

2010-11-18 10:17:13 | 食べ物

ほぼ毎朝やってくる中国人の野菜売りがどういうわけかここしばらく来ませんでした。どうしたのかなー、何かあったのかなー、と心配していたら、しばらくぶりに今朝「ヤッサーイ!」の声が。「あ~、どうしたの~?しばらく来なかったよね。何かあったの~?」と聞きたいのだけれど、なんせ英語が通じないから仕方がありません。とりあえず言ってみますが、やっぱりダメだ、通じない。。 話題は野菜のことのみ。1ドルか、2ドル。今日はダイコン、マルコソ(ニガウリ)、オクラ、ナスをそれぞれ1袋1ドルで、そして彼のお勧めの大きなパパイヤ。いいのかな、こんなに大きいのがたった2ドルで。最大計測重量2キロのハカリで量りきれませんでした。お隣さんが大きく育ちすぎたパパイヤの木を切り倒しています。青いパパイヤがたくさん転がってきました。いくつかもらって青パパイヤのサラダにしましょう。
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ネズっち

2010-11-14 12:49:29 | 生き物

この間から夜になるとカサコソカサコソ、キッチンの方で何か音が聞こえます。ゴミ箱にかけたレジ袋に何かが触っている音です。えー、やだなー、なんだろう。。うちにはヤモリがたくさん住んでいますから、ヤモリだったらいいなと思いながらそっと近づいて脅かすようにゴミ箱を叩きます。するともう中には何もいないのです。きっとヤモリだったに違いない、と思い込んで戻ります。しばらく音も聞こえずにもう忘れかけた頃、洗濯室のカーテンが揺れてかすかに音をたてました。え?と振り返るとなにか小さい黒いものが視界の隅に見えたような気がしました。イヤな予感。。 一応バナナが食べられていないかチェック。バナナは大丈夫なようです。ニンニクは?ダシの素は? 以前、アイツが出没した時にはバナナを齧られ、ニンニクが盗まれ、ダシの素を持っていかれ、思う存分食い散らかしたカスが冷蔵庫の裏に散乱していたのです。それから私とアイツの知恵比べが始まりました。最初に仕掛けたオーソドックスなバッチン式の罠は完全に私の負け。何度仕掛けてもエサだけが上手に食べてありまったくひっかかる様子はありませんでした。次に仕掛けたのは最新式の迷路式の罠。真ん中に置いたエサの匂いに誘われて迷路に入ったら最後、自動的に入口が閉まる仕掛けになっており、あとはかかった獲物を見ることなく衛生的に始末ができますというフレコミのものでした。これなら!と高いお金を出して大きな期待と共に仕掛けたものの、全然ダメ。見向きもされませんでした。く~っ。勝ち誇ったように笑っているジェリーの姿が見えるようでした。最後に望みを託したのが、ゴキブリホイホイ式の粘着シートタイプ。こんなチャチなものにかかるんだろうか?という疑問はあったものの、とにかく何でも試す他はなく、おいしそうなエサを真ん中に置き、通り道と思われる場所に設置します。それでも簡単にはかからずに何度かそこを通ったような足跡だけを粘着シートに残し、すり抜けて行ったことがわかりました。クッ○~!!もう完敗か、と諦めかけた朝、私を起こしに来てくれた夫がさらっと「あ、かかってたよ。」と教えてくれました。毛のない足だけだったらすり抜けられると油断したんでしょうね、余裕で何度か通っているうちに転んでしまったようです。ジェリー、まさに一生の不覚。かかっていたのは5センチぐらいの小さな二十日ネズミでした。
そんな苦労をして勝利した戦いでした。もう1匹たりとも家には入れないつもりでいたのに、いったいいつどこから入ってきたのか。今回は前の経験を生かして最初からホイホイ式で行きます。仕掛ける場所も熟考してエサは好物のニンニクとホンダシ。取説にも書いてあったように、「最初の一撃が肝心です。」 果たして、作戦大成功!ふう~。今回はたった一晩で攻略。経験を通して熟練の域に達してきました。
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誕生日プレゼント

2010-11-08 17:41:42 | 食べ物

昨日は大事な人の誕生日だったので、息子と2人でちょっとしたプレゼントを持って挨拶に行きました。年をとって自由に動くことができないので行くととても喜んでくれます。パラオ人は子供もよくかわいがります。
子供も大人の言うことをよく聞きます。おじいさんに言われて庭の掃除をしたり、家と家の物のやりとりに「今子供に持っていかせるから。」と子供を使ったり、「おいしいものを作ったから子供に取りにこさせて。」とか。テニスコートではうちの息子も「○○、この水筒に水を汲んできて。」とか「タオルを持ってきて。」とか言われて使われます。パラオ式ではこういうところで子供は「イヤだ」とか「自分でやれば?」とか言うことはありえません。「OK!」と言ってちゃんと従います。うちではあまり私の言うことなんかきかない息子もパラオ人に言われるとパラオ式にちゃんと、むしろ嬉々としてやっています。
昨日お誕生日だったおばあちゃんから「バナナがあるから取りに来て。」と電話がありました。大きくて立派なバナナ~。ありがとう!
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